2012年10月11日
東京交響楽団は、ジョナサン・ノットを第3代音楽監督に迎えると発表した。任期は2014年9月から3年間。1シーズンに4回来日し、計8週間、東京交響楽団を指揮することになっている。
ジョナサン・ノットは、イギリス出身で現在49歳。ケンブリッジ大学で音楽学を専攻したのち、ロイヤル・ノーザン音楽大学で声楽とフルートを学び、後に指揮に転向。フランクフルト歌劇場などでカペルマイスターを務めたのち、2000年からバンベルク交響楽団の首席指揮者を務めている。このほかベルリン・フィル、ウィーン・フィルなど、世界の一流オーケストラを客演指揮し、好評を得ている。
ノットの東京交響楽団デビューは、昨年2011年10月のサントリーホール定期&川崎定期演奏会。ドビュッシー「夜想曲より”シレーヌ”」、シェーンベルク「ピアノ協奏曲作品42(ピアノ:小菅優)」、ラヴェル「ダフニスとクロエ(全曲)」を指揮した。このたった一度の共演が、ノットと東京交響楽団の運命の出会いとなった。