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2021年9月24日

◆東京フィル、年末恒例のベートーヴェン「第九」の指揮者はケンショウ・ワタナベ


 東京フィルハーモニー交響楽団は、2021年12月23日(木)、12月25日(土)、12月26日(日)に、恒例のベートーヴェン「第九」特別演奏会を開催するが、指揮者はケンショウ・ワタナベ、独唱陣は、ソプラノ:迫田美帆、アルト:中島郁子、テノール:清水徹太郎、バリトン:伊藤貴之、合唱は新国立劇場合唱団。

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 指揮のケンショウ・ワタナベ(1987年生まれ)は、横浜出身。5歳の時、父親の仕事の関係で渡米。その後はアメリカを生活拠点とする。カーティス音楽院卒業。指揮の指導者として名高いオットー=ヴェルナー・ミュラーに師事。イェール大学音楽院でヴァイオリンを学び修士号を取得。音楽の分野の他にも、イェール大学で分子・細胞・発生生物学の学位を取得している。

 2016/17シーズンよりフィラデルフィア管弦楽団アシスタント・コンダクター。2013~15年、ヤニック・ネゼ=セガンのもとでカーティス音楽院指揮科フェローを務める。2017年4月、体調不良のネゼ=セガンに代わり、フィラデルフィア管弦楽団定期演奏会にて、ピアニストのダニール・トリフォノフとの共演によりデビューを果たす。急な代役にもかかわらず、名演との評価を博し、一躍世界的な注目を集めた。また、オペラも得意としており、カーティス歌劇場を中心に多くのオペラ作品を指揮している。

 2018年、セイジ・オザワ松本フェスティバルでサイトウ・キネン・オーケストラを指揮し、バーンスタイン:「キャンディード」序曲と、ミュージカル「オン・ザ・タウン」から3つのダンス・エピソードを指揮して好評を得た。東京フィルへは2019年11月定期演奏会に登壇し、躍動感あふれるマーラーを披露した。

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<東京フィルハーモニー交響楽団:ベートーヴェン「第九」特別演奏会>

2021年12月23日(木)19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール
2021年12月25日(土)19:00開演 サントリーホール 大ホール
2021年12月26日(日)15:00開演 Bunkamura オーチャードホール

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