2022年2月01日
第32回「日本製鉄音楽賞」の受賞者は、以下の通り決定した。
【フレッシュアーティスト賞】 佐藤晴真 (チェロ)
2019 年のミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門において日本人として初めて優勝し、一躍国際的に注目を集めることとなった。その後の演奏会での目覚ましい活躍ぶりもさることながら、そのどれもが高い水準の演奏であり、最高の評価を得ている。日本を代表するチェリストになるであろう逸材として大きく期待される。
【特別賞】 広渡 勲 (プロデューサー、演出家)
現場を知り尽くした綿密な仕事ぶり、出演者とスタッフを纏める目配りの細やかさ。広渡さんは長きにわたり舞台監督として数々の舞台製作に従事し、質の高い公演を作り上げてきた。最近もなお、昨年の兵庫の《メリー・ウィドウ》演出など活発に活動を展開している。わが国の舞台音楽界での彼のこれまでの業績を高く評価し、今回の贈賞となった。
なお、第 32 回「日本製鉄音楽賞」の受賞記念コンサートは、2022 年 7 月に開催予定。
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2022年1月29日
2021年1月~12月に青山音楽記念館バロックザール(京都市西京区松尾大利町9-1)で行われた演奏会のうち、公演の中から選ばれた受賞者
【新人賞(2名)】
荒井 優利奈(ヴァイオリン)
受賞公演:「荒井優利奈 ヴァイオリンリサイタル」2021年07月28日(水)
水野 優也(チェロ)
受賞公演:「水野優也チェロリサイタル」2021年12月22日(水)
【青山賞(1名)】
山本 由美子(ヴィオラ)
受賞公演:「山本由美子 ヴィオラリサイタル」2021年11月05日(金)
【バロックザール賞(2組)】
中村太地×辻本玲×佐藤卓史
受賞公演:「中村太地×辻本玲×佐藤卓史ピアノトリオ スペシャルメンバーによる至福の饗宴」2021年09月20日(月)
【くぼった打楽器四重奏団】
受賞公演:「くぼった打楽器四重奏団演奏会」2021年12月05日(日)
◇
受賞披露演奏:2022年4月中旬公開予定
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2022年1月15日
恒例のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの2023年は、フランツ・ヴェルザー=メスト(3回目)が務める。
指揮のフランツ・ウェルザー=メスト(1960年生れ)は、オーストリア、リンツ出身。ミュンヘン音楽大学で学ぶ。1990年ロンドン・フィルの音楽監督に就任。1995年チューリッヒ歌劇場の音楽監督に就任し、同歌劇場の知名度を飛躍的に高めた。2002年クリーヴランド管弦楽団の音楽監督に就任。そして、2010年小澤征爾の後任としてウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任し、カラヤン以来約半世紀ぶりに地元オーストリア人の監督職就任として話題を集めた。2011年と2013年にはウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」の指揮者を務めた。
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2021年12月22日
「レコード・アカデミー賞」とはわが国の音楽文化の向上に資する目的を持って、音楽之友社が1963年(昭和38年)に創設したもので、1年間に国内のレコード会社から発売されたクラシック・レコードのうち、同社「レコード芸術」誌「新譜月評」(本年度は2021年1月号~12月号)で高い評価を得たものの中から、部門ごとに演奏や録音などの最も優れたディスクを選定し、発売レコード会社を表彰するもの。
選定委員長は金子建志、選定委員には藤田由之、大木正純、満津岡信育、中村孝義、浅里公三、金子建志、岡部真一郎、長木誠司など26名。
【大賞】 協奏曲部門
ブラームス/ピアノ協奏曲第1番・同第2番
アンドラーシュ・シフ(ピアノ、指揮)
エイジ・オヴ・インライトゥンメント管弦楽団
EC UCC2095~6
【大賞銀賞】 声楽曲部門
J.S.バッハ/ヨハネ受難曲
鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン
BIS KKC6351~2
【大賞銅賞】 室内楽曲部門
ブラームス/ヴィオラ・ソナタ第1番・同第2番、夜うぐいす、子守歌、2つの歌Op.91
アントワーヌ・タメスティ(ヴィオラ)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
ハルモニア・ムンディ KKC6335
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2021年12月20日
世界的ヴォーカル・グループ「Il Divo (イル・ディーヴォ)のカルロス・マリンが死去した。享年53歳。
カルロス・マリンは、スペイン出身のバリトン歌手で、他の3人はアメリカ、フランス、スイスの出身。
イル・ディーヴォは、2004年にデビューし、2021年12月に結成17年を迎えたところだった。
日本とも縁が深く、東日本大震災の後は、NHKの復興支援ソング「花は咲く」の英語版をリリースして世界に配信した。
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2021年11月13日
第71回「ヴィオッティ国際音楽コンクール」のピアノ部門で、片田愛理が最高位(第1位なしの第2位)に入賞した。
片田愛理は、東京音楽大学付属高等学校卒業。現在、東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース・エクセレンス)4年在学中。ウィーン国立音大大学院.
