クラシック音楽 ニュース


2012年3月23日

◆日本演奏連盟、ピアノ連弾と2台のピアノのためのコンサート開催


 日本演奏連盟は、ピアノ連弾と2台のピアノのためのコンサート「第24回クラシックフェスティバル―PIANO×PIANO―」を、東京文化会館大ホールにおいて、2012年4月19日(木)に開催する(午後6時30分開演)。日頃あまり聴くことが多くないピアノ連弾と2台のピアノの曲を中心に演奏されるので、ピアノファンには欠かせないコンサートになりそう。

<第1部 連弾~デュオ>

シューベルト:幻想曲 ヘ短調 作品103 D940
ピアノ連弾/ピアノデュオドゥオール 藤井隆史&白水芳枝

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56b
2台ピアノ/伊藤 恵&北村朋幹

サン=サーンス:動物の謝肉祭
2台ピアノ/デュオ・グレイス 高橋多佳子&宮谷理香

ベートーヴェン/小林仁編曲:交響曲第8番 ヘ長調 作品93より 第1楽章
2台8手/伊藤 恵&北村朋幹、藤井隆史&白水芳枝

<第2部 デュオ~ソロ>

ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
2台ピアノ/迫 昭嘉&江口 玲

ラヴェル:ラ・ヴァルス
2台ピアノ/迫 昭嘉&江口 玲

ラフマニノフ:組曲第2番 作品17
2台ピアノ/寺田悦子&渡邉規久雄

ショパン:幻想ポロネーズ 作品61
ピアノ/清水和音

ショパン:英雄ポロネーズ 作品53
ピアノ/清水和音

 日本演奏連盟は、これまで毎年1回テーマを絞ったコンサート「クラシックフェスティバル」を開催してきた。最近のテーマは、第18回 (2006年) モーツァルト生誕250年記念、 第19回 (2007年) ロシアの風景、 第20回 (2008年) 第20回記念スペシャル・ガラ・コンサート 、第21回 (2009年) ピアノ誕生300年記念、 第22回 (2010年) ショパン生誕200年記念 パリ最後のリサイタル&もっとショパン、 第23回 (2011年) リスト生誕200年記念 フランツ・リストと同時代の巨匠たち、などであり、今年は第24回(2012年)PIANO×PIANOを取り上げたもの。

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2012年3月19日

◆第22回出光音楽賞、ピアノの金子三勇士、マリンバの塚越慎子、ピアノの萩原麻未が受賞


 第22回出光音楽賞が、ピアノの金子三勇士(22歳)、マリンバの塚越慎子(28歳)、ピアノの萩原麻未(25歳)の3人に決定した。受賞者にはそれぞれ賞状と賞金300万円が贈られる。

 ピアノの金子三勇士は、2008年バルトーク国際ピアノコンクール優勝など、欧米の国際コンクールで優勝を重ねた。現在、日本、ハンガリー、アメリカ、中国、フランス、ドイツなどで演奏活動を行う。2011年第12回ホテルオークラ音楽賞を受賞。

 マリンバの塚越慎子は、1998年日本音楽コンクール打楽器部門優勝、2004年ベルギー国際マリンバコンクール第2位、06年日本打楽器協会新人演奏会グランプリ、06年パリ国際マリンバコンクール優勝など、数々の賞を受賞。

 ピアノの萩原麻未は、2010年11月の第65回ジュネーヴ国際コンクール・ピアノ部門で日本人として初めて優勝した。第13回ホテルオークラ音楽賞、第22回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞を受賞。

 授賞式と受賞者によるガラ・コンサートは年内に開催され、その模様はテレビ朝日系で全国放送される。

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2012年3月15日

◆合唱指揮者の西川竜太が「第21回 朝日現代音楽賞」受賞


 その年の現代音楽演奏に優れた業績を示し、現代音楽の発展に功績のあった演奏者を顕彰する、「第21回 朝日現代音楽賞(日本現代音楽協会、朝日新聞社主催)」の選考がこのほど行われ、数多くの新作合唱曲の 委嘱や初演を手がけている東京都北区の合唱指揮者、西川竜太(39)に決定した。

 表彰式は2012年5月19日、日本現代音楽協会総会において行う。

 また、日本現代音楽協会は、長年日本の現代音楽を海外に紹介している福島市の三浦尚之(70)に「日本現代音楽協会特別賞」を贈ることを決定した。

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2012年3月09日

◆ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全10曲を1日で演奏する初の演奏会が東京文化会館で3月17日開催


 ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全10曲を、2公演(午後2時/午後6時)に分けて、1日で演奏するという、初の演奏会が2012年3月17日(土)、東京文化会館小ホールで行われる。演奏するのは、ヴァイオリン漆原啓子とピアノ練木繁夫のコンビ。

