2015年12月08日
世界的指揮者のニコラウス・アーノンクール(86歳)は、このほど引退を表明した。
同氏は、ドイツ・ベルリンの出身。ウィーン国立音楽院を卒業後、ウィーン交響楽団でチェロ奏者して活動。1953年にはアリス夫人らとともに古楽器オーケストラ「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を立ち上げる。
1980年代からは、古楽器オーケストラ以外に、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団など、一般のオーケストラも指揮するようになった。
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2015年12月07日
12月5日、南大沢文化会館主ホールにおいて「第1回ロシア声楽コンクール」(主催:ソレイユ音楽事務所)の本選が開催され、次の通り各部門の受賞者が決定した。
【アマチュア部門】
<第1位>久保 玲
<第2位>青野真沙子・金井幸子
<第3位>なし
<入 選>村山直子・浅野ななみ・竹内由起子・石井実佐子
<審査員奨励賞>片野悦子・田中拓風・田中正之
【プロフェッショナル部門(ジュニア)】
<第1位>高橋彩音・津久井瑛子
<第2位>なし
<第3位>奥秋大樹
<入 選>関口純明
【プロフェッショナル部門(一般)】
<第1位>諸田広美
<第2位>竹井 爽
<第3位>木村洋子・松井亜樹
<入 選>本多智毅・牧野舞子
<審査員奨励賞>堺 裕貴・山本彩子
<最優秀伴奏者賞>ユリヤ・レヴ
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2015年12月07日
2015年度第22回「志鳥音楽賞」は、次の2団体に決定した。
「一音寺室内合奏団」(京都市伏見区/団長:壁瀬宥雅氏)
「浜松音楽友の会」(浜松市/代表:安倍紀子氏)
なお、授賞式は2016年2月8日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷にて開催する。
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2015年12月07日
タワーレコードは、2015年年間チャート「輸入盤TOP40」「国内・話題盤10選」「タワーレコード企画盤TOP20」を発表した。
【輸入盤TOP40】
<第1位>
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)
ヴァイオリン:五嶋みどり
<第2位>
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番
ヴァオリン:ヒラリー・ハーン
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
管弦楽:ドイツ・カンマーフィル
<第3位>
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
指揮:アバド
【国内・話題盤10選】
<第1位>
ヴォーカル・グループIL DIVO(イル・ディーヴォ)「IL DIVO~アモール&パシオン~」
<第2位>
愛知工業大学名電高等学校吹奏楽部「ブラバン!名電」
<第3位>
Various Artists「Folles Passions(フォルズ・パッションズ)」
【タワーレコード企画盤TOP20】
<第1位>
ブルックナー: 交響曲第8番(新規リマスター)
<特別収録>ベートーヴェン: 《フィデリオ》序曲, 《レオノーレ》序曲第3番<タワーレコード限定>
指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
管弦楽:ミュンヘン・フィルフィルハーモニー管弦楽団、他
<第2位>
ベートーヴェン: 交響曲全集<タワーレコード限定>
指揮:アンドレ・クリュイタンス
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
<第3位>
ウィーンの休日~ヨハン・シュトラウス: ラデツキー行進曲, ウィーンの森の物語, 他<タワーレコード限定>
指揮:ハンス・クナッパーツブッシュ
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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2015年12月06日
第9回浜松国際ピアノコンクールの本選が12月6日行われ、イタリア出身のアレクサンデル・ガジェヴが優勝した。
アレクサンデル ガジェヴ(20歳)は、ザルツブルク・モーツァルテウム大学で学ぶ。これまでの国際コンクール受賞歴は、2012年「FVG国際ピアノコンクール」3位、2013年「ヴェネツィアプレミアピアノコンクール」1位、2014年「ジーナ・バックアウアー国際ピアノコンクール」セミファイナリスト。
日本人では、三浦謙司が奨励賞を受賞した。三浦謙司(22歳)は、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで学ぶ。国際コンクール受賞歴は、2009年「若いピアニストのためのフランツ・リスト国際ピアノコンクール」ファイナリスト、2002年「第23回来音会ピアノコンクールC級部門(小学生以下)」金賞。
◇
【第1位 / 奨励賞 / 札幌市長賞】
アレクサンデル・ガジェヴ(イタリア)
【第2位】
ロマーン・ロパティンスキ―(ウクライナ)
【第3位】
ダニエル・シュー(アメリカ)
アレクセイ・メリニコフ(ロシア)
アレクシーア・ムーサ(ギリシャ/ベネズエラ)
【第4位 / 室内楽賞】
フロリアン・ミトレア(ルーマニア)
【日本人作品最優秀演奏賞】
イーゴリ・アンドレエフ(ロシア)
【奨励賞】
三浦 謙司(日本)
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2015年12月05日
岩手県・宮城県・福島県に住む小・中・高校生、大学生を中心とした楽団「東北ユースオーケストラ」は、本格的活動を開始したが、2016年3月26日に東京オペラシティコンサートホールにおいて演奏会を開催する。当日は、ジャズピアニストの山下洋輔との共演も予定している。
「東北ユースオーケストラ」は、音楽家の坂本龍一を代表・監督とし、2014年に社団法人化した。2015年度に楽団員を募集し、柳澤寿男を指揮者に迎え、新規楽団員のオーケストラとして活動を開始した。
「東北ユースオーケストラ」は、①音楽活動を通じて子供達の成長を支援し、演奏活動によって被災地の「心の復興」をはかること②演奏活動を通じて、日本全国および世界に対して東北の「震災の記憶と教訓」を伝えること③世界に通用する音楽家の育成・輩出をめざすこと―を活動の指針としている。
同楽団の指揮者に就任した柳澤寿男は、旧ユーゴを中心に活動し、2005〜07年 マケドニア旧ユーゴ国立歌劇場首席指揮者を務めた。07年コソボ・フィル首席指揮者に就任。現バルカン室内管弦楽団音楽監督、コソボ・フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、ベオグラード・シンフォニエッタ名誉首席指揮者、ニーシュ交響楽団首席客演指揮者。
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2015年12月04日
2016年度第18回「武満徹作曲賞」のファイナリスト4名が決定した。
「武満徹作曲賞」は、オーケストラ作品の作曲コンクールで、毎年ただ1人の作曲家が審査にあたる。2016年度は、104曲の応募作から、規定に合致した、33ヶ国97作品が正式に受理され、2016年度審査員の一柳 慧による譜面審査の結果、下記4名がファイナリストに選ばれた。
4名の作品は2016年5月29日の本選演奏会にて上演され、受賞作が決定する。
◇
ミヒャエル・ゼルテンライク(イスラエル) <作品名>ARCHETYPE
パク・ミョンフン(韓国) <作品名>triple sensibilities
中村ありす(日本) <作品名>Nacres
茂木宏文(日本) <作品名>“Let’s speak in Wondrous Words!”
