2014年9月01日
第24回「芥川作曲賞」は、鈴木純明の「ラ・ロマネスカII―ペトルッチの遍歴~管弦楽のための」に決定した。
<贈賞理由>
ヨーロッパの伝統との距離感のバランスと共に、すぐれた構築性と密度が瞬間瞬間の繊細な響きの魅力と結びつき、豊かな音楽が生み出されていた点が高く評価された。
<略歴>
1970年東京生まれ。東京藝術大学大学院修了。文化庁在外派遣研修員としてパリ国立高等音楽院で学ぶ。IRCAM作曲研究課程修了。日本音楽コンクール、日本交響楽振興財団作曲賞、ガウデアムス国際音楽週間、ブールジュ国際電子音楽コンクール等に入選。これまでにザグレブ音楽ビエンナーレ、モンテカルロ春の芸術祭、ミュージック・フロム・ジャパン等で作品が初演されている。現在、東京藝術大学准教授、桐朋学園大学、同大学院大学各講師。