2016年2月21日
第17回「ホテルオークラ音楽賞」の受賞者は、崔 文洙(ヴァイオリン)と上野星矢氏(フルート)に決定した。
ヴァイオリンの崔 文洙は、1988年モスクワ音楽院に留学、ワレリー・クリモフ氏に師事。1998年小澤征爾氏に認められ新日本フィル入団、2000年より同楽団ソロ・コンサートマスター。ロシア伝統のヴァイオリン・メソードの日本における唯一の伝承者であり、その気品に満ちた芸術性は高く評価されている。
フルートの上野星矢は、1989年生まれ、東京都出身。東京藝術大学音楽学部に入学。第8回ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール第1位。2009年よりパリに留学し、パリ国立高等音楽院を審査員満場一致の最優秀賞並びに審査員特別賞を受賞し卒業。現在はドイツ、フランス、アメリカ、日本を主な活動の中心としている。
なお、授賞式と演奏会が2016年2月27日(土)午後6時から開催される。
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2016年2月21日
作曲家・ピアニストの一柳 慧により2015年に創設された「一柳 慧 コンテンポラリー賞」(事務局:カメラータ・トウキョウ内)の第1回受賞者が、ピアノの大井浩明とソプラノの工藤あかねに決定した。
選考にあたっては、2015年11月中に受理した60件(56名)の応募作品について、一柳慧が厳正に審査を行い、パフォーマンス部門に応募された上記2名を選んだ。 応募作品の内訳は、作曲:35件、パフォーマンス:19件、執筆:6件。
ピアノの大井浩明は、京都市出身。独学でピアノを始めたのち、スイス連邦政府給費留学生ならびに文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルン芸術大学(スイス)に留学、ブルーノ・カニーノにピアノと室内楽を師事。同大学大学院ピアノ科ソリストディプロマ課程修了。朝日現代音楽賞(1993)、アリオン賞(1994)、青山音楽賞(1995)、村松賞(1996)、出光音楽賞(2001)、文化庁芸術祭賞(2006)、日本文化藝術賞(2007)等を受賞。
ソプラノの工藤あかねは、東京藝術大学卒業。日墺文化協会「フレッシュ・コンサート」最優秀賞、アテネ・オリンピック記念「国際ミトロプーロス声楽コンクール2003」日本代表。近年は身体表現を伴う先鋭的な作品に興味を持ち、シュトックハウゼン講習会で学ぶ。2011年のリサイタル「Secret Room」では、シュトックハウゼン「ティアクライス(十二宮)」にみずから振り付けをほどこし、同作に「踊るソプラノ版」という新たな解釈を拓いた。
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2016年2月21日
日本フィルハーモニー交響楽団は、BS日テレの看板番組「こころのうた」でお馴染みの混声合唱団「FORESTA(フォレスタ)」と共演する。
「フォレスタ」は、日本で生まれた歌を中心に抒情歌を歌い継いでいる数少ない合唱団。
「名曲は美しい風土に生まれ、名歌は時の流れに育まれてかけがえのない想い出に寄り添いながらいつまでも生き続けます。歌い継ぎ語り継ぎたい、素晴らしき詩と旋律 それは、歌のちから・・・日本のこころ」を基に、「フォレスタ」は若い歌声で歌い挙げる。
◇
【フォレスタ×日本フィル コンサート in 大阪】
指揮:現田茂夫
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
合唱:混声合唱団「FORESTA(フォレスタ)」
【男声】澤田 薫、榛葉樹人、横山慎吾、塩入功司、今井俊輔、川村章仁、大野 隆
【女声】内海万里子、上沼純子、白石佐和子、中安千晶、小笠原優子、吉田 静
【ピアノ】南雲 彩、吉野 翠、山元香那子
MC:石川 牧
会場:フェスティバルホール
日時:2016年3月30日(水) 午後6時
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2016年2月19日
マルタ・アルゲリッチが総監督を務め、5月1日から26日まで、大分県別府市を中心に開催される第18回「別府アルゲリッチ音楽祭」への広島交響楽団の出演が決定した。
メイン公演のひとつのオーケストラ・コンサート(5月7日公演)において、ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」でアルゲリッチと共演する。
指揮は、広響第三代音楽監督で、アルゲリッチからの信任も厚い高関健。
◇
第18回「別府アルゲリッチ音楽祭」2016 アルゲリッチ ショスタコーヴィチを弾く〜オーケストラ・コンサート〜
【日時】2016年5月7日(土) 開演16:30 (開場16:00)
【会場】ビーコンプラザ・フィルハーモニアホール (大分県別府市)
【出演者】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
