クラシック音楽 ニュース


2022年9月15日

◆小澤征爾、第10回「オーストリア音楽劇場賞」国際文化交流特別賞を受賞


 小澤征爾が、第10回「オーストリア音楽劇場賞」の国際文化交流特別賞を受賞した。

 これは、2002年から10年までウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めた貢献に対してのもの。
 
 ヴォルケントゥルム・グラーフェネックで行われた授賞式では、ウィーン・フィル副団長のアレクサンダー・シュタインベルガーが小澤の代わりに賞を受け取った。

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2022年9月15日

◆第33回(2022)「高松宮殿下記念世界文化賞」音楽部門、クリスチャン・ツィメルマンが受賞


 「高松宮殿下記念世界文化賞」は、日本美術協会によって1988年に創設され、絵画、彫刻、建築、音楽、演劇・映像の各分野で、世界的に顕著な業績をあげた芸術家に毎年授与される。

                           ◇

【第33回(2022)高松宮殿下記念世界文化賞受賞者】

     絵画部門 ジュリオ・パオリーニ

     彫刻部門 アイ・ウェイウェイ 艾未未

     建築部門 妹島和世+西沢立衛 /SANAA

     音楽部門 クリスチャン・ツィメルマン

     演劇・映像部門 ヴィム・ヴェンダース
 
 ピアノのクリスチャン・ツィメルマン(1956年生れ)は、ポーランド出身。1973年「ベートーヴェン国際音楽コンクール」優勝。1975年第9回「ショパン国際ピアノコンクール」に史上最年少の18歳で優勝。1999年には、ショパン没後150年を記念して、ポーランド人の若手音楽家をオーディションで集めた「ポーランド祝祭管弦楽団」を設立した。2005年、フランスのレジオン・ドヌール勲章(シュバリエ章)を受章。

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2022年9月13日

◆第71回「ARDミュンヘン国際音楽コンクール」、クァルテット・インテグラが2位入賞を果たす


 第71回「ARDミュンヘン国際音楽コンクール」の弦楽四重奏部門で、桐朋学園大学出身4人によるクァルテット・インテグラ(三澤響果vn、菊野凛太郎vn、山本一輝va、築地杏里vc)が第2位に入賞し、併せて聴衆賞も受賞した。

 クァルテット・インテグラは、桐朋学園大学および桐朋学園女子高等学校音楽科に在学中の学生4人により2015年に結成された。22020年のキジアーナ音楽院夏期マスタークラスでは、最も優秀な弦楽四重奏団に贈られる「Banca Monte dei Paschi di Siena賞」を受賞した。また、サントリーホール室内楽アカデミー第5、6期フェローとして研鑽を積み、2021年は「バルトーク国際コンクール」で優勝するなど、活躍してきた。

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2022年9月08日

◆「グリーグ国際ピアノコンクール」、石井楓子が優勝


 ノルウェー第二の都市ベルゲンで開催された「グリーグ国際ピアノコンクール」で、石井楓子が優勝した。

 同コンクールは、2年に一度、グリーグゆかりの街で開催され、前回2018年には髙木竜馬が優勝を果たしている。

 石井楓子は、1991年神奈川県生まれ。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学を経て、同研究科を修了。2013年、第82回「日本音楽コンクール」ピアノ部門第1位。2015年より渡欧し、ケルン音楽大学を経てバーゼル音楽院修士課程・演奏家課程を首席で修了。2019年第26回「ブラームス国際コンクール」第3位。

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2022年8月31日

◆第20回「東京音楽コンクール」金管部門、吉田智就(ホルン)と河内桂海(トランペット)が優勝


 第20回「東京音楽コンクール」金管部門は8月30日に本選が行われ、吉田智就(ホルン)と河内桂海(トランペット)が第1位。

「第20回「東京音楽コンクール」金管部門 本選結果】

     第1位 吉田智就(ホルン) 
         河内桂海(トランペット) 

     第2位 該当者なし

     第3位 白井翼(テューバ) 

     入選 葛西亮(ホルン) 

     聴衆賞 白井翼(テューバ) 

