クラシック音楽 ニュース


2015年1月17日

◆新日フィルの次期音楽監督に上岡敏之が就任


 指揮者の上岡敏之が、2016年9月から2021年8月末の5年間、新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督に就任する。

 就任に先立ち、2015年4月からは、アーティスティック・アドヴァイザーとして積極的に新日本フィルに関わることになっている。

 音楽監督就任後は、自主公演(定期演奏会など)の1/3~1/2に出演する予定。

 上岡敏之は、東京芸術大学で学ぶ。ロータリー国際奨学生として、ハンブルク音楽大学に留学。1992年から1996年まではエッセンの市立アールト劇場の第一カペルマイスターを務め、その後、8年間にわたり、ヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇場の音楽総監督を務めた。1998/99シーズンより、ヘアフォートの北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も歴任。2004年からは、ヴッパータール市立歌劇場音楽総監督に就任。2009年から5年間ザールランド州立歌劇場音楽総監督に転身する際に、ヴッパータール市からの強い要請を受けてヴッパータール響の首席指揮者も兼任。そして、2014年シーズンよりヴッパータール市立歌劇場のインテンダントに就任したのを機に、同歌劇場の音楽総監督にも返り咲き、現在に至っている。2004/05年の冬学期からは、ザールブリュッケン音楽大学の指揮科正教授の要職にある。

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2014年12月30日

◆第56回日本レコード大賞発表


第56回日本レコード大賞が発表された。

【 日本レコード大賞 】

「R.Y.U.S.E.I.」 / 三代目 J Soul Brothers
           from EXILE TRIBE

【 最優秀新人賞 】

西内まりや

【 優秀作品賞 】

「雨のち晴レルヤ」 / ゆず
「さよならの前に」 / AAA
「Darling」 / 西野カナ
「ちょいときまぐれ渡り鳥」 / 氷川きよし
「東京VICTORY」 / サザンオールスターズ
「熱情のスペクトラム」 / いきものがかり
「ファミリーパーティー」 / きゃりーぱみゅぱみゅ
「炎と森のカーニバル」 / SEKAI NO OWARI
「ラブラドール・レトリバー」 / AKB48
「R.Y.U.S.E.I.」 / 三代目 J Soul Brothers
           from EXILE TRIBE

【 最優秀歌唱賞 】

EXILE ATSUSHI

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2014年12月24日

◆「咲くやこの花賞」、ハープ奏者の福井麻衣が受賞


 大阪市の2014年度「咲くやこの花賞」の音楽部門は、ハープ奏者の福井麻衣が受賞した。

 福井麻衣は、大阪生まれ、スウェーデン育ち。パリ国立高等音楽院ハープ科、室内楽科を経て同音楽院修士課程ハープ科を審査員満場一致の最優秀と審査員特別賞を受賞し、首席で卒業。

 2005年パリ国際ハープ・コンクールにて日本人初の優勝。2012年イスラエル国際ハープ・コンクールにて3位受賞、現代曲の特別賞も併せて受賞。2011年小澤征爾指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ、フランス国立ボルドー管弦楽団の公演に参加。

 2012年度青山音楽賞新人賞受賞。2014年東京、大阪にてリサイタルを行い、ファースト・アルバム「ハープの宝石箱」をリリース。フランス・アミアン地方音楽院にて非常勤講師。日本、ヨーロッパ各地にて演奏活動を行う。現在パリ在住。

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2014年12月21日

◆ワレリー・ゲルギエフがPMFの芸術監督に就任


 パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)の芸術監督にロシアの指揮者ワレリー・ゲルギエフが就任する。任期は2015年―18年の3年間。

 PMFは、1990年にレナード・バーンスタインにより創設された教育音楽祭で、毎年夏に、世界各国から若い演奏家が札幌に集まり、教育を受け、最後にはPMFオーケストラの演奏会が行われる。

 現在では、アメリカの「タングルウッド音楽祭」、イギリスの「シュレスヴィヒホルシュタイン音楽祭」と並び、世界三大教育音楽祭の一つに成長を遂げている。

 PMFの芸術監督は、昨年から空席であった。ゲルギエフは、過去2度にわたり首席指揮者としてPMFに参加したことがある。

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2014年12月20日

◆「第47回日本有線大賞」、水森かおりが受賞


「第47回日本有線大賞」は、水森かおりに決定した。

【日本有線大賞】

水森かおり

【有線音楽優秀賞】

AKB48
大月みやこ
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
JUJU
千昌夫
西野カナ
氷川きよし

【新人賞】

西内まりや
山崎ていじ

【特別賞】

アナと雪の女王

【有線話題賞】

妖怪ウォッチ

【ロングリクエスト賞】

「あやめ雨情」三山ひろし

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2014年12月19日

◆「第13回齋藤秀雄メモリアル基金賞」、チェロの大友 肇と指揮の上岡敏之が受賞 


 ソニー音楽財団(中鉢良治理事長)は、「第13回齋藤秀雄メモリアル基金賞」の受賞者として、チェロ部門は大友 肇、指揮部門は上岡敏之に決定した。

 チェロの大友 肇は、1994年に桐朋学園大学在学中に結成された、日本では数少ない常設の弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」のメンバー。2000年、難関の第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、同時にサルバトーレ・シャリーノ特別賞を受賞。2009年には第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」受賞、クァルテット・エクセルシオが全曲演奏した作曲家グループ「クロノイ・プロトイ」の公演が、サントリー芸術財団から第9回佐治敬三賞を受けた。現在、東京芸術大学室内楽講座の講師及び、サントリーホールの「室内楽アカデミー」で、コーチング・ファカルティを勤め、後進の指導にもあたっている。