 二人は、昨年3年越しとなる「ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ全集」のレコーディングを完成させたばかり。この二人により、突き詰められた完成度の高い演奏が、1日で聴くことができる演奏会は、注目を集めそうだ。

 漆原啓子は3年前に、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全10曲を3日で演奏した経験を持つが、1日は初めての試みとなる。作品順に聴くことにより、第1~3番が1セットであったり、第4番&第5番がもともとはセットで出版される予定だったことが分るという。

 また、インターネットラジオ「OTTAVA」のサイト上で、同公演の映像が生中継される“ライブビューイング”も行われることになっている。この映像は、生中継後2カ月ほどオンデマンドで試聴できる。映像付き中継は、インターネットラジオ「OTTAVA」にとっても新しい試み。

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2012年3月06日

◆16歳までの子供達を対象にした「第1回 スタインウェイ・コンクール in Japan~本選~」が4月1日開催


 16歳までの子供達を対象にした「第1回 スタインウェイ・コンクール in Japan~本選~」が2012年4月1日(日)、王子ホール(東京都中央区銀座)で開催される。

 スタインウェイ・コンクールは、16歳までの子供達を対象にヨーロッパ各国で行われてきたが、今回日本でも初めて開催されることになったもの。

 既に2011年10月~11月に全国6会場で地区審査会が行われ、各地区においてそれぞれの年齢カテゴリーで「最優秀賞」を受賞した24名が、本選において演奏を披露する。

 本選から選出される1名には、「ハンブルグへのご招待」という特典が授与され、各国の優勝者とともにハンブルグの街を楽しみ、スタインウェイの工場を見学し、最後に参加者全員で大きなコンサート会場で演奏を行うことになっている。

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2012年3月02日

◆「第15回地方都市オーケストラ・フェスティバル」、すみだトリニティーホールにおいて3月18日~27日開催


「第15回 地方都市オーケストラ・フェスティバル」が、2012年3月18日~27日に、すみだトリニティーホールにおいて次の通り開催される。なお、各公演とも、開演30分前よりプレ・コンサート・トークがある。

大阪交響楽団(特別参加)
日時:2012年3月18日(日) 午後3時
指揮:児玉 宏(音楽監督・首席指揮者)
管弦楽:大阪交響楽団
ピアノ:長尾洋史
曲目:グラズノフ:抒情的な詩
ヘンゼルト:ピアノ協奏曲
プフィッツナー:交響曲第2番

群馬交響楽団(特別参加)
日時:2012年3月20日(火・祝) 午後3時
指揮:ニコラス・ミルトン
管弦楽:群馬交響楽団
ソプラノ:中嶋彰子
曲目:ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」
ラヴェル:「シェエラザード」
ベルリオーズ:幻想交響曲

セントラル愛知交響楽団
日時:2012年3月25日(日) 午後3時
指揮:齊藤一郎(常任指揮者)
管弦楽:セントラル愛知交響楽団
リコーダー:鈴木俊哉
チェロ:多井智紀
箏:野村祐子
尺八:野村峰山
曲目:木下正道:「問いと炎II」リコーダー・チェロとオーケストラの為の(世界初演)
水野みか子:レオダマイア~尺八、箏と管弦楽のための~(管弦楽版世界初演)
バッハ(野平一郎編曲):ゴルトベルク変奏曲BWV988

広島交響楽団
日時:2012年3月27日(火) 午後7時
指揮:秋山和慶(音楽監督・常任指揮者)
管弦楽:広島交響楽団
チェロマーティン・スタンツェライト(首席チェロ奏者)
曲目:エルガー:チェロ協奏曲
ブリテン:イギリス民謡組曲「過ぎ去りし時‥」
ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム

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2012年2月28日

◆ミュージック・ペンクラブ・ジャパン、「第24回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」を発表


  ミュージック・ペンクラブ・ジャパンは、「第24回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」を次の通り発表した。

 「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」は、約200名の会員を擁するミュージック・ペンクラブ・ジャパンが発表している年間の音楽賞。同会は、音楽関係の言論・執筆活動に関わっている音楽&オーディオ 評論家、ミュージック・ライター、音楽学者、作曲家、文芸評論家などで構成され、「クラシック」「ポ ピュラー」「オーディオ」の三分野のもと、継続的な執筆活動の実績を認められた執筆者たちを包含している。

 同賞は、①音楽に専門的にかかわる書き手自身が自主的に運営する団体が制定している音楽賞②音楽の言論分野で活躍する約200名の会員が、全員参加し、自主投票するとこによって選定される③少数の選考 委員が選ぶ従来型の賞ではない④音楽の一特定分野のみに出す賞ではない―など。

