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バックナンバー 2020年8月10日

2020年8月10日

◆映画音楽で知られる作曲家エンニオ・モリコーネが死去(享年91歳)


 映画音楽で知られる作曲家エンニオ・モリコーネが7月6日に死去した。享年91歳。

 エンニオ・モリコーネは、ローマ出身。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で作曲技法を学んだ後、作曲家としてテレビ・ラジオ等の音楽を担当した。

 1950年代末から映画音楽の作曲、編曲、楽曲指揮を行う。映画音楽家デビューは1961年のルチアーノ・サルチェ監督の「ファシスト」。

 1960年代はセルジオ・レオーネ監督とのコンビで、いわゆる「マカロニ・ウェスタン」作品を手掛けた。1987年「アンタッチャブル」でグラミー賞を受賞、1989年には「ニュー・シネマ・パラダイス」で世界的な知名度を得た。

 合計6回アカデミー賞にノミネートされた。日本でも、2003年にNHKの大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の音楽を担当。

 2007年第79回アカデミー賞において名誉賞を受賞。2016年「ヘイトフル・エイト」の音楽で第88回アカデミー賞 作曲賞を受賞。2017年イタリア共和国功労勲章受章。2019年、旭日小綬章受章。

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2020年8月10日

◆女性ヴァイオリニストのイダ・ヘンデルが死去(享年91歳)


 ポーランド出身の女性ヴァイオリニストのイダ・ヘンデルが6月30日死去した。享年91歳。

 イダ・ヘンデルは、ポーランド・ヘウム出身。ワルシャワ音楽院に学んだ後、ベルリンでカール・フレッシュに、またパリでジョルジュ・エネスコにも師事。

 影響を受けた芸術家は、同郷の先輩ヴァイオリニストのブロニスワフ・フーベルマンや、指揮者ラファエル・クーベリック。長いキャリアにもかかわらず、録音数は非常に少ないが、ウラジミール・アシュケナージとの共演によるCD制作で復活を果たした。

 1998年には指揮者サイモン・ラトルと、2004年にはピアニストフー・ツォンとともに来日も果たした。没時はカナダ在住。

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