 指揮の上岡敏之は、東京芸術大学を卒業後、ハンブルク音楽大学に留学。キール市立劇場でキャリアをスタートさせた。その後、8年間にわたり、ヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇場の音楽総監督を務めた。1998/99シーズンより、ヘアフォートの北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も歴任。2004年からは、ヴッパータール市立歌劇場音楽総監督に就任。2009年から5年間ザールランド州立歌劇場音楽総監督に転身する際に、ヴッパータール市からの強い要請を受けてヴッパータール響の首席指揮者も兼任した。そして、2014年シーズンよりヴッパータール市立歌劇場のインテンダントに就任したのを機に、同歌劇場の音楽総監督にも返り咲き、現在に至っている。

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2014年12月19日

◆第16回「ホテルオークラ音楽賞」、クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)と郷古 廉(ヴァイオリン)が受賞


 第16回「ホテルオークラ音楽賞」の受賞者は、弦楽四重奏団のクァルテット・エクセルシオとヴァイオリンの郷古廉に決定した。

 授賞式および記念演奏会は、2015年3月6日にホテルオークラ東京「曙の間」にて開催される。

【クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)】

  <ヴァイオリン:西野ゆか、山田百子 ヴィオラ:吉田有紀子 チェロ:大友肇>

 年間 70公演を行う日本では数少ない常設の弦楽四重奏団。東京・京都・札幌でベートーヴェンを軸とした王道レパートリーによる「定期公演」、20世紀以降の現代作品に光をあてる「ラボ・エクセルシオ」、人気傑作選「弦楽四重奏の旅」、毎回ゲスト奏者を迎える協演企画「クァルテット・プラス」の4シリーズを展開しつつ全国的に活動。加えて、全国的に、室内楽の普及にも力を注ぐ。現在サントリーホール室内楽アカデミーで後進の指導にもあたっている。

【郷古 廉(ヴァイオリン)】

 1993年生まれ。宮城県多賀城市出身。2006年第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位(史上最年少優勝)。2007年12月のデビュー以来、日本各地のオーケストラと共演。また、国内各所でリサイタルを行う。2013年8月ティボール・ヴァルガ シオン国際ヴァイオリン・コンクール優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞し、国内外で注目される。現在、ウィーン私立音楽大学にて研鑽を積みながら、ヨーロッパにおいても徐々に演奏機会を増やしている。

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2014年12月17日

◆志鳥音楽賞、沖縄県在住の声楽家の翁長 剛が受賞


 2014年度「第21回志鳥音楽賞」は、沖縄県在住の声楽家 翁長 剛に決定した。

 クラシック音楽興隆会(小野敏夫理事長)は、地域に密着した幅広いクラシック音楽の普及活動によってクラシック音楽の愛好家層の拡大に貢献のあった個人または団体に対し、毎年「志鳥音楽賞」を贈っている。

 翁長 剛は、沖縄の洋楽界の技術の向上や発展のため、とくに歴史的にも地理的にもハンデのある沖縄という地にあって、県民にとって普段なかなか接することの出来ないオペラの魅力を伝え、身近なものに感じてもらおうとオペラを中心とした公演を企画・上演し、自らも出演するなどのさまざまな活動をおこなってきた。

 また、「沖縄オペラ協会」を設立して、定期的にオペラ公演を開催(2009年以降は毎年2回公演)、さらに、創設した混声合唱団「アミーチ」はオペラ公演に出演するほか、中高年の生涯教育の一環として地域に根ざした活動を展開するなど、熱意あふれる氏の活動は広く県民に受け入れられるとともに、沖縄の音楽文化発展に大きく寄与している。

 なお、授賞式は2015年1月22日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷において開催。

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2014年12月15日

◆遠山一行が死去(享年92歳)


 クラシック音楽評論家で日本近代音楽館を開設した遠山一行氏が死去した。享年92歳。

 遠山一行氏は、東京出身。東京大学を卒業し、フランス留学を経て、読売新聞の音楽時評を担当。音楽コンクールの審査員や東京文化会館長、桐朋学園大学長、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル音楽監督などを歴任。

 文芸評論家の江藤淳氏、美術評論家の高階秀爾氏らと「季刊芸術」を創刊した。

 1985年紫綬褒章、1993年勲三等旭日中綬章を受章。1998年文化功労者となった。

 妻はピアニストの遠山慶子氏。

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2014年12月15日

◆第24回朝日現代音楽賞、優勝はチェロの山澤慧


 戦後に作曲された現代音楽の演奏を競う「第11回現代音楽演奏コンクール競楽11」(日本現代音楽協会、朝日新聞社主催)が行われ、第24回朝日現代音楽賞は、チェロの山澤慧(26歳)が優勝した。

 2位はヴァイオリンの松岡麻衣子(32歳)、3位は三味線の本條秀慈郎(30歳)、審査委員特別奨励賞はピアノの川村恵里佳(23歳)、聴衆賞はマンドリンの望月豪(34歳)がそれぞれ選ばれた。

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