2022年3月09日
文化庁は、令和3年度(第72回)「芸術選奨文部科学大臣賞」及び「同新人賞」の受賞者を発表したが、バスの妻屋秀和が芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。
バスの妻屋秀和は、大阪府生まれ、島根県松江市出身。東京藝術大学卒業。同大学院修了。1992年よりミラノに留学。1994年~2001年ライプツィヒ歌劇場と専属契約し、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」、ワーグナー「タンホイザー」等幅広いレパートリーで活躍。2002年~2011年ワイマール・ドイツ国民劇場専属歌手を務め、ブレゲンツ音楽祭、ライン・ドイツ・オペラ、ハノーバー州立歌劇場、マンハイム国民劇場、ベルリン州立歌劇場、スコティッシュ・オペラ等各地でオペラに出演。
日本でのオペラ出演は、1988年藤原歌劇団ヴェルディ「マクベス」刺客が公式なデビュー。1992年の渡欧までは主に藤原歌劇団に出演。その後は欧州と日本を往復して活躍。1989年「イタリアコンコルソ・ミラノ部門」金賞、1991年第60回「日本音楽コンクール」声楽部門第3位、第3回「日本声楽コンクール」第2位、1996年度第24回「ジロー・オペラ賞」、第3回「ロシヤ歌曲賞」、2021年(令和3年度)芸術選奨文部科学大臣賞受賞。