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2022年6月18日

◆第52回「ENEOS音楽賞」洋楽部門、野平一郎と脇園 彩が受賞

 第52回「ENEOS音楽賞」洋楽部門は、野平一郎と脇園 彩が受賞した。

【洋楽部門】

<本賞>

野平一郎(作曲家・ピアニスト・指揮者)

 野平一郎(1953年生れ)は、東京都出身。東京藝術大学作曲科卒業。同大学修士課程を終了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。古典から現代まで幅広いレパートリーを得意としている。作曲家としてもフランス文化庁をはじめ委嘱を含む多くの作品がある。2007年、バッハ「平均率クラヴィア曲集」のピアノ、チェンバロ、オルガンを使う全曲録音を行った。1995年「中島健蔵音楽賞」、1996年/2013年「尾高賞」、1996年「芸術選奨文部大臣新人賞」、1996年「京都音楽賞実践部門賞」、2004年「サントリー音楽賞」、2005年「芸術選奨文部大臣賞」を受賞。さらに2012年「紫綬褒章」、2019年「日本芸術院賞」を受賞した。2021年東京文化会館の音楽監督に就任。

<奨励賞>

脇園 彩(メゾソプラノ)

 脇園 彩は、東京都出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程声楽専攻(オペラ)修了。学部3年次に安宅賞、卒業時にアカンサス音楽賞・同声会賞受賞。第58回藝大オペラ定期モーツァルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラ役でオペラデビュー。2013年10月より文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてイタリアに留学。パルマ・アッリーゴ・ボーイト国立音楽院ビエンニオコースを経て、ミラノ・スカラ座研修所を修了。2014年ロッシーニ作曲「シンデレラ」の短縮版において、タイトルロールとしてミラノ・スカラ座デビューを果たした。主にロッシーニ・モーツァルト及びベルカント作品をレパートリーとするが、各国語の歌曲研究や現代作曲家の新作発表にも意欲的に取り組む。
 

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