クラシック音楽 ニュース


バックナンバー 2017年 3月

2017年3月16日

◆第20回国際音楽学会東京大会 (IMS 2017 Tokyo) 、2017年3月19日~23日開催


 2017年3月19日(日)から23日(木)まで東京で、国際音楽学会(IMS=International Musicological Society)の第20回大会(主要会場は東京藝術大学)が開催される。

 これは、アジアで開かれる初めてのIMS大会で、個人発表のほか、基調講演、ラウンドテーブル、RILM/RISM/RIdIM/RIPMのセッションを行う。また、演奏会、ワークショップ、コンサート・シンポジウムの関連行事も開催されることになっている。

 「IMS 2017 Tokyo 大会」のテーマは、音楽学:東西の理論と実践。

                             <予定日程>

1日目 2017年3月19日(日)
     
     オープニング・セッション
     記念コンサート

2~5日目 2017年3月20日(月)~ 23日(木)

     シンポジウム
     ラウンドテーブル
     個人発表
     スタディー・グループ・ミーティング
     研究演奏会

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2017年3月13日

◆「東京春祭」、3月16日~4月16日に東京・上野の会場で開催


 恒例の「東京・春・音楽祭―東京のオペラの森−」(東京春祭)が2017年3月16日~4月16日に、東京文化会館、東京藝術大学奏楽堂(大学構内)、上野学園 石橋メモリアルホールなど、東京・上野周辺の会場において開催される。

 3月16日、東京文化会館で開催される「ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽~ピアノ三重奏の夕べ―ラフマニノフ、ブラームス、シューマン」を皮切りに、最終日の4月16日に東京文化会館で開催される、指揮:スペランツァ・スカップッチ、ソプラノ:クリスティナ・パサローユ、テノール:イヴァン・マグリ、バス:アドリアン・ザンペトレアン、管弦楽:東京春祭特別オーケストラによる「スペシャル・ガラ・コンサート~東京春祭2017 グランド・フィナーレを飾るオペラの名曲たち」まで、多彩な演奏会が繰り広げられることになっている。

 中でも注目は、毎年演奏される「東京春祭ワーグナー・シリーズ」で、今年は「vol.8」として、4月1日、東京文化会館において、「ニーベルングの指環」 第3日「神々の黄昏」(演奏会形式/字幕・映像付)が、マレク・ヤノフスキの指揮、管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)で演奏される。

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2017年3月11日

◆平成28年度(第67回)「芸術選奨」、小山実稚恵(大臣賞)と山田和樹(新人賞)が受賞


 文化庁は、平成28年度(第67回)「芸術選奨」受賞者を発表したが、音楽部門でピアニストの小山実稚恵が大臣賞、指揮者の山田和樹が新人賞をそれぞれ受賞した。

 受賞理由は、小山実稚恵が「小山実稚恵の世界」ほかの成果、山田和樹が「山田和樹 マーラー・ツィクルス」ほかの成果。

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2017年3月07日

◆第15回(2016年度)「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、チェロ奏者・指揮者の酒井 淳が受賞


 第15回(2016年度)「齋藤秀雄メモリアル基金賞」(主催:ソニー音楽財団)のチェロ部門は、酒井 淳が受賞した。指揮者については今回該当者はない。

 酒井 淳は、名古屋生まれのチェロ奏者、ガンバ奏者、指揮者。1986年に渡米。パリ国立高等音楽院を首席で卒業。古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、数々の演奏会とCD録音を手掛ける。室内楽に力を注ぎ、シット・ファスト(ガンバ・コンソート)やカンビニ弦楽四重奏団の創立者として活躍。シャンゼリゼ劇場など欧州の著名な演奏会場に出演。ソロでは、フランス・ヴィオール音楽のスペシャリストとして高く評価される。指揮では近年、フランスのディジョンやリールのオペラ座、オペラ・コミック座にて、シャルパンティエやモーツァルトなどのオペラを上演、成功を収めている。現在、桐朋学園大学特任教授。

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2017年3月06日

◆平成29年度(第28回)「五島記念文化賞」・「オペラ公演助成」決定


 平成29年度(第28回)「五島記念文化賞」として、美術新人賞2名、オペラ新人賞3名の顕彰と5団体の公演に助成をすることを決定した。

 贈呈式は平成29年4月14日にザ・キャピトルホテル東急(永田町)にて行う。

【五島記念文化賞】

  オペラ新人賞:原田太郎(コレペティトゥア)、清水勇磨(バリトン)、竹多倫子(ソプラノ)

【オペラ公演助成】

  関西芸術振興会 『白狐の湯』 芝 祐久 作曲
    〃     『赤い陣羽織』 大栗 裕 作曲
  日本オペラ振興会 『ミスターシンデレラ』 伊藤康英 作曲
  びわ湖ホール 『森は生きている』 林  光 作曲
  横浜シティオペラ 『不思議の国のアリス』 木下牧子 作曲
  ひろしまオペラ・音楽推進委員会 『班女』 細川俊夫 作曲