辻本憲一(トランペット)
高関健(指揮)、
清水高師(ゲストコンサートマスター)
川本嘉子(ゲスト首席ヴィオラ奏者)
広島交響楽団(管弦楽)
【曲目(予定)】 ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番/ベートーヴェン:交響曲第7番
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2016年2月17日
NHK交響楽団「尾高賞」は、今回、国内53の音楽団体、音楽大学等に推薦を依頼し、14団体から33曲の推薦を受けた後、選考委員による慎重審議の結果、権代敦彦:「オーケストラのための Vice Versa ―逆も真なり―(2015)」に決定した。
なお、第64回「尾高賞」の贈呈式と受賞作品の演奏は、6月28日(火)東京オペラシティコンサートホールで開催される「Music Tomorrow 2016」(指揮:下野竜也)で行われる。
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2016年2月16日
指揮者の小澤征爾がグラミー賞の最優秀オペラ録音部門で受賞した。
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2016年2月15日
新日本フィルハーモニー交響楽団(新日本フィル)は、2016年9月に上岡敏之が音楽監督に就任すると正式に発表した。これまで新日本フィルは、3年間音楽監督不在であった。
上岡敏之(1960年生まれ)は、東京藝術大学で指揮、作曲、ピアノ、ヴァイオリンを学ぶ。2年後、ロータリー国際奨学生としてハンブルク音楽大学に留学し、クラウスペーター・ザイベルに指揮を師事。キール市立劇場のソロ・コレペティトール及びカペルマイスターとして、歌劇場でのキャリアを開始。エッセンの市立アールト劇場第一カペルマイスター、ヘッセン州立歌劇場音楽総監督、ザールランド州立歌劇場音楽総監督等を歴任。
現在、ヴッパータール市立歌劇場インテンダント兼音楽総監督(2015/16シーズン)。2016/2017シーズンよりコペンハーゲン・フィル チーフコンダクター。手兵ヴッパータール響とは2 度の日本ツアーも成功させた。日本では新日本フィル、読売日響等と共演。ザールブリュッケン音楽大学指揮科正教授。
2007年第15回渡邊暁雄音楽基金音楽賞・特別賞、2015年第13回齊藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。2015年4月に新日本フィルのアーティスティック・アドバイザーに就任。
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2016年2月10日
2015年度 (第36回)「音楽クリティック・クラブ賞」の受賞者が次のように決定した。
本 賞 福原寿美枝 (メゾソプラノ歌手)
堺シティオペラ第30回記念定期公演「カルメン」(15.9.5~6、大阪狭山市文化会館
SAYAKAホール)
本 賞 田中 勉 (バリトン歌手)
ヴェルディ/歌劇「ファルスタッフ」(15.10.30/15.11.1、ザ・カレッジ・オペラハウス)
奨励賞 小曲俊之 (トランペット奏者)
日本センチュリー交響楽団 いずみホール定期演奏会 No.28(15.9.25、いずみホール)
「音楽クリティック・クラブ賞」は、関西に在住する音楽評論家でつくる「音楽クリティック・クラブ」が主催する音楽賞。関西音楽界の一層の活性化を図ろうと、毎年12月に、直近の1年間に関西圏で開催された演奏会のなかから、最優秀とみとめられたものに「音楽クリティック・クラブ賞」、著しい成長を示し今後の活躍が大いに期待されるものに「音楽クリティック・クラブ賞 奨励賞」を贈っている。
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2016年2月04日
元NHK交響楽団コンサートマスターでヴァイオリニストの岩淵龍太郎が死去した。享年87歳。葬儀は近親者で営まれた。
東京大法学部を中退し、1949年に日本交響楽団(現・NHK交響楽団)に入り、後にコンサートマスターを務めた。
プロムジカ弦楽四重奏団を結成。初代京都コンサートホール館長。京都市立芸術大名誉教授。
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2016年2月01日
名フルート奏者のオーレル・ニコレが死去した。享年90歳。
オーレル・ニコレは、1926年、スイスのヌーシャテルに生まれる。1947年パリ・コンセルヴァトワールの卒業コンクールで優勝。1948年ジュネーブ国際コンクールで優勝。
ベルリン・フィルの首席フルート奏者を務め、その後、ソロ活動を行う。
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