クラシック音楽 ニュース


2013年4月12日

◆日本音楽コンクール、予選、本選の日程を発表


 2013年度(第82回)日本音楽コンクール(主催:毎日新聞社/NHK)は、予選、本選の日程を次の通り発表した。

【予選】

<会場>トッパンホール

8月24日(土)~9月28日(土)

【本選】

<会場>東京オペラシティ コンサートホール

ピアノ    10月26日(土)

バイオリン 10月27日(日)

声楽     10月28日(月)

オーボエ  10月29日(火)

作曲     10月30日(水)

フルート   10月31日(木)

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2013年4月10日

◆大阪の音楽の殿堂、フェスティバルホール(大阪・中之島)が4月10日、開業


 建て替えのため休館していた大阪の音楽の殿堂、フェスティバルホール(大阪・中之島)が4月10日、開業した。これにより大阪国際フェスティバルが5年ぶりに再開した。

初日を飾ったのは、イタリアから来日したフェニーチェ歌劇場によるガラ・コンサート。

この後、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団などの公演が26日まで続く。

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2013年4月08日

◆NHK交響楽団、第16回(2012年)「最も心に残ったN響コンサート& ソリスト」を発表


 NHK交響楽団は、今回で16 回目を迎える「最も心に残ったN響コンサート& ソリスト」を発表した。これは、2012 年1月~12月に行われた定期公演を、会場や放送で聴いたファンによる投票(450を超える票)を集計したもの。同時に「招聘してほしい指揮者 ベスト5」「招聘してほしいソリスト ベスト5」も発表した。

【最も心に残ったN響コンサート2012】

第1位 12 月Cプロ 第1743 回、12月7、8 日
シャルル・デュトワ(指揮)
ルイ・ロルティ(ピアノ)
ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」
リスト/ピアノ協奏曲 第2 番 イ長調
レスピーギ/ 交響詩「ローマの祭り」「ローマの噴水」「ローマの松」

第2位 10月Cプロ 第1737 回、10月19、20日
ロリン・マゼール (指揮)
ワーグナー(マゼール編)/言葉のない「指環」〜ニーベルングの指環 管弦楽曲集

第3位 12月Aプロ 第1742 回、12月1、2日
シャルル・デュトワ( 指揮)
アンナ・クリスティ、ディアナ・アクセンティ、エドガラス・モントヴィダス、デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソン、青山 貴、ジョナサン・レマル、エロディ・メシェン、村上公太、畠山 茂、エレーヌ・エブラー、天羽明惠、二期会合唱団、NHK東京児童合唱団
ストラヴィンスキー/歌劇「夜鳴きうぐいす」(演奏会形式)
ラヴェル/歌劇「こどもと魔法」(演奏会形式)

第4位 12 月Bプロ 第1744 回、12 月12、13 日
シャルル・デュトワ( 指揮)
柿堺 香(尺八)
中村鶴城(琵琶)
ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
武満 徹/ノヴェンバー・ステップス(1967)
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」

第5位 10 月Bプロ 第1738 回、10 月24、25 日
ロリン・マゼール( 指揮)
ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)
モーツァルト/交響曲 第38 番 ニ長調 K.504「プラハ」
ウェーバー/クラリネット協奏曲 第2 番 変ホ長調 作品74
ラヴェル/スペイン狂詩曲
ラヴェル/ボレロ

第6 位 11月 Aプロ、11 月10、11 日
エド・デ・ワールト(指揮)
堀 正文(ヴァイオリン)、エヴァ・マリア・ウェストブレーク(ジークリンデ)、フランク・ファン・ア
ーケン(ジークムント)、エリック・ハルフヴァルソン(フンディング)
武満 徹/遠い呼び声の彼方へ!
武満 徹/ ノスタルジア〜アンドレイ・タルコフスキーの追憶に
ワーグナー/ 楽劇「ワルキューレ」第1 幕(演奏会形式)

第7位 9 月 Aプロ、9 月15、16 日
アンドレ・プレヴィン(指揮)
マーラー/交響曲 第9 番

第8 位 10月 Aプロ、10 月13、14 日
ロリン・マゼール(指揮)
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
チャイコフスキー/組曲 第3 番
グラズノフ/ヴァイオリン協奏曲

第9 位 6月 Aプロ、6 月9、10 日
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
ラデク・バボラーク(ホルン)
リムスキー・コルサコフ/ 組曲「サルタン皇帝の物語」
グリエール/ホルン協奏曲
チャイコフスキー/交響曲 第4 番

第10 位 9月 Cプロ、9 月21、22 日
レナード・スラットキン(指揮)
リャードフ/ 8 つのロシア民謡
ショスタコーヴィチ/ 交響曲 第7 番「レニングラード」

【最も心に残ったソリスト2012】

第1位 ラデク・バボラーク(ホルン)
6月Aプロ 第1730 回|6月9、10日
グリエール/ホルン協奏曲 変ロ長調 作品91(1950)

