クラシック音楽 ニュース


2016年6月08日

◆「紀尾井シンフォニエッタ東京」、2017年4月から「紀尾井ホール室内管弦楽団」に名称変更


 「紀尾井シンフォニエッタ東京」は、2017年4月から「紀尾井ホール室内管弦楽団」に改称する。

 新機軸のテーマは「求心力」と「発信力」。音楽的な「求心力」として、首席指揮者にライナー・ホーネックを迎える。また、楽団メンバーの運営への参画を強化し、事務局と一体となった運営を行うことにより、さらに「求心力」を高める方針。

 桂冠名誉指揮者     尾高忠明
 首席指揮者        ライナー・ホーネック
 桂冠演奏家        菅沼順二(ヴィオラ、東京芸術大学名誉教授)
                 杉木峰夫(トランペット、東京芸術大学名誉教授)
                 河原泰則(コントラバス、元WDR交響楽団首席奏者)
 コンサートマスター    玉井菜採/千々岩英一/アントン・バラホフスキー

 首席指揮者に就任するライナー・ホーネック(1961年生まれ)は、オーストリアのネンツィング出身。1981年ウィーン国立歌劇場管弦楽団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第一ヴァイオリン奏者として入団、1984年には同歌劇場管のコンサートマスターに、1992年にはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任し、現在に至る。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年6月07日

◆第10回「岩城宏之音楽賞」、OEK第1コンサートマスターのアビゲイル・ヤングが受賞


  第10回「岩城宏之音楽賞」は、現在、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の第1コンサートマスターでヴァイオリニストのアビゲイル・ヤングが受賞した。

 「岩城宏之音楽賞」は、故岩城宏之(オーケストラ・アンサンブル金沢<OEK>永久名誉監督)の遺志を受け2007年に創設された。

 受賞したアビゲイル・ヤングは、今年9月10日に行われる「岩城宏之メモリアル・コンサート金沢公演」(指揮:山田和樹氏)においてソリストとして出演し、公演の冒頭に音楽賞と副賞が授与される。

 ヴァイオリンのアビゲイル・ヤングは、イギリス・グラスゴー生まれ。これまでイギリス室内管弦楽団副コンサートマスター、ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団コンサートマスターを務めた。1999年オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)と初共演し、現在、OEK第1コンサートマスター。ヨーロッパのオーケストラにもゲストコンサートマスターとして出演している。

                                  ◇

<授賞式ならびに披露演奏>

~岩城宏之メモリアル・コンサート金沢公演~

ヴァイオリン:アビゲイル・ヤング

指揮:山田和樹

管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢

会場:石川県立音楽堂コンサートホール

日時:2016年9月10日(土)14:00 

コメント/トラックバック投稿 »



2016年6月07日

◆第8回「武蔵野市国際オルガンコンクール」、2017年9月6日~18日に開催


 第8回「武蔵野市国際オルガンコンクール」は、2017年9月6日~18日に開催される。

 同コンクールは、武蔵野市民文化会館小ホール(東京都武蔵野市)のマルクーセン&ソン社製オルガン(Marcussen & Son, 1984)によって4年に1回開催される。

                              ◇
  
<第8回「武蔵野市国際オルガンコンクール」>

     オリエンテーション:2017年9月6日
     第1次予選:2017年9月9日(土)、10日(日)
     第2次予選:2017年9月13日(水)、14日(木)
     本選:2017年9月17日(日)
     入賞者披露演奏会:2017年9月18日(祝・月)

コメント/トラックバック投稿 »



2016年6月06日

◆都響、「あなたが選ぶ、想い出に残った公演《2015年度》」結果発表


 2015年4月~2016年3月の東京都交響楽団の主催公演から、想い出に残った公演上位3位を聴衆の投票により決める「あなたが選ぶ、想い出に残った公演《2015年度》」の結果が発表された(それぞれ第1位を5点、第2位を3点、第3位を1点として集計。第14位まで発表)。

【第1位】

3/24 第802回定期B(指揮/エリアフ・インバル)
ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム
バーンスタイン:交響曲第3番《カディッシュ》(語り/J.ピサール、L.ピサール ソプラノ/ヴィコパロヴァー 他)

【第2位】

12/15 第799回定期B(指揮/マルク・ミンコフスキ)
ルーセル:《バッカスとアリアーヌ》第1&第2組曲
ブルックナー:交響曲第0番

【第3位】

10/15 第795回定期A、10/16 第796回定期B(指揮/ペーター・ダイクストラ)
リゲティ:ルクス・エテルナ
シェーンベルク:地には平和を
モーツァルト:レクイエム(ジュスマイヤー版)(スウェーデン放送合唱団 他)

