クラシック音楽 ニュース


2019年10月11日

◆都響、「東京オリンピック・パラリンピック」が開催される2020年にヨーロッパの3都市で公演


 東京都交響楽団(都響)は、「東京オリンピック・パラリンピック」が開催される2020年に、“首都東京の音楽大使”の役割を担い、2020年8月にヨーロッパの3都市で公演を行う。

 都響は、1964年の東京オリンピック記念文化事業として1965年に創立された。

<日程・公演>

2020年8月7日  オランダ    アムステルダム(コンセルトヘボウ)
2020年8月9日  スペイン    サンタンデール音楽祭(パラシオ・デ・フェスティバレス)
2020年8月12日  英国      エディンバラ国際フェスティバル(アッシャーホール)

<指揮>

大野和士(都響音楽監督)

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2019年10月04日

◆鈴木優人、来年4月から読響の指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任


 読売日本交響楽団は、2020年4月1日付で鈴木優人を指揮者/クリエイティヴ・パートナーに迎える。最初の任期は、2023年3月末までの3年間。

 鈴木優人は、現在バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の首席指揮者を務め、国内各地のオーケストラを指揮するほか、チェンバロ奏者やオルガン奏者としても活躍。また、調布国際音楽祭のエグゼクティブ・プロデューサーとして腕をふるい、NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演するなど多岐にわたり活動している。

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2019年10月03日

◆ソプラノ歌手の佐藤しのぶが死去(享年61歳)


 ソプラノ歌手の佐藤しのぶが9月29日、死去した。享年61歳。

 佐藤しのぶは、東京都出身。国立音楽大学声楽専攻卒業。文化庁オペラ研修所に最年少で入所し首席で修了。文化庁芸術家在外研究員としてイタリアミラノへ留学。「椿姫」でデビューにして主役を演じる。 帰国後イタリアオペラを歌い、1987年、オペラ歌手として初めてNHK紅白歌合戦に出演(以後、4年連続出演)。2009年11月「天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典」に出演し、3万人を前に歌う。 文化放送音楽賞、都民栄誉章、ジロー・オペラ賞大賞、マドモアゼル・パルファム賞、Federazione Italiana Cuochi、日本文化デザイン賞大賞等を受賞。

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2019年10月01日

◆米国のソプラノ歌手ジェシー・ノーマンが死去(享年74歳)


 米国のソプラノ歌手ジェシー・ノーマンが9月30日、死去した。享年74歳。

 ジェシー・ノーマンは、1969年「ミュンヘンARD国際音楽コンクール」第1位を獲得し、ベルリン国立歌劇場にてオペラ歌手としてデビューを果たした。その後もドイツやイタリアのさまざまな歌劇場に出演を重ね、1973年に帰国し、リンカーン・センターにおいて母国でのデビューを果たす。2度の米大統領就任式や、1996年のアトランタ五輪の開会式などのでもその歌声を披露した。フランス芸術文化勲章の最高章コマンドールを授与された。

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2019年9月30日

◆第1回「イタリア国際指揮者コンクール」、平林 遼が第3位に入賞


 第1回「イタリア国際指揮者コンクール」において、平林 遼が第3位に入賞した。

 平林 遼は、2011年東京音楽大学指揮科を卒業。同大学にて、指揮を広上淳一氏に師事、また、在学期間中に井上道義氏にも師事。2014年ロリン・マゼール氏審査の選考を経て、マエストロ・マゼール・マスタークラスに招待される。欧州留学のため、2015年から2017年までベルリン在住。

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2019年9月22日

◆2019年第56回「ブザンソン国際指揮者コンクール」、沖澤のどかが優勝


 2019年第56回「ブザンソン国際指揮者コンクール」の決勝がフランス東部ブザンソンで行われ、青森県三沢市出身の沖澤のどか(ベルリン在住)か優勝した。同コンクールでの日本人の優勝は、4大会ぶり10人目。

 沖澤のどかは、2018年第18回「東京国際音楽コンクール<指揮>」で女性として初めて1位を獲得している。

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2019年9月17日

◆2019年第31回「高松宮殿下記念世界文化賞」、ヴァイオリンのアンネ=ゾフィー・ムターが受賞


 2019年第31回「高松宮殿下記念世界文化賞」、音楽部門はヴァイオリンのアンネ=ゾフィー・ムターが受賞した。

 アンネ=ゾフィー・ムターは、現代最高のヴァイオリニストの一人で、「ヴァイオリンの女王」とも呼ばれるドイツ人演奏家。13歳でヘルベルト・フォン・カラヤンに見いだされデビュー。以後、カラヤン指揮のベルリン・フィルと共演を重ね、モーツァルトやベートーヴェンなどの名作協奏曲を演奏した。その後も、ズービン・メータ、小澤征爾ら世界の名指揮者・演奏家と共演。非常に細かい独特のビブラートなど卓越した演奏技術を持ち、ストラディバリウスが愛器。手掛けるレパートリーは幅広く、現代音楽に対する理解の広さでも知られる。後進音楽家の育成に力を注ぎ、東日本大震災の被災者らを支援する公演を実施するなど、積極的な教育・慈善活動は世界各地で評価され、揺るぎない人気を誇る。2017年フランス芸術文化勲章「コマンドゥール」を受章。2019年「音楽のノーベル賞」といわれる「ポーラー音楽賞」(スウェーデン)に輝いた。

                               ◇

絵画部門:ウィリアム・ケントリッジ

彫刻部門:モナ・ハトゥム

建築部門 :トッド・ウィリアムズ&ビリー・ツィン

音楽部門:アンネ=ゾフィー・ムター

演劇・映像部門:坂東 玉三郎

2019 若手芸術家奨励制度受賞者:デモス(フィルハーモニー・ド・パリ)= フランス

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2019年9月16日

◆2019年「ブゾーニ国際ピアノコンクール」、桑原志織が第2位


 2019年「ブゾーニ国際ピアノコンクール」がイタリア北部ボルツァーノで行われ、東京都出身の桑原志織が第2位に入賞した。

 同コンクールは若手ピアニストの登竜門として知られる。

 桑原志織は、東京芸大音楽学部器楽科ピアノ専攻を2018年に首席で卒業。

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2019年9月15日

◆2019年「ミュンヘン国際音楽コンクール」チェロ部門、佐藤晴真が優勝


 2019年「ミュンヘン国際音楽コンクール」チェロ部門において、佐藤晴真が優勝した。「ミュンヘン国際コンクール」チェロ部門において日本人が優勝するのは初。

 チェロの佐藤晴真(1998年生まれ)は、名古屋市出身(21 歳)。現在、ベルリンに在住し、ベルリン芸術大学で学んでいる。

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2019年9月12日

◆<史上初の快挙>第26回「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」、1位三原未紗子、2位尾島紫穂、3位石井楓子


 第26回「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」がオーストリア南部のペルチャッハで開かれ、神奈川県藤沢市出身の三原未紗子が優勝した。第2位には東京出身の尾島紫穂、第3位には神奈川出身の石井楓子が入り、日本の音楽家が上位を独占した。

 同コンクールは、ブラームスにちなんで毎年開催されるヨーロッパの権威あるコンクールの1つで、若手音楽家の登竜門としても知られる。

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