第2位 デニス・マツーエフ(ピアノ)
2 月C プロ 第1722 回| 2 月17、18 日
チャイコフスキー/
ピアノ協奏曲 第1 番 変ロ短調 作品23

第3位 ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)
10 月B プロ 第1738 回| 10 月24、25 日
ウェーバー/クラリネット協奏曲 第2 番 変ホ長調 作品74

第4位 ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
12 月B プロ 第1744 回| 12 月12、13 日
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47

第5位 ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
11 月B プロ 第1741 回| 11 月21、22 日
ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲 第1 番 ト短調 作品26

【招聘してほしい指揮者 ベスト5】

1 ロリン・マゼール
2 ヘルベルト・ブロムシュテット
3 シャルル・デュトワ
 エサ・ペッカ・サロネン
4 クリスティアン・ティーレマン
5 グスターボ・ドゥダメル

【招聘してほしいソリスト ベスト5】

1 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
2 アンネ・ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
3 内田光子(ピアノ)
4 レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
5 五嶋みどり(ヴァイオリン)

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2013年4月02日

◆指揮者の小松一彦が死去(享年65歳)


 

 指揮者の小松一彦が3月30日死去した(享年65歳)。

 小松一彦は、桐朋学園大学指揮科卒業後、札幌交響楽団専属指揮者(1988年 – 1992年)として活躍。その後、サンクトペテルブルク交響楽団やプラハ交響楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団等の常任客演指揮者を務めた。

 レパートリーは幅広く、特に、日本人作曲家の先駆者の一人である貴志康一(1909年―1937年)の作品の発掘に取り組んだことで知られる。

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2013年4月01日

◆水戸芸術館の館長に小澤征爾が就任


 

 水戸市芸術振興財団 は、4月1日付けで小澤征爾が水戸芸術館の館長に就任したと発表した。

 水戸芸術館の館長は、2012年5月に吉田秀和初代館長が逝去して以来、不在となっていた。

 同財団では、世界的指揮者であり、開館当初より水戸室内管弦楽団の音楽顧問を務めてきた小澤征爾氏が館長となることにより、「水戸から世界へ」より一層芸術文化を発信できることになった、としている。

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2013年3月29日

◆ウィーン・フィルのフルート首席奏者を永年務めたウォルフガング・シュルツが死去(享年67歳)


 永年にわたりウィーン・フィルのフルート首席奏者を務めたウォルフガング・シュルツが死去した(享年67歳)。

 ウォルフガング・シュルツは、オーストリアのフルート演奏家。ウィーン国立音楽大学で学ぶ。フルートをハンス・レズニチェック、オーレル・ニコレなどに師事。

 1970年、ウィーンフィルに入団し、フルートの首席奏者を長年務めた。度々来日し、日本でのファンも多かった。

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2013年3月29日

◆指揮者の山田和樹が、2014年4月より東京混声合唱団音楽監督に就任


 指揮者の山田和樹が、2014年4月より東京混声合唱団音楽監督に就任することになった。

山田和樹と東京混声合唱団は、2004年4月に初共演以来、委嘱作品初演を含む定期演奏会から青少年を対象とした芸術鑑賞公演に至るまで約200回の公演で共演をし、東京混声合唱団とのCDもこれまでに9枚リリースしている。

その間、東京混声合唱団の指揮者陣の一人として2005年より東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス、2010年より東京混声合唱団レジデンシャル・コンダクターとして演奏活動を行ってきた。

2014年度には「東京混声合唱団音楽監督就任記念演奏会」の開催が予定されている。

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2013年3月27日

◆東日本大震災から約2年、ミューザ川崎シンフォニーホールがリニューアルオープン


 

 ミューザ川崎シンフォニーホールは、東日本大震災から約2年が経過し、このほどリニューアルオープンを迎えることとなった。4月1日午後2時から行われる「リニューアルオープン式典」に続き、7日午後3時からは、「MUZAリニューアル・オープン・コンサート」が次の通り開催される。

 東日本大震災において、同ホールは大きな被害を受け、大幅な改修のためこれまで一切の公演を中止してきた。この間、同ホールを本拠地とする東京交響楽団などの公演は、川崎市内のホールにおいて開催してきた。

 今回、改修作業の完了に伴い、4月1日から再スタートすることになったもの。

リニューアルオープン式典

日時:4月1日午後2時

第1部<式典>  川崎市長挨拶  オルガン独奏、ヴァイオリンとピアノによる演奏 他

第2部<演奏>  ラヴェル:スペイン狂詩曲

指揮:ユベール・スダーン

管弦楽:東京交響楽団

オルガン:松居直美
ヴァイオリン:大谷康子
ピアノ:小川典子  

司会:山田美也子

MUZAリニューアル・オープン・コンサート

日時:4月7日午後3時

ブルックナー:交響曲第9番  (ノヴァーク版)
        :テ・デウム  

指揮:ユベール・スダーン

管弦楽:東京交響楽団

ソプラノ:サビーナ・フォン・ヴァルター
メゾ・ソプラノ:白井光子
テノール:チャールズ・キム
バス:パトリック・シンパー

合唱:東響コーラス

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2013年3月22日

◆第23回出光音楽賞、ヴァイオリンの黒川 侑、テノールの西村 悟、ファゴットの福士マリ子が受賞


 第23回出光音楽賞は、ヴァイオリンの黒川 侑、テノールの西村 悟、ファゴットの福士マリ子の3人に決定した。

 「出光音楽賞」は、原則として30歳以下の新進の音楽家を顕彰する出光興産主催の音楽賞。選考の結果、第23回「出光音楽賞」受賞者3名が決定した。受賞者にはそれぞれ賞状ならびに賞金300万円が贈られる。なお、年内中に、授賞式と受賞者による「出光音楽賞受賞者ガラコンサート」(日時・会場未定)が開催され、この模様はテレビ朝日系で全国放送される予定。

