2014年3月31日
◆「第45回(2013年度)サントリー音楽賞」、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンに決定
「第45回(2013年度)サントリー音楽賞」は、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンに決定した。
鈴木雅明は、自ら創設したバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の音楽監督として、長年にわたりバロックの声楽作品を中心とする演奏活動を続けてきた。
レパートリーは、BCJの名前を冠するJ.S.バッハの作品のほか、ヘンデルやクーナウ等々、バロックのなかでも広がりと奥行きを見せている。
活動は国内外の古楽の音楽祭で、鈴木雅明とBCJは、すでに定番の顔ぶれとなっている。
2013年2月には、1995年以来時系列を追って継続してきたバッハの「教会カンタータ」全曲演奏を完結させるとともに、その全集録音も55巻のCDとして完成させた。
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2014年3月31日
◆「第13回(2013年度)佐治敬三賞」、東京現音計画とアンサンブル室町の公演に決定
「第13回(2013年度)佐治敬三賞」は、「東京現音計画♯01~イタリア特集I:コンポーザーズセレクション1・杉山洋一」および「東方綺譚 “Nouvelles Orientales de Marguerite Yourcenar”」の2公演に決定した。
「東京現音計画」は、日本の現代音楽界の第一線で活躍する5人の音楽家、有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(サクソフォン)、神田佳子(打楽器)、黒田亜樹(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)が立ち上げた団体。今回の受賞公演は、その第1回演奏会にあたり、作曲家・杉山洋一をゲストに招き、彼の選曲で組み立てられていた。
「アンサンブル室町」は、和楽器とバロック楽器の混合編成により空間と時間を超えた芸術表現を追求する、独創的な理念に立脚したアンサンブル。2013年10月26日、津田ホールで開催された「東方綺譚 “Nouvelles Orientales de Marguerite Yourcenar”」と題するコンサートは、マルグリット・ユルスナールの小説集「東方綺譚」をテーマに、日本とフランスの4人の作曲家が世界初演となる新作を寄せるという、意欲的かつ筋の通った企画のもとに行われた。
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2014年3月31日
◆第24回「出光音楽賞」、小林美樹、成田達輝、挾間美帆が受賞
第24回「出光音楽賞」は、ヴァイオリンの小林美樹、ヴァイオリンの成田達輝、作曲・編曲の挾間美帆が受賞した。
ヴァイオリンの小林美樹(23歳)は、アメリカ・サンアントニオ生まれ。2011年10月、5年に一度ポーランドで行われる第14回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールで第2位を受賞。2013年は、東京・紀尾井ホールで本格デビューリサイタルを果たした。
ヴァイオリンの成田達輝(21歳)は、札幌市出身。2010年、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)卒業。同年11月、ロン=ティボー国際コンクール第2位およびサセム賞受賞。2011年よりパリ国立高等音楽院で学ぶ。2012年、エリザベート王妃国際コンクール第2位およびウジェーヌ・イザイ賞を受賞。2013年、第5回仙台国際音楽コンクール第2位を受賞。現在、パリ在住。
作曲・編曲の挾間美帆(27歳)は、2009年、国立音楽大学作曲専攻卒業。在学中より作編曲活動を行なう。2008年、東京オペラシティ・コンサートホールで初演された山下洋輔「ピアノ・コンチェルト第3番<エクスプローラー>」のオーケストレーションを担当、絶賛を博した。2010年、ジャズ・コンポジションを学ぶためニューヨークに留学。2011年、ASCAP ヤングジャズコンポーザーアワード受賞。2011年度の文化庁新進芸術家海外研修制度研修員に選ばれる。
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