2016年12月17日
第18回「ホテルオークラ音楽賞」は、指揮者・作曲家・ピアニスト・チェンバリスト・オルガニストの鈴木優人とチェリストの新倉 瞳が受賞した。
授賞式と記念演奏会は、2017年2月28日(火)、ホテルオークラ東京で開催される。
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指揮者・作曲家・ピアニスト・チェンバリスト・オルガニストの鈴木優人(1981年生まれ)は、東京芸術大学作曲科を経て、同大学院古楽科修了。オランダ、ハーグ王立音楽院修士課程で学び、オルガン科を首席で修了。アムステルダム音楽院で学ぶ。2005年オリジナル楽器を用いてバロック音楽から現代音楽までを演奏するアンサンブル・ジェネシスを結成。2008年マルチメディアの手法を用いてドイツリートの普及を図る日独リートフォーラムを結成。2009年、声楽アンサンブル ヴォクス・ルミニスの首席オルガニストに就任。 2012年、英グラモフォン・アワード(英語版)総合大賞受賞。現在、オランダ在住。
チェリストの新倉 瞳(1985年生まれ)は、ドイツ・デュッセルドルフから11歳で帰国し、桐朋女子高等学校音楽科卒業。2006年12月紀尾井ホールにてデビューリサイタルを行う。2007年横坂源、堀内詩織、宮田大らの桐朋学園大学の同期生とチェロ四重奏「チェリステン桐」を結成。2008年桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。2009年「第5回ルーマニア国際音楽コンクール」室内楽部門第1位。同年9月よりスイスのバーゼル音楽院に留学。2010年には崎谷直人(バイオリン)、沼沢淑音(ピアノ)とピアノ三重奏「ピアノ・トリオ」を結成。2015年「インターナショナル・ヴェラン・クラシコ」チェロ部門第1位。現在、スイス・チューリヒ在住。
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2016年12月15日
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(LFJ)『熱狂の日』音楽祭2017」の開催日が2017年5月4日(木・祝)・5日(金・祝)・6日(土)のゴールデンウィークに決定した。
テーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。ルネサンスから今日まで600年間にわたるダンスと音楽の密接な関係をたどる。
主な出演は、ピアニスト―アルゲリッチも絶賛するネルソン・ゲルナーが初参加、レミ・ジュニエ、小曽根真をはじめ常連や若手も多数出演。オーケストラ― フランス国立ロワール管弦楽団、オーベルニュ室内管弦楽団、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィアが来日するほか、新日本フィルハーモニー交響楽団が出演。和太鼓奏者 林英哲が今年も登場。注目のパーカッショニスト シモーネ・ルビノとの共演も。メキシコの伝統音楽アンサンブルTembembe(テンベンベ)など民族音楽のグループが初来日。
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<ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017】実施概要>
■催事名: ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017
■テーマ:ラ・ダンス 舞曲の祭典
■開催日: 2017年5月4日(木・祝)・5日(金・祝)・6日(土)
■会 場: 東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町エリア
■公演数(予定): 約350公演(うち有料公演122公演)
■来場者見込み: 約43万人(うち東京国際フォーラム 約37万人)
■主催: 株式会社東京国際フォーラム
■企画制作: CREA/KAJIMOTO
■公式サイト: http://www.lfj.jp
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2016年12月13日
2017年度から広島交響楽団の音楽総監督に就任する下野竜也の要請を受け、この度クリスティアン・アルミンクが、2017年4月より広島交響楽団の首席客演指揮者に就任する。任期は下野竜也音楽総監督と同じ5年。
指揮のクリスティアン・アルミンクは、ウィーン生まれ。ウィーン国立音楽大学で学んだあと、ボストンの小澤征爾のもとで研鑽を積み、ヤナーチェク・フィルの首席指揮者、ルツェルン歌劇場およびルツェルン交響楽団の音楽監督などを経て、2003年から13年まで新日本フィルの音楽監督を務めた。2011年ベルギーの国立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督に就任。2017年4月広島交響楽団首席客演指揮者に就任。
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2017年シーズンからの広島交響楽団の新体制は次の通り。
音楽総監督:下野竜也
終身名誉指揮者:秋山和慶
首席客演指揮者:クリスティアン・アルミンク
ミュージック・パートナー:フォルクハルト・シュトイデ
平和音楽大使:マルタ・アルゲリッチ
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2016年12月13日
平成28年度「咲くやこの花賞」の音楽部門[室内楽]は、高田泰治が受賞した。
「咲くやこの花賞」は、創造的で奨励に値する芸術文化を通じて大阪文化の振興に貢献し、かつ将来の大阪文化担うべき人材(個人または団体)に対し、一層の飛躍の期待を込めて大阪市が昭和58年度から贈呈している賞。
ピアノ、フォルテピアノ、チェンバロ奏者の高田泰治は、2002年3月大阪音楽大学大学院音楽研究科器楽専攻ピアノ・ソロ研究室修了と同時に中野振一郎のもとでチェンバロを学ぶ。高田はチェンバロ奏法を基調にしたピアノ奏法によって19世紀のサロン音楽を中心に活動を展開。また日本テレマン協会の演奏家たちとの共演を通じて研鑽を積み活動の場を広げて来た。さらに定期的にドイツへ赴き、フォルテピアノをミュンヘン音楽大学のクリスティーネ・ショルンスハイム氏に師事。
贈呈式は、平成29年2月27日(月)18時30分から大阪市中央公会堂で行われる。
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<平成28年度「咲くやこの花賞」受賞者>
美術部門[現代美術] 大﨑のぶゆき
音楽部門[室内楽] 高田泰治
演劇・舞踊部門[文楽・人形遣い] 吉田簑紫郎
大衆芸能部門[落語] 桂佐ん吉
文芸その他部門[作家] 門井 慶喜
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2016年12月11日
2016年度第23回「志鳥音楽賞」は、豊橋交響楽団と長崎ハンドベル コミュニティーの2団体が受賞した。