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2017年3月03日

◆第1回「風と緑の楽都音楽祭 2017」、4月28日~5月5日、金沢市を中心に北陸3県で開催


 2016年年で終了した「ラ・フォル・ジュルネ金沢」に代わる新しい音楽祭「風と緑の楽都音楽祭 2017」(4月28日~5月5日、約170公演)が、金沢市の県立音楽堂を中心に富山、福井を含めた北陸3県で開催される。

 program Ⅰは「クラシック・プレミアム」で、テーマは「ベートーヴェンが金沢にやってきた!」

  ①3日間で交響曲「第1番」から「第九」まで全曲演奏。世界的指揮者たちと3つのオーケストラが集結。(ユベール・スダーン、ユルゲン・ブルンス、チー・チン・ヤン、広上淳一、ベルリン・カンマーシンフォニー、高雄市交響楽団<台湾>、オーケストラ・アンサンブル金沢)
  
  ②3日間で「皇帝」などピアノ協奏曲5曲を全曲演奏。人気ピアニストとオーケストラの饗宴。(バリー・ダグラス、アンナ・フェドロヴァ、ソン・ヨルム、三浦友理枝、近藤嘉宏)
  
  ③4日間でピアノソナタを全曲演奏。なんと、全32曲で総演奏時間は11時間。百花繚乱!世界で活躍するアーティストと地元実力派ピアニストが全曲演奏に挑む(主な出演者:アンナ・フェドロヴァ/ソン・ヨルム/横山幸雄/菊池洋子/金子三勇士/三浦友理枝/近藤嘉宏/渡邉康雄)

 program Ⅱは「邦楽新時代」で、日本が世界に誇る伝統芸能の新たな魅力の発見

 program Ⅲは「くらしっくア・ラ・カルト」で、楽しみながらクラシック音楽に親しむお気軽コンサート

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2017年3月02日

◆第27回「出光音楽賞」、荒木奏美(オーボエ)、小林沙羅(ソプラノ)、反田恭平(ピアノ)が受賞


 第27回「出光音楽賞」は、荒木奏美(オーボエ)、小林沙羅(ソプラノ)、反田恭平(ピアノ)の3名が受賞した。

 「出光音楽賞」は、1990年に制定された出光興産主催の音楽賞で、主にクラシックの音楽活動を対象に、育成という観点から意欲、素質、将来性などに重きを置き、新進の音楽家を顕彰してきた。

荒木奏美(オーボエ)

 1993年10月3日生まれ。東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業し、2016年同大学院修士課程に進学。現在1年次在学中。学内において安宅賞、アカンサス音楽賞受賞。学部3年次在学中にオーディションに合格し、2015年より東京交響楽団の首席オーボエ奏者を務めている。第11回「ソニー国際オーボエコンクール・軽井沢」において日本人、アジア勢においても初の第1位(大賀賞)受賞。併せて聴衆(軽井沢町長)賞を受賞。第17回「日本クラシック音楽コンクール木管楽器部門」グランプリ。

小林沙羅(ソプラノ)

 1983年生まれ。東京藝術大学卒業。同大学院修士課程修了。2010年よりウィーンとローマにて研鑽を積みながら演奏活動を行う。2010年度野村財団奨学生、2011年度文化庁新進芸術家在外研修員。2014年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2015年より日本に拠点を移し活動。藤原歌劇団団員。2006年大学院在学中にオーディションに合格、「バスティアンとバスティエンヌ」バスティエンヌ(神奈川フィルハーモニー交響楽団、井上道義指揮)でデビュー。

反田恭平(ピアノ)

 1994年9月1日生まれ。2012年 高校在学中に、第81回「日本音楽コンクール」第1位、併せて聴衆賞受賞。2013年M.ヴォスクレセンスキー氏の推薦によりロシアへ留学。2014年チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学。2015年にプロとしての第一歩を踏み出す。イタリアで行われている「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門おいて優勝。7月にはデビューアルバム「リスト」を日本コロムビアより発売。

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2017年3月01日

◆千葉県浦安市、4月に「浦安音楽ホール」オープン


 千葉県浦安市に新しい音楽の殿堂「浦安音楽ホール」が4月にオープンとなるが、4月14日、ヴァイオリンの諏訪内晶子とピアノの金子陽子を招き、「こけら落としコンサート(ベートヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番ほか)」が開催される。

 同音楽ホールは、新浦安駅南口から150mの場所に建設された商業ビル内に浦安市がオープンするもの。

 200席の可動式椅子席を用意、文化、芸術、芸能など幅広い発表や公演の場になる。

 残響時間は1.5秒で、このレベルは王子ホールや山野ホール並み。同市では、このホールを国内のアーチストはもとより、国際的にも活躍しているアーチストも招聘することにしている。

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