クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2017年 7月

2017年7月31日

★ランランとサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルの共演


ランラン

<ディスク:1>

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番

<ディスク:2>

~ザ・ハイエスト・レベル~
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番

ピアノ:ランラン

指揮:サイモン・ラトル

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ソニーミュージック SICC-30430~31(初回生産限定盤、CD+DVD)

 ピアノのラン・ラン(1982年生れ)は、中国遼寧省瀋陽出身。5歳で「瀋陽ピアノ・コンクール」に優勝して最初のリサイタルを開く。1997年に渡米し、フィラデルフィアのカーティス音楽院でゲイリー・グラフマンに師事。2002年「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭」でレナード・バーンスタイン賞を受賞。2004年サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルと共演し、国際的にテレビ放映された。2008年北京五輪開会式で演奏。

 指揮のサー・サイモン・デニス・ラトル(1955年生れ)は、英国リヴァプール出身。1971年ロンドンの王立音楽アカデミーに入学し、指揮を学ぶ。1974年「ジョン・プレイヤー国際指揮者コンクール」優勝。1980年バーミンガム市交響楽団の首席指揮者に就任。1994年英国音楽界での貢献が認められ、30代の若さでナイトに叙勲。2002年よりベルリン・フィルの首席指揮者兼芸術監督を務める。

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2017年7月27日

★川田知子の満を持してのバッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ


川田知子バッハ

バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ

      ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
      パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
      ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003

ヴァイオリン:川田知子

CD:マイスター・ミュージック MM-4013

 ヴァイオリンの川田知子は、東京芸術大学在学中の1989年に奨学金を得て、アスペン音楽祭に参加。同年第36回パガニーニ国際コンクール第5位入賞。1991年東京芸術大学を首席で卒業。同年第5回「シュポア国際コンクール」優勝。2003年度第33回「エクソンモービル音楽賞」洋楽部門奨励賞を受賞。ソリストとしてはもとより、コンサートミストレス、室内楽や後進の指導など多方面で活躍し、ますます充実をみせる川田知子、満を持しての「無伴奏」。

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2017年7月24日

★山田和樹&日本フィルのマーラーシリーズのライヴ録音第3弾


山田和樹 マーラー交響曲第4番

マーラー:交響曲第4番

ソプラノ:小林沙羅

指揮:山田和樹

管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

録音:2016年1月30日、Bunkamuraオーチャードホール

CD:オクタヴィアレコード OVCL‐00624

 指揮の山田和樹(1979年生れ)は、神奈川県秦野市出身。東京芸術大学音楽学部指揮科を2001年に卒業。芸大在学中に芸大生有志オーケストラ「TOMATOフィルハーモニー管弦楽団」(2006年より「横浜シンフォニエッタ」に改称)を結成し、音楽監督に就任。2009年「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2012年日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、2016年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督兼芸術監督に就任。

 ソプラノの小林沙羅は、東京都出身。東京芸術大学音楽学部卒業、同大学大学院修士課程修了。2010年3月より留学し、ウィーンとローマにて研鑽を積みながら演奏活動を行う。2012年ソフィア国立歌劇場に「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ役で出演し欧州オペラデビュー。同年ウィーンにて開催されたオペレッタコンクール「オスカーシュトラウス声楽コンクール」第2位。2015年秋に拠点を日本に移す。2017年藤原歌劇団「カルメン」ミカエラ役で藤原歌劇団デビューを果す。

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2017年7月20日

★ワレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団のラフマニノフ:交響曲第1番/バラキレフ:交響詩「タマーラ」


ゲルギエフ

ラフマニノフ:交響曲第1番
バラキレフ:交響詩「タマーラ」

指揮:ワレリー・ゲルギエフ

管弦楽:ロンドン交響楽団

録音:2015年2月19日、バービカン・ホール(ライヴ録音)

CD:キングインターナショナル KKC5706

 交響曲第1番はラフマニノフの野心作であったが、1897年に行われた初演が不評で、ラフマニノフは重いノイローゼとなり、その後作品は封印された。その作品をあえてロンドン交響楽団の首席指揮者(2007年―2015年)を務めたワレリー・ゲルギエフ(現在ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者)が取り上げ、世に問う。

