クラシック音楽 ニュース


2014年3月31日

◆「第13回(2013年度)佐治敬三賞」、東京現音計画とアンサンブル室町の公演に決定

 「第13回(2013年度)佐治敬三賞」は、「東京現音計画♯01~イタリア特集I:コンポーザーズセレクション1・杉山洋一」および「東方綺譚 “Nouvelles Orientales de Marguerite Yourcenar”」の2公演に決定した。

 「東京現音計画」は、日本の現代音楽界の第一線で活躍する5人の音楽家、有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(サクソフォン)、神田佳子(打楽器)、黒田亜樹(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)が立ち上げた団体。今回の受賞公演は、その第1回演奏会にあたり、作曲家・杉山洋一をゲストに招き、彼の選曲で組み立てられていた。

 「アンサンブル室町」は、和楽器とバロック楽器の混合編成により空間と時間を超えた芸術表現を追求する、独創的な理念に立脚したアンサンブル。2013年10月26日、津田ホールで開催された「東方綺譚 “Nouvelles Orientales de Marguerite Yourcenar”」と題するコンサートは、マルグリット・ユルスナールの小説集「東方綺譚」をテーマに、日本とフランスの4人の作曲家が世界初演となる新作を寄せるという、意欲的かつ筋の通った企画のもとに行われた。

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