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2018年5月23日

◆読売日本交響楽団、次期常任指揮者にフランクフルト歌劇場音楽総監督のセバスティアン・ヴァイグレが就任

 読売日本交響楽団は、2019年4月1日付でセバスティアン・ヴァイグレ(57歳)を第10代常任指揮者に迎えると発表した。最初の任期は、2022年3月末までの3年間。

 なお、2019年3月末で第9代常任指揮者を退任するシルヴァン・カンブルランは、2019年4月から桂冠指揮者となる。

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 セバスティアン・ヴァイグレは、1961年ベルリン生まれ。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でホルン、ピアノ、指揮を学んだ。82年にベルリン国立歌劇場管の首席ホルン奏者となった後、巨匠バレンボイムの勧めで90年代後半から本格的に指揮をはじめた。2003年にフランクフルト歌劇場でR.シュトラウス〈影のない女〉を振り、ドイツのオペラ雑誌「オーパンヴェルト」の「年間最優秀指揮者」に選ばれた。04年から09年までバルセロナのリセウ大劇場の音楽総監督を務め、ベルク〈ヴォツェック〉やワーグナー〈タンホイザー〉など数々の名演奏を繰り広げ、評判を呼んだ。07年にはワーグナー〈ニュルンベルクのマイスタージンガー〉でバイロイト音楽祭にデビュー。11年まで指揮し、世界的注目を浴びた。08年からフランクフルト歌劇場の音楽総監督を務め、幅広いレパートリーと充実した音楽で名舞台を数多く作っている。11年に同歌劇場管が「オーパンヴェルト」誌の「年間最優秀オーケストラ」に選ばれ、15年にも同歌劇場が「年間最優秀歌劇場」に輝くなど、その手腕は高く評価されている。特にワーグナーとR.シュトラウスの演奏では定評がある。

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