クラシック音楽 ニュース


2016年2月17日

◆第64回「尾高賞」、権代敦彦:「オーケストラのためのViceVersa ―逆も真なり―(2015)」が受賞


 NHK交響楽団「尾高賞」は、今回、国内53の音楽団体、音楽大学等に推薦を依頼し、14団体から33曲の推薦を受けた後、選考委員による慎重審議の結果、権代敦彦:「オーケストラのための Vice Versa ―逆も真なり―(2015)」に決定した。

 なお、第64回「尾高賞」の贈呈式と受賞作品の演奏は、6月28日(火)東京オペラシティコンサートホールで開催される「Music Tomorrow 2016」(指揮:下野竜也)で行われる。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年2月16日

◆小澤征爾、グラミー賞受賞


 指揮者の小澤征爾がグラミー賞の最優秀オペラ録音部門で受賞した。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年2月15日

◆新日本フィル、9月から上岡敏之が音楽監督に就任 


 新日本フィルハーモニー交響楽団(新日本フィル)は、2016年9月に上岡敏之が音楽監督に就任すると正式に発表した。これまで新日本フィルは、3年間音楽監督不在であった。

 上岡敏之(1960年生まれ)は、東京藝術大学で指揮、作曲、ピアノ、ヴァイオリンを学ぶ。2年後、ロータリー国際奨学生としてハンブルク音楽大学に留学し、クラウスペーター・ザイベルに指揮を師事。キール市立劇場のソロ・コレペティトール及びカペルマイスターとして、歌劇場でのキャリアを開始。エッセンの市立アールト劇場第一カペルマイスター、ヘッセン州立歌劇場音楽総監督、ザールランド州立歌劇場音楽総監督等を歴任。

 現在、ヴッパータール市立歌劇場インテンダント兼音楽総監督(2015/16シーズン)。2016/2017シーズンよりコペンハーゲン・フィル チーフコンダクター。手兵ヴッパータール響とは2 度の日本ツアーも成功させた。日本では新日本フィル、読売日響等と共演。ザールブリュッケン音楽大学指揮科正教授。

 2007年第15回渡邊暁雄音楽基金音楽賞・特別賞、2015年第13回齊藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。2015年4月に新日本フィルのアーティスティック・アドバイザーに就任。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年2月10日

◆「音楽クリティック・クラブ賞」、福原寿美枝、田中 勉、小曲俊之が受賞


 2015年度 (第36回)「音楽クリティック・クラブ賞」の受賞者が次のように決定した。

   本 賞   福原寿美枝 (メゾソプラノ歌手)

            堺シティオペラ第30回記念定期公演「カルメン」(15.9.5~6、大阪狭山市文化会館
            SAYAKAホール)
   
   本 賞   田中 勉    (バリトン歌手)

            ヴェルディ/歌劇「ファルスタッフ」(15.10.30/15.11.1、ザ・カレッジ・オペラハウス)
   
   奨励賞   小曲俊之   (トランペット奏者)

             日本センチュリー交響楽団 いずみホール定期演奏会 No.28(15.9.25、いずみホール)

 「音楽クリティック・クラブ賞」は、関西に在住する音楽評論家でつくる「音楽クリティック・クラブ」が主催する音楽賞。関西音楽界の一層の活性化を図ろうと、毎年12月に、直近の1年間に関西圏で開催された演奏会のなかから、最優秀とみとめられたものに「音楽クリティック・クラブ賞」、著しい成長を示し今後の活躍が大いに期待されるものに「音楽クリティック・クラブ賞 奨励賞」を贈っている。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年2月04日

◆ヴァイオリニストの岩淵龍太郎が死去(享年87歳)


 元NHK交響楽団コンサートマスターでヴァイオリニストの岩淵龍太郎が死去した。享年87歳。葬儀は近親者で営まれた。

 東京大法学部を中退し、1949年に日本交響楽団(現・NHK交響楽団)に入り、後にコンサートマスターを務めた。

 プロムジカ弦楽四重奏団を結成。初代京都コンサートホール館長。京都市立芸術大名誉教授。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年2月01日