 ヴァイオリンの黒川 侑(22歳)は、2006年、第75回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)、併せてレウカディア賞・鷲見賞・黒柳賞受賞。第16回国際音楽祭ヤング・プラハに招待され、チェコ各地でリサイタルの他、ファイナルコンサート(ドヴォルザークホール)で、プラハ室内交響楽団とメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲を共演し、音楽祭の名誉総裁でもあるヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク氏に絶賛される。また、室内楽の分野にも活動の場を広げている。ウィーン留学を経て現在ブリュッセル王立音楽院修士課程に在籍し、堀米 ゆず子氏のもと、勉強にも真摯に取り組みながら、着実に演奏活動を行っている。2002年倉敷市芸術文化奨励章、2003年第3回岡山芸術文化賞グランプリ、2010年京都府文化賞奨励賞、2012年第32回音楽クリティック・クラブ賞奨励賞を受賞。

 テノールの西村 悟(31歳)は、日本大学芸術学部音楽学科声楽コース首席卒業。東京藝術大学大学院音楽研究科オペラ専攻修了。イタリア、ボローニャ国立音楽院へ1年間留学。文化庁新進芸術家海外派遣員としてイタリア、ヴェローナへ留学。第36回イタリア声楽コンコルソミラノ大賞(第1位)受賞。第23回イズマエーレ・ヴォルトリーニ国際オペラコンクール入選。第7回千葉市芸術文化新人賞受賞。第26回イズマエーレ・ヴォルトリーニ国際オペラコンクール第2位受賞。第17回リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクール第2位、審査委員長特別賞受賞。第80回日本音楽コンクール(オペラアリア)第1位、岩谷賞(聴衆賞)受賞。平成25年度五島記念文化賞オペラ部門オペラ新人賞受賞。

 ファゴットの福士マリ子(26歳)は、2009 年東京藝術大学をアカンサス音楽賞を受賞して首席で卒業。卒業時に皇居内桃華楽堂において御前演奏を行う。JTが育てるアンサンブルシリーズ等出演。第7 回津山国際総合音楽祭ダブルリードコンクール入賞。第27 回日本管打楽器コンクールファゴット部門第1 位。併せて特別大賞ならびに内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞、東京ニューシティ管弦楽団特別賞を受賞。2011 年1 月に東京ニューシティ管弦楽団と日本初演となるロッシーニのファゴット協奏曲を共演。アフィニス夏の音楽祭、サイトウキネン・フェスティバル「兵士の物語」等に参加。現在、東京交響楽団ファゴット奏者。洗足学園音楽大学非常勤講師。

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2013年3月21日

◆第12回(2012年度)佐治敬三賞、パーカッショニストの加藤訓子と笙の宮田まゆみの公演


 第12回(2012年度)佐治敬三賞は、「kuniko plays reich in Kyoto」(パーカッショニストの加藤訓子)および「Sep.5 2012 Thanks to John Cage」(笙の宮田まゆみ)の公演に決定した。賞金は200万円(今回は同時受賞につき各100万円が贈られる)。

 佐治敬三賞は、サントリー芸術財団が、わが国で実施された音楽を主体とする公演の中から、チャレンジ精神に満ちた企画でかつ公演成果の水準の高いすぐれた公演に贈るもの。

<公演概要>

名称: 音楽と市民の広場40 Music Room vol.10
「kuniko plays reich in Kyoto」
日時: 2012年3月18日(日)15:00」
会場: 京都芸術センター 講堂」
曲目: グルジアンソング(加藤訓子編)
ヤニス・クセナキス:ルボン〔a,b〕
スティーヴ・ライヒ: エレクトリック・カウンターポイント(加藤訓子編)
ヴァーモント・カウンターポイント(加藤訓子編)
アルメニアソング(加藤訓子編)
スティーヴ・ライヒ:シックスマリンバ・カウンターポイント(加藤訓子編)
ハイウェル・ディヴィス:パール・グラウンド」
構成・出演:加藤訓子
音響空間デザイン:深田晃
アフタートークゲスト:山中透(作曲家、プロデューサー、DJ)
主催: 京都芸術センター

<公演概要>

名称: ジョン・ケージ生誕100年没後20年
Sep.5 2012 Thanks to John Cage complete One9
日時:2012年9月5日(水)19:00
会場:サントリーホール ブルーローズ
曲目:ジョン・ケージ One9  全曲
笙独奏:宮田まゆみ
主催:株式会社AMATI

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