 <クラシック部門>

 ●録音・録画作品(外国人アーティスト)

 「ベートーヴェン:交響曲全集/クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーン・フィルハーモニー 管弦楽団」

 ●コンサート・パフォーマンス(外国人アーティスト)

 「プラシド・ドミンゴ コンサート・イン・ジャパン2011(4月10日NHKホール、13日サントリーホール)」

 ●コンサート・パフォーマンス(日本人アーティスト)

 「下野竜也指揮読売日本交響楽団 ジョン・アダムスと団伊玖磨の作品演奏(10月23日横浜みなとみらい ホール、24日サントリーホール)」

 <オーディオ部門>

 ●録音・録画作品

 「シューベルト:ピアノ五重奏曲『ます』/シューマン:ピアノ五重奏曲 田部京子(pf)、カルミナ 四重奏団」

 

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2012年2月27日

◆トランペット奏者のモーリス・アンドレ死去(享年78歳)


 フランスのトランペット奏者のモーリス・アンドレが死去した。享年78歳。

 モーリス・アンドレは、パリ音楽院を卒業後、パリ国際音楽コンクールで優勝。さらに、1955年ジュネーヴ国際音楽コンクール優勝、1963年ミュンヘン国際音楽コンクールにおいて優勝した。流麗で優美な演奏は、クラシック音楽以外のファンも数多く引きつけた。これまでの録音は300を超える。世界各地で演奏旅行を行い、度々来日し、2003年にも来日している。

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2012年2月27日

◆第60回「尾高賞」、尾高惇忠作曲の交響曲「~時の彼方へ~ (2011)」に決定


 第60回「尾高賞」授賞作品は、尾高惇忠作曲の交響曲 「~時の彼方へ~ (2011)」に決定した。

 NHK交響楽団「尾高賞」は、故・尾高尚忠氏の生前の音楽界に遺した功績を讃えて1952年(昭和27年)に 制定され、今年で第60回を迎えた。今回は、国内49の音楽団体、音楽大学等に推薦を 依頼し、10団体から16曲の推薦を得た後、選考委員による慎重審議の結果、尾高惇忠作曲の交響曲 「 ~時の彼方へ~ (2011)」(仙台フィルハーモニー管弦楽団委嘱)に授賞作品が決定した。

 なお、授賞作品の尾高惇忠作曲の交響曲「 ~時の彼方へ~ (2011)」は、6月29日(金)午後7時から東京 オペラシティコンサートホールで開催される「MUSIC TOMORROW 2012」(指揮:ジェームズ・マクミラン) で演奏される。

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2012年2月21日

◆東京で開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2012」 の概要が発表


 「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2012」 の概要が発表された。日程は4月27日~5月5日、会場は東京国際フォーラム/よみうりホール/東京・丸の内エリア・東京国際フォーラム、来場者は約48万人を見込んでいる。

・タイトル:「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2012」

・テーマ:サクル・リュス(ロシアの祭典)

・内容:19世紀から現代までの激動のロシアで革新的でスピリチュアルな音楽潮流を生み出した作曲家たちが登場する。グリンカ、「ロシア5人組」(バラキレフ、キュイ、リムスキー=コルサコフ、ボロディン、ムソルグスキー)にはじまり、ロシアが誇る大作曲家であるチャイコフスキー、ラフマニノフ、20世紀の音楽界を飾るストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、そしてシュニトケ、グバイドゥーリナ、アルヴォ・ペルトまで。ロシア音楽の変遷をたどる、驚きと感動に満ちた広大なパノラマが聴ける。
 
・日程:2012年4月27日(金)~5月5日(土・祝)

・前夜祭:2012年5月2日(水)

・コア期間:2012年5月3日(木・祝)~5月5日(土・祝)
 
・会場:東京国際フォーラム、よみうりホール及び 東京・丸の内エリア・東京国際フォーラム、

・開催日時:よみうりホール=2012年5月3日(木・祝)~5月5日(土・祝)
       東京・丸の内エリア=2012年4月27日(金)~5月5日(土・祝)
 
・来場者見込:約48万人(内 東京国際フォーラム 約40万人)

・公演数:約350公演(内有料公演 150公演)

・主催:東京国際フォーラム

・企画制作:CREA / KAJIMOTO

・アドバイザリー・コミッティー:ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
                熱狂の日音楽祭実行委員会
・特別協力;フランス大使館、フランス外務省、フランス文化・コミュニケーション省、ナント市

・オフィシャル・チケット・マネジメント:チケットぴあ

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