◆フルート奏者のオーレル・ニコレが死去(享年90歳) 


 名フルート奏者のオーレル・ニコレが死去した。享年90歳。

 オーレル・ニコレは、1926年、スイスのヌーシャテルに生まれる。1947年パリ・コンセルヴァトワールの卒業コンクールで優勝。1948年ジュネーブ国際コンクールで優勝。

 ベルリン・フィルの首席フルート奏者を務め、その後、ソロ活動を行う。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年1月31日

◆NHK交響楽団、創立90周年記念「特別演奏会」発表


 NHK交響楽団は、2016年に創立90周年を迎えたが、90周年記念企画として下記の3公演「特別演奏会」を開催する。

 首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ、名誉音楽監督シャルル・デュトワ、そして名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットと、今N響ともっとも深い絆で結ばれた3人の世界的指揮者と共に、「今この指揮者で一番聴いてみたい」というプログラム。

                                ◇

①マーラー「一千人の交響曲

2016年9月8日(木)7:00pm NHKホール

マーラー:交響曲 第8番 「一千人の交響曲」

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

独唱・合唱:未定

②ビゼー「カルメン」<第1851回定期公演(Aプログラム)>

2016年12月9日(金)6:00pm、11日(日)3:00pm NHKホール

ビゼー:歌劇「カルメン」(全4幕・演奏会形式)

指揮:シャルル・デュトワ

独唱:ケイト・アルドリッチ(カルメン) ほか

合唱:新国立劇場合唱団、NHK東京児童合唱団

③ベートーヴェン「第9」演奏会

2016年12月21日(水)7:00pm、23日(金・祝)3:00pm、24日(土)3:00pm、25日(日)3:00pm NHKホール

ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱つき」

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット

独唱:未定

合唱:東京オペラシンガーズ

コメント/トラックバック投稿 »



2016年1月30日

◆NHK BSプレミアム、「ピエール・ブーレーズ IN ルツェルン音楽祭」放映


 NHK BSプレミアムの「プレミアムシアター」で、ピエール・ブーレーズを偲んで「ピエール・ブーレーズ IN ルツェルン音楽祭」が、1月31日(日) 深夜24時20分~27時45分放映される。

 フランスの現代作曲家であり、指揮者としても活躍したピエール・ブーレーズが、1月5日、90歳で逝去した。

 今回は、現代音楽界の巨匠をしのんで、生前の彼を知る作曲家の野平一郎、藤倉大へのインタビューを交え、その活動を振り返る。

 自身の作品を指揮した「ブーレーズ IN ルツェルン」、貴重な来日公演の記録「ブーレーズ指揮グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団演奏会」などが放映される。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年1月28日

◆ニューヨーク・フィル、次期音楽監督にダラス響音楽監督のヤープ・バン・ズベーデンが就任


 ニューヨーク・フィルハーモニックは、アラン・ギルバートに代わり、次期音楽監督にオランダ人指揮者のヤープ・バン・ズベーデン(55歳)を任命した。

 ズヴェーデンは、アムステルダム出身。ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学ぶ。1979年から1995年までアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサート・マスターを務める。その後指揮者に転向。

 2008年からダラス交響楽団の音楽監督、2012年から香港フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督などを務めている。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年1月26日

◆札幌交響楽団、佐藤俊太郎と垣内悠希が指揮者に


 札幌交響楽団は、4月に、2人の指揮者、佐藤俊太郎と垣内悠希を「札幌交響楽団指揮者」として迎える。

 佐藤俊太郎は、1972年生まれ、英国・王立音楽院に学び、英国、北欧などで実績をつんできた。

 垣内悠希は、1978年生まれ、ウィーン国立音楽大学に学び、2011年ブザンソンコンクールに優勝。

 共にヨーロッパできたえた実力と若い柔軟性を併せ持つ2名は、広大な北海道をフィールドに普及目的から教育活動までを行う、地理的にも内容的にも幅広い札響の活動の担い手として、4月からさまざまな演奏会を指揮する予定。

コメント/トラックバック投稿 »