クラシック音楽 ニュース


2014年9月08日

◆「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」、チェロ部門で上野通明が1位、ピアノ部門で中山瞳が2位


 オーストリアの「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」のチェロ部門で、東京都出身の上野通明さん(18)が1位、ピアノ部門で、埼玉県出身の中山瞳さん(25)が2位に、それぞれ入賞を果たした。

 今年で21回目を迎えた「ブラームス国際コンクール」は、現在ヨーロッパの中でも権威のあるコンクールの一つ。オーストリアのヴェルター湖畔の街ペルチャッハで行われ、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、声楽、室内楽の6部門がある。

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2014年9月05日

◆「ショパン国際フェスティバルin Japan」、今年は会場を都心に移し開催


 2005年より毎年 軽井沢で開催されてきた「ショパン国際フェスティバルin Japan」の記念すべき第10回の今年は、会場を都心に移し、国内外で活躍するピアニストから、日本を代表する実力派ピアニスト達までが勢揃いする演奏会(各公演のチケットは500円)。

主催: ショパン国際フェスティバル実行委員会 

共催: 公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団 ティアラこうとう

後援: 駐日ポーランド大使館、ポーランド広報文化センター 

場所::ティアラこうとう 大ホール(東京都江東区住吉2‐28‐36)

日時: 2014年9月15日 (月) AM 11:30 ~ 9月16日 (火) PM 16:00

【9月15日 (月) 開演11:30 出演:近藤嘉宏】
公演名: 至上の愛の音楽
演奏予定曲:ノクターン第8番 エチュード「別れの曲」、エチュード「革命」、舟歌、バラード第4番、ピアノ・ソナタ第3番(ショパン)

【9月15日 (月) 開演14:30 出演:イリーナ・メジューエワ】
 公演名: 天使からの贈り物
演奏予定曲:フランス組曲第5番(J.S.バッハ)、舞踏への勧誘(ウェーバー)、幻想即興曲 ノクターン第5番、軍隊ポロネーズ、ワルツ告別(ショパン)、ラ・カンパネラ(リスト)他

【9月16日 (火) 開演11:30 出演:高橋多佳子】
公演名: 旋律の涙 
演奏予定曲:ノクターン第2番 ポロネーズ第9番、バラード第1番、バラード第2番、バラード第3番、バラード第4番

【9月16日 (火) 開演14:30 出演:斎藤雅広】
公演名: ショパンは踊っていた!
演奏予定曲:雨だれのプレリュード、スケルツォ第2番、マズルカ第2番、マズルカ第25番、ノクターン遺作、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、英雄ポロネーズ

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2014年9月03日

◆NHK音楽祭2014、「管弦楽の黄金時代~後期ロマン派の壮大な調べ~」をテーマに開催


 12回を迎える「NHK音楽祭」が、10月2日~29日、「管弦楽の黄金時代~後期ロマン派の壮大な調べ~」をテーマに、NHKホールで開催される。

 今回は、後期ロマン派を代表する3人の偉大な作曲家、ブルックナー、マーラー、そしてリヒャルト・シュトラウスにスポットを当てる。オーケストラの編成がこれまでにないほど巨大化した19世紀末から20世紀初頭、彼らは互いに影響を与えあい、自由かつ前衛的な作品を数多く生み出した。リヒャルト・シュトラウス生誕150年を迎える今年、音楽史上に燦然と輝くこの3人の作品が、一流の指揮者とソリスト、オーケストラにより演奏される。

 会場:NHKホール (東京都渋谷区神南2-2-1)

 ◆NHK交響楽団
 平成26年10月2日(木)開場:午後6時 開演:午後7時
 【指揮】マルティン・ジークハルト
 【ピアノ】ユリアンナ・アヴデーエワ
 【曲目】モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
      ブルックナー:交響曲第4番「ロマンチック」

 ◆マリインスキー劇場管弦楽団~リヒャルト・シュトラウス生誕150年~
 平成26年10月17日(金)開場:午後6時 開演:午後7時
 【指揮】ワレリー・ゲルギエフ
 【ソリスト】ムラーダ・フドレイ(ソプラノ/サロメ)
       ミヒャエル・クプファー(バリトン/ヨカナーン)
       アンドレイ・ポポフ(テノール/ヘロデ)
       ラリサ・ゴゴレフスカヤ(ソプラノ/ヘロディアス)
       水口聡(テノール/ナラボート)  ほか
 【曲目】リヒャルト・シュトラウス:楽劇「サロメ」演奏会形式

 ◆イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 平成26年10月29日(水)開場:午後6時 開演:午後7時
 【指揮】ズービン・メータ
 【曲目】シューベルト:交響曲第6番
      マーラー:交響曲第5番

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2014年9月01日

◆第24回「芥川作曲賞」、鈴木純明の作品に決定


 第24回「芥川作曲賞」は、鈴木純明の「ラ・ロマネスカII―ペトルッチの遍歴~管弦楽のための」に決定した。

 <贈賞理由>
 
 ヨーロッパの伝統との距離感のバランスと共に、すぐれた構築性と密度が瞬間瞬間の繊細な響きの魅力と結びつき、豊かな音楽が生み出されていた点が高く評価された。

 <略歴>
 
 1970年東京生まれ。東京藝術大学大学院修了。文化庁在外派遣研修員としてパリ国立高等音楽院で学ぶ。IRCAM作曲研究課程修了。日本音楽コンクール、日本交響楽振興財団作曲賞、ガウデアムス国際音楽週間、ブールジュ国際電子音楽コンクール等に入選。これまでにザグレブ音楽ビエンナーレ、モンテカルロ春の芸術祭、ミュージック・フロム・ジャパン等で作品が初演されている。現在、東京藝術大学准教授、桐朋学園大学、同大学院大学各講師。