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2015年12月01日
2015年度 第53回「レコード・アカデミー賞」(主催:音楽之友社「レコード芸術」)は、次の通り決定した。
大賞は、ニコラウス・アーノンクール指揮ベルリン・フィルによる「シューベルト・エディション」〔ベルリン・フィル・レコーディングス〕。
大賞銀賞は、アントニオ・パッパーノ指揮ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団他による「ヴェルディ:歌劇《アイーダ》全曲」〔ワーナー・クラシックス〕。
大賞銅賞は、クリスティアン・ツィメルマン(p)サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルによる「ルトスワフスキ:ピアノ協奏曲、交響曲第2番」〔グラモフォン〕。
詳細は「レコード芸術」2016年1月号(12月19日発売)。
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2015年11月30日
世界3大国際教育音楽祭の一つ「PMF2016」(芸術監督:ワレリー・ゲルギエフ)は、2016年7月16日(土)~8月9日(火)開催される。会期中は約30公演を予定している。オープンリハーサルでは、PMFオーケストラの指導風景を一般公開、また教育セミナーでは、PMF参加アーティストによる音楽講座を実施する。
パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)は、20世紀を代表する指揮者、作曲家のレナード・バーンスタインによって1990年に札幌に創設された国際教育音楽祭で、これまで四半世紀にわたり、世界中に延べ3,200人以上の優秀な音楽家を輩出してきた。
PMFオーケストラは、厳しいオーディションを通過した18歳から29歳までの若手音楽家約90人で編成するオーケストラ。メンバーは、音楽界を代表する指揮者をはじめ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、シカゴ交響楽団など欧米のメジャー・オーケストラの首席奏者を中心とする教授陣から、約1カ月にわたり密度の濃い指導を受ける。
◇
【PMF2016オープニング・コンサート】
バーンスタイン:「キャンディード」序曲 ほか
管弦楽:PMFウィーン(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団メンバー)/PMFベルリン(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団メンバー)/PMFオーケストラほか
会場:札幌芸術の森・野外ステージ
日時:2016年7月16日(土) 午後1時
入場:無料
【PMFオーケストラ 東京公演】
メンデルスゾーン:交響曲 第4番 「イタリア」
ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
管弦楽:PMFオーケストラ
会場:サントリーホール
日時:2016年8月9日(火) 午後7時
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2015年11月27日
毎春恒例の「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森-」が2016年3月16日(水)~4月17日(日)の1ヵ月にわたり開催される。リッカルド・ムーティ指揮による日伊国交樹立150周年記念オーケストラ公演で開幕し、“東京春祭ワーグナー・シリーズ”「ニーベルングの指環」第2日「ジークフリート」、「合唱の芸術シリーズ」、「歌曲シリーズ」、「24の前奏曲シリーズ」、「ミュージアム・コンサート」など多彩なプログラムが組まれている。
◇
~日伊国交樹立150周年記念公演~
ヴェルディ:
歌劇「ナブッコ」序曲
歌劇「ナブッコ」第1幕より「祭りの晴着がもみくちゃに」
歌劇「アッティラ」第1幕よりアッティラのアリアとカバレッタ「ローマの前で私の魂が…あの境界の向こうで」
歌劇「マクベス」第3幕より舞曲
歌劇「運命の力」 序曲
歌劇「第1回十字軍のロンバルディア人第3幕より「エルサレムへ、エルサレムへ」
ボイト:
歌劇「メフィストフェレ」プロローグ
指揮:リッカルド・ムーティ
管弦楽:東京春祭特別オーケストラ&ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団
バス:イルダール・アブドラザコフ
合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ、宮松重紀
合唱:東京オペラシンガーズ
児童合唱指揮:長谷川久恵
児童合唱:東京少年少女合唱隊
日時・会場:2016.3.16 [水] 19:00開演 東京文化会館 大ホール
2016.3.17 [木] 19:00開演 東京芸術劇場 コンサートホール
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