2000年「ピティナピアノコンペティション」B級金賞。2001年「神奈川音楽コンクール」低学年の部、最優秀賞。2002年第4回「国際ピアノコンクール 」(サンクトペテルブルク)”A Step Towards Mastery” グループA 第3位。2004年第5回「若い音楽家の為のチャイコフスキー国際コンクール」(倉敷)審査員特別賞。2005年第4回「アルトバレフスカヤ記念青少年国際ピアノコンクール」(モスクワ)第2位、及び特別賞(ベストクラシック賞)。
2006年第6回「スクリャービン国際ピアノコンクール」(パリ)15歳までの部第1位。2010年第16回「ショパン国際ピアノコンクールに最年少」で参加、二次審査まで進みディプロマ取得。2013年第5回「仙台国際音楽コンクール」第5位。2021年第71回「ヴィオッティ国際音楽コンクール」最高位(第1位なしの第2位)。
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2021年11月11日
第10回「フランツ・リスト国際ピアノコンクール」で嘉屋翔太が最高位(第1位なしの第2位)に入賞した。
合わせて、聴衆賞とサン゠サーンス最優秀演奏賞も受賞した。
嘉屋翔太は、2000年生まれ。3歳半よりピアノを始める。開成中学・高等学校を経て、2019年4月より東京音楽大学ピアノ演奏家コース・エクセレンスに特別特待奨学生として在学中。
2010年第26回「かながわ音楽コンクール」小学3・4年の部にて最優秀賞・中田喜直賞・ヤマハ賞を同時受賞。2017年ウィーン国立音楽大学にてピーター・エフラー氏のマスタークラスを受講、ディプロマを取得。成績優秀者による選抜コンサートに出演。同年第41回「PTNAピアノコンペティション」全国決勝大会G級銀賞並びに洗足学園前田賞。2018年第8回「三善晃ピアノコンクール」特別部門第1位並びに最優秀特別賞・三善作品特別賞を同時受賞。
現在、ソロでの演奏に留まらず、アンサンブルやオーケストラとの共演にも注力している。2019年第43回「PTNAピアノコンペティション」Pre特級金賞受賞。2021年第10回「フランツ・リスト国際ピアノコンクール」最高位(第1位なしの第2位)。
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2021年11月03日
ピアニストのネルソン・フレイレが死去した。享年77歳。
ネルソン・フレイレは、ブラジル出身。1958年にウィーン音楽院に留学して、フリードリヒ・グルダの恩師ブルーノ・ザイドルホーファーに師事。1964年「ヴィアナ・ダ・モッタ国際音楽コンクール」優勝、ロンドンで「リパッティ・メダル」と「ハリエット・コーエン・メダル」を獲得した。
1959年から国際的な演奏活動を行い、ヨーロッパやアメリカ、カナダ、南米、日本、イスラエルで演奏会を行った。2002年から2003年にかけて、シャイー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団と2度の演奏旅行を行い、また来日してNHK交響楽団とも共演した。2007年、ブラームスのピアノ協奏曲全集を発表し、グラモフォン賞協奏曲部門で受賞。
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2021年11月03日
「バルトーク国際コンクール」弦楽四重奏部門で、桐朋学園大学出身の4人が結成した「クァルテット・インテグラ」が1位になった。
クァルテット・インテグラは、バイオリン:三沢響果/菊野凛太郎、ビオラ:山本一輝、チェロ:築地杏里により2015年に結成、2018年からサントリーホール室内楽アカデミーに在籍している。
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2021年10月29日
第75回「ジュネーブ国際音楽コンクール」チェロ部門で上野通明が優勝した。
同コンクールで日本人の優勝は、2019年の作曲部門の高木日向子以来2年ぶりで、チェロ部門では初めて。
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