2014年8月16日
オランダの指揮者でリコーダー奏者のフランス・ブリュッヘンが死去した。享年79歳。
フランス・ブリュッヘンは、オランダのアムステルダム生まれ。1950年代からリコーダー奏者として活動を開始し、リコーダーの普及に貢献した古楽の草分け的存在。1981年にオリジナル楽器のオーケストラである18世紀オーケストラを結成して指揮者としても活躍した。
1973年にリコーダー奏者として初来日して以後、しばしば来日。日本にも多くのファンを有していた。
コメント/トラックバック投稿 »
2014年8月07日
毎年夏に、長野県松本市で開催されている「サイトウ・キネン・フェスティバル 松本」(総監督:小澤征爾)が、2015年から「セイジ・オザワ 松本フェスティバル(英語表記:Seiji Ozawa Matsumoto Festival)」に名称変更されることになった。
なお、「サイトウ・キネン・オーケストラ」の名称については、2015年以降も従来通り継続する。
コメント/トラックバック投稿 »
2014年8月06日
梶本音楽事務所は、同社所属の指揮者 井上道義の治療経過と復帰について次の通り発表した。
「咽頭がん」治療のため演奏活動を休止している指揮者 井上道義の治療の経過は順調で、7月中旬に病院を退院し、現在は通院での治療を行っている。復帰公演は10月11日(土) NHK交響楽団鎌倉公演「いざ、鎌倉への道 Vol.4」となる。
現在、全快に向けて治療およびリハビリテーションに取り組んでいる。
今後の活動については、体力的に無理のないペース配分の上進める予定。
コメント/トラックバック投稿 »
2014年8月05日
ヴァイオリニストの前橋汀子が、新たに弦楽四重奏団「前橋汀子カルテット」を結成した。
メンバーは、第1ヴァイオリン:前橋汀子
第2ヴァイオリン:久保田巧(84年ミュンヘン国際コンクール日本人初優勝者)
ヴィオラ:川本嘉子(92年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門最高位者)
チェロ:原田禎夫(東京クヮルテットの創設メンバー)
初の演奏会は、11月8日、戸塚区民文化センターさくらプラザホール(神奈川県横浜市)で開催される。
コメント/トラックバック投稿 »
2014年8月03日
「ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールJAPAN2014」が初めて日本で開催される。期間は8月25日から1週間で、会場は横須賀芸術劇場。
同コンクールは、フランスの名クラリネット奏者であったジャック・ランスロ(1920年―2009年)を記念して、フランスおよび弟子が多くいる日本において、2年おきに開催される。
第1回は、2012年にフランスで開催され、今回初めて第2回が日本で開催されるもの。
ファイナルは8月31日に行われるほか、8月30日には「審査員コンサート」が開催される。
なお、「入賞者披露コンサート」は、9月3日、サントリーホールで開催されることになっている。
コメント/トラックバック投稿 »
2014年7月27日
都心にあるクラシック音楽のコンサートホールとして長年親しまれてきた津田ホール(東京都渋谷区千駄ヶ谷)が、2015年3月で閉館することになった。
これは津田ホールの経営母体である津田塾大学の施設変更によるもの。
コメント/トラックバック投稿 »
2014年7月19日
ドイツ、ライプチヒで開催の「国際バッハコンクール」のバイオリン部門で、東京芸術大2年の岡本誠司(20歳、千葉県市川市出身)が1位になった。
旧東ドイツ時代の1950年に始まった同コンクールのバイオリン部門で、日本人が1位になったのは初めて。
同コンクールは、バッハ演奏家の登竜門として2年ごとに開催されている。
コメント/トラックバック投稿 »
2014年7月17日
ユニバーサルミュージックは、没後25年を迎えた大指揮者カラヤンを記念して、ファン投票「あなたが選ぶカラヤンのベスト・レコーディング」を行い、結果を次の通り発表した。
第1位 ベートーヴェン:交響曲 第9番《合唱》
第2位 ブラームス:交響曲 第1番
第3位 チャイコフスキー:交響曲 第6番《悲愴》
第4位 ベートーヴェン:交響曲 第5番《運命》
第5位 ドヴォルザーク:交響曲 第9番《新世界より》
第6位 ベートーヴェン:交響曲 第6番《田園》
第7位 ホルスト:組曲《惑星》
第8位 マーラー:交響曲 第5番
第9位 R.シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》
第10位 グリーグ:《ペール・ギュント》第1組曲
コメント/トラックバック投稿 »
2014年7月17日
「第26回高松宮殿下記念世界文化賞」が発表され、音楽部門では、アルヴォ・ペルト(エストニア)が受賞した。
音楽部門の受賞者のアルヴォ・ペルトは、1941年1月21日、スペイン・マドリード生まれの作曲家。1963年に28歳でタリン音楽院(現エストニア音楽演劇アカデミー)を卒業。ソ連統治下、わずかに手に入る情報をもとに、現代音楽の技法を身につけた。
1960年代後半から、グレゴリオ聖歌など中世の単旋聖歌、ルネサンス期の多声聖歌など「祈り」の音楽の探求に転じ、簡素な音の組み合わせを、まるで鈴の音が鳴り続けるように一定のリズムで繰り返す「ティンティナブリ」という技法を見つけ、1976年のピアノのための小品「アリーナのために」で独自のスタイルの確立を印象づけた。
2010年には、エストニア各地で生誕75周年を記念するイベントが行われ、30年ぶりに祖国に帰国。首都タリン近郊に自筆の楽譜、各種資料などを保管する「アルヴォ・ペルト・センター」が設立された。エストニアから初の世界文化賞受賞となった。
授賞式は10月15日に東京・明治記念館で行われることになっている。
コメント/トラックバック投稿 »
2014年7月14日
指揮者のロリン・マゼールが死去した(享年84歳)。
ロリン・マゼールは、バイエルン放送交響楽団首席指揮者、ニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、クリーヴランド管弦楽団音楽監督などを歴任した巨匠であった。
コメント/トラックバック投稿 »