2021年10月24日
◆第90回「日本音楽コンクール」ピアノ部門、谷昂登が優勝
第90回「日本音楽コンクール」 ピアノ部門の第1位は谷昂登。
第1位 谷昂登
第2位 佐川和冴
第3位 高倉圭吾
入選 藤平実来
岩谷賞(聴衆賞)谷昂登
第90回「日本音楽コンクール」 ピアノ部門の第1位は谷昂登。
第1位 谷昂登
第2位 佐川和冴
第3位 高倉圭吾
入選 藤平実来
岩谷賞(聴衆賞)谷昂登
第90回「日本音楽コンクール」バイオリン部門第1位は、中野りな。
第1位 中野りな
第2位 落合真子
第3位 竹内鴻史郎
入選 青山暖
岩谷賞(聴衆賞) 中野りな
オランダ出身の名指揮者ベルナルト・ハイティンクが10月21日、ロンドンの自宅で死去した。享年92歳。
ベルナルト・ハイティンク(1929年生まれ)は、オランダ、アムステルダム出身。地元のオーケストラのヴァイオリン奏者を務めた後、フェルディナント・ライトナーに指揮を師事し、指揮者に転向。1955年オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団次席指揮者(1957年より首席指揮者)に就任。1961年アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、1967年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のそれぞれ首席指揮者に就任。1978年から1988年までグラインドボーン音楽祭、1987年から2002年までロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督を務める。1991年「エラスムス賞」を受賞。
1995年からボストン交響楽団の首席客演指揮者となり、2004年に名誉指揮者。2002年ドレスデン国立管弦楽団の首席指揮者に就任。2006年シカゴ交響楽団首席指揮者に就任。日本には、1962年コンセルトヘボウとの初来日を皮切りに以後しばしば来日を果たした。EUユース管弦楽団音楽監督、シュターツカペレ・ドレスデン音楽総監督・首席指揮者を歴任。2019年ルツェルン音楽祭でのウィーン・フィルとの共演を最後に引退を発表した。
ポーランドのワルシャワで行われていた第18回「ショパン国際ピアノコンクール」の本選の結果が10月21日発表され、反田恭平が第2位、小林愛実が第4位に入賞した。
日本人の入賞は16年ぶり。
第1位:ブルース(シャオユー)リウ(カナダ)、第2位:アレクサンダー・ガジェヴ(イタリア/スロベニア)
東京都交響楽団は、大野和士の音楽監督の任期を2026年3月まで3年間延長すると発表した。
大野和士は、2015年4月の東京都交響楽団音楽監督就任以来、古今や洋の東西を問わない幅広いレパートリーで聴衆を魅了し、ヨーロッパ・ツアーやサラダ音楽祭などの数々のプロジェクトを、その卓越したリーダーシップで成功に導いた。
「ハノーバー国際バイオリンコンクール」で、吉田 南が入賞した。
今回から本選に残った4人に順位を付けず、全員を入賞として発表することになった。
吉田 南は、桐朋女子高1年時に「日本音楽コンクール」で1位、その後、「モントリオール国際音楽コンクール」で3位に入賞。
第41回NHK交響楽団「有馬賞」は、公益財団法人渋谷育英会と指揮者の下野竜也が受賞した。
「有馬賞」は、故・有馬大五郎(元NHK交響楽団副理事長)の生前の音楽界への貢献と当団育成の偉業を末永く記念するため、1981年に設けられた。NHK交響楽団の発展に顕著な功績をおさめた関係者、関係団体、同団の職員を授賞の対象としている。
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【受賞者】
公益財団法人渋谷育英会
2013年以来、毎年NHK交響楽団の福山公演を開催し、のべ8,000人の小中学生を招待するなど地域の青少年の育成と音楽芸術の普及に多大な貢献をした。また、同団の特別支援団体として音楽事業の発展に大いに尽力した。
下野竜也 [指揮者]
2005年にNHK交響楽団と初共演して以来、定期公演をはじめ国内外で数多くの共演を重ねた。なかでも、NHK大河ドラマでは、2011年放送の「江」をはじめ、2022年からはじまる最新作「鎌倉殿の13人」まで6作品のテーマ音楽の指揮を担当した。またNHKスペシャル「新・映像の世紀」の音楽も指揮するなど、N響の放送録音に多大な貢献をし、当団の芸術的表現力の価値を高めた。
ピアニストの神谷郁代が肺炎のため死去した。享年75歳。
神谷郁代は、群馬県伊勢崎市出身。桐朋女子中学校・高等学校、エッセン音楽院で学ぶ。井口愛子、クラウス・ヘルヴィヒ、ステファン・アスケナーゼに師事。
レパートリーは古典から現代曲まで幅広いが、ベートーヴェンの演奏で特に知られ、同時に邦人作品も積極的に取り上げた。欧州各地で演奏活動を行った。
1964年「毎日音楽コンクール」第1位。1972年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」入賞。
ドイツのドルトムントで行なわれた第14回「シューベルト国際コンクール」のピアノ部門で、安並貴史が優勝した。
同コンクールは、1987年に創設され、現在は、ピアノ部門とリートデュオ部門が実施されている。
安並貴史(1992年生まれ)は、静岡県出身。東京音楽大学大学院博士課程修了。第13回「日本演奏家コンクール」ピアノ部門(大学の部)優勝、併せてヤマハ賞受賞。現在、後進の育成にもあたっている。ドホナーニを研究し、演奏を通して普及活動も行う。2019年にCD「ドホナーニ 4つの狂詩曲」をリリース。
第19回「東京国際音楽コンクール<指揮>」は、ブラジル出身のジョゼ・ソアーレスが優勝した。
「東京国際音楽コンクール<指揮>」は、世界的な指揮者への登竜門で、1966年より実施され、毎回世界30を超える国、地域から参加。現在は3年に一度開催し、今回の開催で19回目を数える。
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【第19回「東京国際音楽コンクール<指揮>」】
第1位:ジョゼ・ソアーレス[ブラジル]
第2位:サミー・ラシッド[フランス]
第3位:バーティー・ベイジェント[イギリス]
入選・奨励賞:米田覚士[日本]
特別賞・齋藤秀雄賞:バーティー・ベイジェント[イギリス]
聴衆賞:ジョゼ・ソアーレス[ブラジル]
オーケストラ賞:バーティー・ベイジェント[イギリス]