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2024年12月06日

◆篠崎史紀、2025年3月末でN響を退団

 NHK交響楽団は、2025年3月末をもって篠崎史紀が特別コンサートマスターを退任し、N響を退団することになったと発表した。

 篠崎史紀は、1997年4月よりN響の「コンサートマスター」、2000年4月より「第1コンサートマスター」、現在は「特別コンサートマスター」を務めいる。

 退任までに篠崎が出演するN響公演は下記の通り。

【N響主催の定期・特別公演】

ベートーヴェン「第9」演奏会:12/18(水)、19(木)、21(土)、22(日)、24(火)

かんぽ生命 presents N響第九 Special Concert:12/23(月)

2025年 1月定期公演 Cプログラム:1/24(金)、25(土)

【各地の公演】

1/5(日)甲府、2/26(水)市川、27(木)和歌山、3/1(土)高知、2(日)高松、3(月)直方、11(火)すみだトリフォニーホール(錦糸町)

                      ◇   

 ヴァイオリンの篠崎史紀(1963年生まれ)は、福岡県北九州出身。現在、NHK交響楽団の特別コンサートマスターを務める。愛称は“まろ”。1978年常磐高等学校1年の時、第32回「全日本学生音楽コンクール」全国大会高校生の部で第1位。1979年、史上最年少で「北九州市民文化賞」を受賞した。高校卒業後の1981年、ウィーン市立音楽院に留学。1982年、ウィーン・コンツェルトハウス大ホールにてヨーロッパデビューを飾る。留学中、「ヴィオッティ国際音楽コンクール」室内楽部門で第3位、第20回「ボルドー国際音楽祭」で銀賞を受賞。1984年アメリカのワシントン州で開催されたタコマ国際音楽祭においてアメリカ・デビューを果たす。1988年帰国し、群馬交響楽団のコンサートマスターに就任。1991年、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経て、1997年、NHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来N響をリードし、数多くの指揮者、団員からの厚い信頼を得ている。2001年「福岡県文化賞」を受賞。2008年北九州市文化大臣に任命される。2014年「有馬賞」受賞。2023年からはNHK交響楽団特別コンサートマスターに就任。このほか、篠崎史紀とN響メンバーによる室内合奏団での活動”MAROワールド ”などにも取り組んでいる。2020年度「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。WHO国際医学アカデミー・ライフハーモニーサイエンス評議会議員。著書:絵本「おんがくは まほう」<絵:村尾亘>(リトルモア刊)、エッセイ「音楽が人智を超える瞬間」(ポプラ社刊)。

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