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2022年8月28日

◆第20回「東京音楽コンクール」ピアノ部門、中島英寿が優勝


 第20回「東京音楽コンクール」ピアノ部門の本選が8月28日行われ、第1位は中島英寿。

                           ◇

 【第20回「東京音楽コンクール」ピアノ部門 本選結果】

     第1位 中島英寿 

     第2位 藤平実来 

     第3位 吉原清香 

     入選  角野未来 

     聴衆賞 中島英寿 

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2022年8月27日

◆第20回「東京音楽コンクール」声楽部門、池内 響(バリトン)が優勝


 第20回「東京音楽コンクール」声楽部門の本選が8月26日行われ、池内 響(バリトン)が第1位となった。

                           ◇

【第20回東京音楽コンクール 声楽部門 本選結果】

   第1位 池内 響(バリトン) 

   第2位 前川健生(テノール) 

   第3位 黒田祐貴(バリトン) 
       川越未晴(ソプラノ) 

   聴衆賞 池内 響(バリトン) 

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2022年8月20日

◆第46回「ピティナ・ピアノコンペティション」、北村明日人が「特級・グランプリ」受賞


 第46回「ピティナ・ピアノコンペティション」(主催:全日本ピアノ指導者協会(ピティナ))の「特級」のファイナルが行われ、北村明日人がグランプリに決定した。

                           ◇

【特級】

グランプリ 北村明日人(東京藝術大学大学院)

銀賞    神宮司悠翔(東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校(高2))

銅賞    森永冬香(東京藝術大学(大3))

入選    鶴原壮一郎(東京藝術大学(大2))

聴衆賞   1位 北村明日人
      2位 神宮司悠翔
      3位 鶴原壮一郎
      4位 森永冬香

サポーター賞  1位 今井梨緒
        2位 鶴原壮一郎
        3位 北村明日人
        4位 千葉まりん
        5位 森永冬香
        6位 神宮司悠翔
        7位 後藤美優

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2022年8月01日

◆ヴァイオリニストの佐藤陽子が死去(享年72歳)


 国際的に活躍したヴァイオリニストの佐藤陽子が7月19日、肝臓がんのため死去した。享年72歳。

 佐藤陽子は、福島県出身。1958年に来日中のレオニード・コーガンに才能を認められ、翌年よりソ連政府の給費留学生としてモスクワ音楽院附属学校に進学、コーガンに師事。1962年にキリル・コンドラシンの指揮によりモスクワデビューを果たした。

 1966年「チャイコフスキー国際コンクール」第3位。同年9月よりモスクワ音楽院に進学。1969年「ロン=ティボー国際コンクール」第3位。1971年にモスクワ音楽院を首席で卒業した後、フランスに留学して翌1972年よりヨゼフ・シゲティに師事。「パガニーニ国際コンクール」第2位。

 また、声楽をマリア・カラスに師事し、ソプラノ歌手としてジュゼッペ・ディ・ステファーノらと共演。1975年にルーマニアのブカレスト国立歌劇場から「蝶々夫人」でデビューし、絶賛を浴びる。1976年に帰国し、アーティストとしての演奏活動のかたわら、エッセイの執筆やミュージカル歌手としてタレント活動も続けた。

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2022年7月17日

◆フルート奏者の金昌国が死去(享年80歳)


 フルート奏者の金昌国が死去した。享年80歳。

 金昌国は、大阪府出身。東京芸術大学で学ぶ。1967年「日本音楽コンクール」第1位。1969年「ジュネーブ国際コンクール」第2位(1位なし)。1970年よりドイツ、ハノーファー国立歌劇場管弦楽団首席奏者を務める。この間、マルセル・モイーズ、アンドレ・ジョネ、ハンス・ペーター・シュミッツに師事。欧州から帰国後、1985年「神戸国際フルートコンクール」審査委員長。1986年アンサンブルofトウキョウを結成する。

 東京藝術大学フルート科教授として教育活動にも力を入れ、第一線のプレーヤーを多数育てた。2006年度より、東京藝術大学演奏芸術センター長を務めた。東京芸術大学で後進の指導に当たった(東京芸術大名誉教授)。

 また、アンサンブルofトウキョウのほか大阪チェンバーオーケストラ、九州交響楽団、大阪センチュリー交響楽団などで指揮活動を重ねる。2001年「神戸市文化賞」受賞。

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