12/23、12/25、12/26 都響スペシャル「第九」(指揮/エリアフ・インバル)
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱付》
(ソプラノ/安藤赴美子、アルト/中島郁子、テノール/大槻孝志、バリトン/甲斐栄次郎 他)

コメント/トラックバック投稿 »



2016年6月05日

◆モントリオール国際音楽コンクール、辻彩奈が優勝 


 カナダで開かれたモントリオール国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で東京音楽大学器楽専攻の1年生の辻彩奈が優勝した。

 辻彩奈は岐阜県大垣市出身の18歳。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年6月05日

◆仙台国際コンクール、ヴァイオリン部門の優勝は韓国のジャン・ユジィン 


 仙台国際コンクールは、ヴァイオリン部門のファイナル結果(入賞者)を次の通り発表した。

 仙台国際音楽コンクールは、仙台市が開府四百年を記念して2001年に創設し、3年毎に行うコンクール。才能ある若い音楽家を輩出することにより、世界の音楽文化の振興及び国際的文化交流の推進に寄与することを目的としている。

   第1位 ジャン・ユジィン(25歳 / 女 / 韓国)

   第2位 スティーヴン・キム(20歳 / 男 / アメリカ)

   第3位 青木 尚佳(24歳 / 女 / 日本)

   第4位 アンナ・サフキナ(21歳 / 女 / ロシア)

   第5位 メルエルト・カルメノワ(23歳 / 女 / カザフスタン)

   第5位 岡本 誠司(21歳 / 男 / 日本)

   審査委員特別賞 該当者なし

   聴衆賞  1日目 アンナ・サフキナ(21歳 / 女 / ロシア)
          2日目 黒川 侑(26歳 / 男 / 日本)
         3日目 岡本 誠司(21歳 / 男 / 日本)

コメント/トラックバック投稿 »



2016年6月04日

◆レコード再生をテーマとした「アナログオーディオフェア2016」、6月11日(土)~12日(日)に秋葉原で開催


 レコード再生をテーマとしたオーディオイベント「アナログオーディオフェア2016」(主催:アナログオーディオフェア実行委員会)が、6月11日(土)~12日(日)に、東京・秋葉原の損保会館(東京都千代田区神田淡路町2-9)で開催される。入場は無料。

 昨年開催された「アナログオーディオフェア2015」が好評だったため、今年は会場を2フロア増設。出展メーカーは前回の約30社から大幅に増え、50社超が集結する。

 各社がブースを出展するほか、2日間にわたって様々な試聴イベントなども予定されている。

<アナログオーディオフェア2016>

日時:6月11日(土) 12:00~19:00
    6月12日(日) 10:00~18:00

会場:秋葉原・損保会館(千代田区神田淡路町2-9)
    (JR秋葉原駅電気街口・御茶の水駅聖橋口より徒歩5分)

入場料:無料

コメント/トラックバック投稿 »



2016年6月03日

◆指揮者のヤニック・ネゼ=セガン、メトロポリタン歌劇場(MET)の音楽監督に就任 


 指揮者のヤニック・ネゼ=セガンは、米ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)の音楽監督に就任する。

 ヤニック・ネゼ=セガンは、カナダ出身で41歳。2012年にフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任し、現在、若手指揮者の中でも注目を浴びている指揮者の一人。

コメント/トラックバック投稿 »



2016年6月01日

◆柳澤寿男が指揮者を務めるバルカン室内管弦楽団、6月に日本公演、10月にスイス・ジュネーブ公演開催


 柳澤寿男が指揮者を務めるバルカン室内管弦楽団は、日本公演とスイス・ジュネーヴ公演を開催する。6月の日本公演では東京・第一生命ホール、岡谷市文化会館カノラホールほかでのコンサートを開催。また、10月にはジュネーヴでのコンサートを予定している。さらに現在、国連欧州本部での演奏、またヴィクトリアホールでのコンサートを調整しており、ヴィクトリアホールでは世界的なソリストとの協演を予定している。

 バルカン室内管弦楽団は、2007年日本人指揮者柳澤寿男によってバルカン半島の民族共栄を願って設立された室内管弦楽団。2009年5月には、バルカン半島の民族対立の象徴の地のひとつでもあるコソボ北部ミトロビッツァにおいてコンサートを実現。