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2014年8月27日

◆第12回東京音楽コンクールの入賞者が決定 


 新人演奏家の登竜門である第12回東京音楽コンクールの入賞者が次の通り決定した。

<ピアノ部門>

梅田智也【第1位及び聴衆賞】

佐藤元洋【第2位】

本山乃弘【第3位】

蓑田莉奈【入選】

<弦楽部門>

坪井夏美(ヴァイオリン) 【第1位及び聴衆賞】

笹沼樹(チェロ)     【第2位】

吉江美桜(ヴァイオリン) 【第3位】

高宮城凌(ヴァイオリン) 【入選】

<金管部門>

東川暁洋(トロンボーン) 【第2位〈最高位〉】

守岡未央(トランペット) 【第3位及び聴衆賞】

青木宏朗(ホルン)    【入選】

小川敦(ホルン)     【入選】

<声楽部門>

岡昭宏(バリトン)   【第1位及び聴衆賞】

盛田麻央(ソプラノ)  【第2位】

相田麻純(メゾソプラノ)【第3位】

清水勇磨(バリトン)  【入選】

 なお、第12回東京音楽コンクールを制覇した各部門の優勝者が、ソリストとしてオーケストラと共演する「第12回東京音楽コンクール優勝者コンサート」が次の要領で行われる。。

日時:2015年1月12日(月・祝) 14:00開演(13:20開場)

会場:東京文化会館 大ホール

出演 ピアノ:梅田智也    *第12回ピアノ部門第1位及び聴衆賞
   ヴァイオリン:坪井夏美 *第12回弦楽部門第1位及び聴衆賞
   バリトン:岡昭宏    *第12回声楽部門第1位及び聴衆賞

指揮:円光寺雅彦

管弦楽:読売日本交響楽団

司会:朝岡聡

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2014年8月27日

◆ 第12回佐川吉男音楽賞、関西二期会の歌劇「魔笛」が受賞


 第12回佐川吉男音楽賞は、関西二期会の歌劇「魔笛」が、また、同奨励賞は、立川市民オペラの会の歌劇「アイーダ」がそれぞれ受賞した。

  贈呈式は、9月19日、東京で行われる。

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2014年8月27日

◆第22回三菱UFJ信託音楽賞、大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスが受賞


 三菱UFJ信託芸術文化財団は、第22回三菱UFJ信託音楽賞と第11回同奨励賞の受賞団体(対象は公演)を次の通り発表した。

 三菱UFJ信託音楽賞:大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスの「ブリテン『ピーター・クライムズ』」

 三菱UFJ信託奨励賞:長崎オペラ協会の「いのち」と三河市民オペラ制作委員会の「プッチーニ『トゥーランドット』」

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2014年8月24日

◆第44回東燃ゼネラル音楽賞、佐々木典子(ソプラノ)と下野竜也(指揮者)が受賞


 第44回東燃ゼネラル音楽賞は、ソプラノの佐々木典子と指揮者の下野竜也が受賞した。

 本賞 佐々木典子(ソプラノ)

 佐々木典子は、1981年武蔵野音楽大学声楽科卒業。1983年ザルツブルク モーツァルテウム芸術大学オペラ科首席卒業。1984年~1986年ウィーン国立歌劇場オペラスタジオ。1986年~1991年ウィーン国立歌劇場専属歌手。2012年東京芸術大学音楽学部教授。1990年熊本市女性賞受賞。2000年第2回ホテルオークラ音楽賞受賞。

 奨励賞 下野竜也(指揮者)

 下野竜也は鹿児島市出身。鹿児島大学教育学部音楽科卒業。桐朋学園大学音楽学部附属指揮教室で指揮を学ぶ。イタリアキジアーナ音楽院指揮科ディプロマ取得。1999年~2001年ウィーン国立音楽大学に留学。2001年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。2013年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。広島ウインドオーケストラ音楽監督、上野学園大学教授。

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2014年8月24日

◆イタリアの名テノール歌手カルロ・ベルゴンツィが死去(享年90歳)


イタリアの名テノール歌手カルロ・ベルゴンツィが死去した。享年90歳。

 カルロ・ベルゴンツィ(Carlo Bergonzi, 1924年7月13日 – 2014年7月25日)は、イタリアのテノール歌手。1948年、最初はバリトン歌手としてオペラでの活動を開始。その後、1951年、パリでテノールとして再デビューを果たす。1953年ミラノ・スカラ座、1956年にはアメリカ・メトロポリタン歌劇場でのデビューを果たし、スターの地位を確立。

 以後、イタリア・オペラ人気を支えるスター歌手として、国際的に活躍した。

 1967年以来数回来日もしており、2001年にも来日してリサイタルを開催し、80歳近くとは思えぬ喉を披露した。

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2014年8月18日

◆ショパン研究家ヤン・エキエルが死去(享年100歳)


 ポーランド出身の世界的に著名なショパン研究家ヤン・エキエルが死去した。享年100歳。

 1949年よりショパン国際ピアノコンクール審査員となり、1985年からは審査員長を務めた。

 1959年からショパン・ナショナル・エディション財団によるショパン全集「ナショナル・エディション」の編集主幹となり、2010年に完結させた。

 2010年ポーランドの民間人としては最高位の白鷲勲章を受賞した。

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