2014年8月03日
「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールJAPAN2014」が初めて日本で開催される。期間は8月25日から1週間で、会場は横須賀芸術劇場。
同コンクールは、フランスの名クラリネット奏者であったジャック・ランスロ(1920年―2009年)を記念して、フランスおよび弟子が多くいる日本において、2年おきに開催される。
第1回は、2012年にフランスで開催され、今回初めて第2回が日本で開催されるもの。
ファイナルは8月31日に行われるほか、8月30日には「審査員コンサート」が開催される。
なお、「入賞者披露コンサート」は、9月3日、サントリーホールで開催されることになっている。
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2014年7月27日
都心にあるクラシック音楽のコンサートホールとして長年親しまれてきた津田ホール(東京都渋谷区千駄ヶ谷)が、2015年3月で閉館することになった。
これは津田ホールの経営母体である津田塾大学の施設変更によるもの。
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2014年7月19日
ドイツ、ライプチヒで開催の「国際バッハコンクール」のバイオリン部門で、東京芸術大2年の岡本誠司(20歳、千葉県市川市出身)が1位になった。
旧東ドイツ時代の1950年に始まった同コンクールのバイオリン部門で、日本人が1位になったのは初めて。
同コンクールは、バッハ演奏家の登竜門として2年ごとに開催されている。
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2014年7月17日
ユニバーサルミュージックは、没後25年を迎えた大指揮者カラヤンを記念して、ファン投票「あなたが選ぶカラヤンのベスト・レコーディング」を行い、結果を次の通り発表した。
第1位 ベートーヴェン:交響曲 第9番《合唱》
第2位 ブラームス:交響曲 第1番
第3位 チャイコフスキー:交響曲 第6番《悲愴》
第4位 ベートーヴェン:交響曲 第5番《運命》
第5位 ドヴォルザーク:交響曲 第9番《新世界より》
第6位 ベートーヴェン:交響曲 第6番《田園》
第7位 ホルスト:組曲《惑星》
第8位 マーラー:交響曲 第5番
第9位 R.シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》
第10位 グリーグ:《ペール・ギュント》第1組曲
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2014年7月17日
「第26回高松宮殿下記念世界文化賞」が発表され、音楽部門では、アルヴォ・ペルト(エストニア)が受賞した。
音楽部門の受賞者のアルヴォ・ペルトは、1941年1月21日、スペイン・マドリード生まれの作曲家。1963年に28歳でタリン音楽院(現エストニア音楽演劇アカデミー)を卒業。ソ連統治下、わずかに手に入る情報をもとに、現代音楽の技法を身につけた。
1960年代後半から、グレゴリオ聖歌など中世の単旋聖歌、ルネサンス期の多声聖歌など「祈り」の音楽の探求に転じ、簡素な音の組み合わせを、まるで鈴の音が鳴り続けるように一定のリズムで繰り返す「ティンティナブリ」という技法を見つけ、1976年のピアノのための小品「アリーナのために」で独自のスタイルの確立を印象づけた。
2010年には、エストニア各地で生誕75周年を記念するイベントが行われ、30年ぶりに祖国に帰国。首都タリン近郊に自筆の楽譜、各種資料などを保管する「アルヴォ・ペルト・センター」が設立された。エストニアから初の世界文化賞受賞となった。
授賞式は10月15日に東京・明治記念館で行われることになっている。
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2014年7月14日
指揮者のロリン・マゼールが死去した(享年84歳)。
ロリン・マゼールは、バイエルン放送交響楽団首席指揮者、ニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、クリーヴランド管弦楽団音楽監督などを歴任した巨匠であった。
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2014年6月29日
札幌交響楽団は、尾高忠明音楽監督の2015年3月の任期満了による退任の後、同年4月からマックス・ポンマー(78)を首席指揮者に迎える。
ポンマーは、1936年ドイツ・ライプツィヒ出身、これまでにライプツィヒ新バッハ合奏団芸術監督、ライプツィヒ放送交響楽団首席指揮者等を歴任。昨年11月、札響と初めて共演、シューマン「交響曲第2番」等で絶賛を博した。
ポンマーの任期は3年間で、1シーズンに3回札幌を訪れて札響を指揮する予定。就任披露は、2015年7月の定期演奏会。
また、今年9月からコンサートマスターに田島高宏(35)を迎える。
田島は桐朋学園大学卒業直後の2001年~2004年まで、日本で一番若いコンサートマスターとして札響で務めた。その後ドイツに留学、北西ドイツ・フィル等のコンサートマスターを務め、ドイツで研鑽と活躍を重ねていた。
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2014年6月25日
ナクソス・ジャパンは、TBSが運営してきたクラシック専門のインターネットラジオ局OTTAVA(オッターヴァ)の商標・ドメインを譲り受け、今後、同社が中心となって、OTTAVAの運営会社を設立し、サービスを継続していくと発表した。
OTTAVAは、2007年4月、TBSが、デジタルラジオの実用化試験放送の1チャンネルとして開局。同時に、インターネットでのストリーミング配信をスタートさせた。パソコンやスマートフォンを通じて、約20万人のリスナーを有していたが、昨年、TBSは、デジタルラジオへの不参入を決定。これまで取り組んできたデジタルラジオの実現に向けた施策を一旦見直すこととし、本年4月1日、OTTAVAも、6月末での休止を発表していた。
7月1日からは、ナクソス・ジャパンがOTTAVAのホームページをそのまま引継ぎ、OTTAVAプレゼンター陣と共に24時間のストリーミング配信を継続させる。その後、OTTAVAが提案しているクラシック音楽の世界をマネタイズできる複数の事業者とOTTAVAの運営会社を設立。10月には、新番組を編成し、ホームページ内でのコンテンツ販売、有料配信等を開始。新しいOTTAVAとしての本格的なサービスインを予定している。
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2014年6月18日
指揮者の井上道義(満67歳)は、「咽頭癌」の治療およびリハビリテーションに専念するため、演奏活動休止期間を、当初の6月末日を9月末日まで延長することになった。
主治医との協議の上、約2か月に及ぶ放射線・抗がん剤治療を行い、約3ヶ月の期間をかけて復帰に向けたリハビリテーションを行うことにしている。
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2014年6月17日
読売日本交響楽団は、2014年10月1日付で、長原幸太がコンサートマスターに就任すると発表した。これにより、10月からは、日下紗矢子、ダニエル・ゲーデ、小森谷巧との4人体制となる。
長原幸太は、1981年、広島県呉市生まれ。東京芸術大学卒業後、ジュリアード音楽院に留学。1992年、93年、連続して全日本学生音楽コンクール全国第1位。1994年、第6回ヴィニエアフスキー国際コンクール17歳以下の部第3位。1998年、第67回日本音楽コンクール最年少優勝。
2004年9月、大阪フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスターに就任、2006年4月から2012年3月まで首席コンサートマスターを務めた。
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