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2017年7月17日

★ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団のマーラー:交響曲「大地の歌」


ジョナサン・ノット

マーラー:交響曲「大地の歌」

テノール:ロベルト・サッカ
バリトン:スティーヴン・ガッド

指揮:ジョナサン・ノット

管弦楽:バンベルク交響楽団

録音:2016年2月8日~13日、バンベルク・コンツェルトハレ・ヨゼフ・カイルベルト・ザール

CD:TUDOR7202

 指揮のジョナサン・ノット(1962年生れ)は、英国・ミッドランズ州出身。ケンブリッジ大学で音楽学を専攻したのち、マンチェスター(ロイヤル・ノーザン音楽大学)で声楽とフルートを学び、後に指揮に転向。フランクフルト歌劇場などでカペルマイスターを務める。2000年バンベルク交響楽団首席指揮者、2014年東京交響楽団音楽監督、2015年スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督に就任。

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2017年7月13日

★ボストン交響楽団音楽監督&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団楽長 アンドリス・ネルソンスのブルックナー:交響曲第3番


アンドリス・ネルソンス3

ブルックナー:交響曲第3番
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲

指揮:アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

録音:2016年6月、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴレコーディング)

CD: ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1766

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を経て、2003年から2007年の間、ラトビア国立歌劇場の首席指揮者に就任。2006年から2009年の間、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。2008年バーミンガム市交響楽団の首席指揮者・音楽監督、2014年ボストン交響楽団の常任指揮者・音楽監督、2017年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長に就任。

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2017年7月10日

★カピュソン兄弟などによるブラームス:弦楽六重奏曲 第1&2番


カプソン兄弟

ブラームス:弦楽六重奏曲 第1&2番

演奏:ルノー・カピュソン(ヴァイオリンI)
    クリストフ・コンツ(ヴァイオリンII)
    ジェラール・コセ(ヴィオラI)
    マリー・シレム(ヴィオラII)
    ゴーティエ・カピュソン(チェロI)
    クレメンス・ハーゲン(チェロII)

CD:ワーナーミュージック・ジャパン WPCS-13662

 フランスを代表するヴァイオリニストの兄、ルノー・カピュソンと弟でチェリストのゴーティエ・カピュソンがウィーン・フィルのヴァイオリニストのクリストフ・コンツや、ヴィオラのジェラール・コセ、マリー・シレム、そして、クレメンス弦楽四重奏団の創立メンバー、クレメンス・ハーゲンという室内楽の名手たちと行った、2016年「エクサンプロヴァンス音楽祭」のライヴ録音。

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2017年7月06日

★フランスの名花 ナタリー・デセイの初のシューベルト:歌曲集


ナタリー・デセイ2

シューベルト:愛の使い(歌曲集「白鳥の歌」 D.957 第1曲)
         きみは憩い D.776
         魔王 D.328
         ギリシャの神々 D.677
         糸を紡ぐグレートヒェン D.118
         ミニョンの歌「ただあこがれを知るひとだけが」(4つの歌曲 D.877 第4曲)
         都会(歌曲集「白鳥の歌」 D.957 第11曲)
         春の小川で D.361
         ズライカ D.720
         水の上にて歌う S.558の2 (リスト編曲によるピアノ・ソロ)
         ひめごと D.719
         ガニュメデス D.544
         スイートロケット D.752
         憩いない愛 D.138
         春に D.882
         岩上の牧人 D.965

ソプラノ:ナタリー・デセイ

ピアノ:フィリップ・カッサール

クラリネット:トーマス・サヴィ

録音:2016年11月28日~12月3日、ベルリン、ジーメンスヴィラ

CD:ソニーミュージックSICC-30424

 ソプラノのナタリー・デセイ(1965年生れ)は、フランス出身。現代世界最高のオペラ歌手の一人と言われたが、故障のため2013年にオペラからは引退を発表。このCDは、ソニー・クラシカルと専属契約を結び、生涯初めて取り組んだシューベルトの歌曲集(ドイツ歌曲のフル・アルバムも初)。

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2017年7月03日

★小山実稚恵のバッハ:ゴルトベルク変奏曲


小山実稚恵2

バッハ:ゴルトベルク変奏曲

ピアノ:小山実稚恵

録音:2017年2月7日~10日、軽井沢大賀ホール

CD:ソニーミュージック SICC‐19032

 ピアノの小山実稚恵は宮城県仙台市出身。1982年「チャイコフスキー国際コンクール」第3位(第1位該当なし)、1985年「ショパン国際ピアノコンクール」第4位(女性では最高位)と、二大国際コンクールの両方に入賞した日本人で唯一のピアニスト。2015年文化庁芸術祭音楽部門優秀賞受賞、2017年芸術選奨音楽部門文部科学大臣賞受賞。

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