 楽団員にはこれまでに、セルビア人、アルバニア人、マケドニア人、ボスニア人、ギリシャ人、スロベニア人、ブルガリア人、ルーマニア人、トルコ人が参加しており、旧ユーゴスラビア崩壊後の断絶された文化圏の貴重な橋渡しともなっている。

                                   ◇

<バルカン室内管弦楽団日本公演>

2016年6月5日(日)19:00長野県岡谷市:岡谷市文化会館カノラホール
[ナビゲーター]調整中、[管弦楽]バルカン室内管弦楽団、[ピアノ]調整中
「バルカン室内管弦楽団諏訪公演」

2016年6月9日(木)夜 東京都:会場調整中
「バルカン室内管弦楽団を囲むパーティー2016」

2016年6月10日(金)19:00東京都中央区:第一生命ホール(晴海トリトンスクエア内)
[ナビゲーター]調整中、[管弦楽]バルカン室内管弦楽団、[ピアノ]調整中

<バルカン室内管弦楽団スイス・ジュネーヴ公演>

2016年10月スイス連邦共和国ジュネーヴ市:ヴィクトリアホール
[管弦楽]バルカン室内管弦楽団、[ピアノ]調整中
曲目調整中(同日、国連欧州本部での演奏を調整中)

コメント/トラックバック投稿 »



2016年5月30日

◆2016年度「武満徹作曲賞」第1位はイスラエルのミヒャエル・ゼルテンライクと日本の茂木宏文


 2016年度「武満徹作曲賞」 (審査員:一柳 慧) は、5月29日、東京オペラシティ コンサートホール(川瀬賢太郎指揮東京フィルハーモニー交響楽団)で行われ、イスラエルのミヒャエル・ゼルテンライクと日本の茂木宏文が優勝した。

【受賞者】

   第1位 ミヒャエル・ゼルテンライク(イスラエル)  ARCHETYPE

   第1位 茂木宏文(日本) 不思議な言葉でお話しましょ!

   第2位 パク・ミョンフン(韓国) triple sensibilities

   第2位 中村ありす(日本) Nacres

<受賞者のプロフィール>

   第1位 ミヒャエル・ゼルテンライク(イスラエル)

 1988年6月5日、テルアビブ生まれ。テルアビブ大学卒業。2014年よりジュリアード音楽院修士課程においてマティアス・ピンチャー氏に師事。これまでサルヴァトーレ・マルティラーノ作曲賞(アメリカ・イリノイ州)において最年少で第1位受賞の他、最近では「傑出したオーケストラ作品に贈られる」アーサー・フリードマン賞やフランク・ロバート・アベル室内楽作曲コンクール(アメリカ・ケンタッキー州ルイビル大学)において受賞した。

   第1位 茂木宏文(日本) 

 1988年1月8日、千葉県野田市生まれ。2014年東京音楽大学大学院作曲指揮専攻作曲研究領域修了。現在、東京音楽大学研究員。「Violin Concerto -波の記憶-」で第3回山響作曲賞21を受賞。2015年ヴァレンティノ・ブッキ国際作曲コンクールファイナリスト。2015年度奏楽堂日本歌曲コンクール第22回作曲部門(一般の部)第3位及び畑中良輔賞受賞。

   第2位 パク・ミョンフン(韓国) 

 1980年10月16日、ソウル生まれ。漢陽大学校(ソウル)、ケルン大学の器楽・電子音楽作曲科、、ロベルト・シューマン音楽院(デュッセルドルフ)で学ぶ。国際尹伊桑作曲賞大賞、WDR作曲コンクール(ケルン)、ガウデアムス音楽週間(アムステルダム)で受賞、エリザベート王妃国際コンクールファイナリスト。Ensemble Einsにおいて芸術監督を務め、漢陽大学校において作曲を教えている。

 第2位 中村ありす(日本) 

 1982年6月19日、東京都港区生まれ。2007年東京音楽大学大学院作曲指揮専攻作曲研究領域修了。第2回東京音楽大学学長賞、第82回日本音楽コンクール作曲部門第2位受賞。映像作品「Lost Utopia」では、レッドスティック国際アニメーション映画祭2009レッドバトン賞(実験/音楽部門の最優秀賞)等を受賞。近年の作品には、「Phra-a-phay-ma-nii for Men’s chorus」(2015)などがある。

コメント/トラックバック投稿 »