「志鳥音楽賞」(主催:クラシック音楽興隆会)は、地域に密着した幅広いクラシック音楽の普及活動によってクラシック音楽の愛好家層の拡大に貢献のあった個人または団体に対し、その功績をたたえ、その活動を支援する趣旨で、毎年、応募者の中から選考した個人または団体に賞金(1回につき100万円)を贈呈する。
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豊橋交響楽団(愛知県豊橋市/会長:足木準治氏)
長崎ハンドベル コミュニティー(長崎県長崎市/会長:大串秀人氏)
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2016年12月06日
タワーレコードは、2016年タワー・オンライン、クラシカルで売れた「輸入盤TOP40」と、話題となった「国内・話題盤10タイトル&関連アイテム」そして、「タワーレコード企画盤TOP20」を発表した。
【クラシック輸入盤TOP40】
<第1位>
アーノンクール(指揮)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第4番
<第2位>
コパチンスカヤ(ヴァイオリン)、
クルレンツィス(指揮)ムジカエテルナ
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、
ストラヴィンスキー:結婚
<第3位>
朝比奈隆(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版)
【クラシック国内・話題盤10選】
<第1位>
広上淳一(指揮)
東京ガーデン・オーケストラ
サンダーバード 音楽集 〜オリジナル・スコアによる
<第2位>
サラ・ブライトマン
GALA – ザ・コレクション
<第3位>
Various Artists
ナチュラル・ヒーリング〜四季のクラシックと、日本の自然音
【タワーレコード企画盤TOP20】
<第1位>
セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団、他
ベートーヴェン:交響曲全集(2016年DSDリマスター)
<第2位>
アルゲリッチ(ピアノ)コンドラシン(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、バイロイト放送交響楽団
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
<第3位>
セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
ベートーヴェン:序曲集
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2016年12月03日
和歌山県は、読売日本交響楽団より、南葵音楽文庫の寄託を受けることになった。
南葵音楽文庫は、紀州徳川家の第16代当主である徳川頼貞が、私財を投じて建設したわが国初の音楽専用ホール「南葵楽堂」に併設された音楽図書館に所蔵されていた音楽書・楽譜のコレクション。ベートーベン直筆の楽譜やインキュナブラと呼ばれる初期の印刷本といった貴重資料が含まれている。
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2016年12月01日
2016年度第54回「レコード・アカデミー賞」(音楽之友社)の大賞は小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラによる「バルトーク:歌劇“青ひげ公の城”」が 選ばれた。
「レコード・アカデミー賞」は、音楽之友社が月刊「レコード芸術」誌の「新譜月評」で高い評価を得たものの中から部門ごとに選定するもの。
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【大賞 オペラ部門】
バルトーク:歌劇“青ひげ公の城”(全曲)
小澤征爾指揮サイトウ・キネンo
マティアス・ゲルネ(Br)エレナ・ツィトコーワ(S)他
[デッカ D UCCD-1431]
【大賞銀賞 交響曲部門】
ニールセン/交響曲全集
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
フランクフルト放送so,他
[RCA D SICC-30257~9]
【大賞銅賞 声楽曲部門】
ボストリッジ/シェイクスピア・ソングズ
イアン・ボストリッジ(T)
アントニオ・パッパーノ(p)他
[ワーナー・クラシックス D WPCS-13553]
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2016年11月28日
指揮者の尾高忠明が、2017年4月より大阪フィルハーモニー交響楽団のミュージック・アドヴァイザーに、2018年4月より音楽監督に就任する。
大阪フィルは、2014年に首席指揮者に就任した井上道義が、3年の任期を終え、2017年3月31日をもって退任する。後任には井上道義とも親交が深く、大阪フィルとは40年以上の関わりを持つ尾高忠明を、来年度からミュージック・アドヴァイザー、2018年度からは音楽監督として迎かえることになったもの。
尾高 忠明(1947年生まれ)は、神奈川県鎌倉市出身。桐朋学園大学で斎藤秀雄に指揮を師事。第2回民音指揮者コンクールで第2位に入賞。NHK交響楽団指揮研究員を経て、ウィーン国立音楽大学に留学、ハンス・スワロフスキーに師事。1974年から長年にわたり東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を務め、現在は桂冠指揮者。1987年にBBCウェールズ交響楽団首席指揮者(現在は桂冠指揮者)に就任し、大英帝国勲章、エルガーメダルなどを受章した。1992年からは、読売日本交響楽団常任指揮者を6年間務め、現在は名誉客演指揮者。1998年から、札幌交響楽団常任指揮者、音楽監督を務め、現在は名誉音楽監督である。2010年から、NHK交響楽団正指揮者を務める。2010年-2012年、メルボルン交響楽団首席客演指揮者。現在、東京芸術大学音楽学部指揮科教授。
なお、大阪フィルは来年創立70周年を迎える。
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2016年11月23日
第2回「宗次ホール ツィゴイネルワイゼンヴァイオリンコンクール」(審査委員長:大谷 康子)が開催され、橘和 美優が優勝した。
同コンクールは、「ツィゴイネルワイゼン」演奏を得意としている演奏家が出場し、日本一のツィゴイネルワイゼン弾きを競うもの。
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第1位 橘和 美優
第2位 大島 理紗子
齋藤 碧
第3位 該当なし
聴衆賞 大島 理紗子
宗次オーナー賞 大島 理紗子
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