クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2019年 2月

2019年2月28日

★米元響子のイザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲&未完の新発見ソナタ


米元響子

イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ op.27(全6曲)
     未完のソナタ ハ長調(新発見のソナタ)

ヴァイオリン:米元響子

録音:2018年11月7~9日&12月16日、2019年1月6日、キング関口台スタジオ

CD:キング・インターナショナル KKC-057

 ヴァイオリンの米元響子(1984年生れ)は、東京都出身。桐朋学園子供のための音楽教室で鈴木亜久里に師事。1997年から海野義雄に師事。パリのエコールノルマル音楽院に留学し、ジェラール・プーレに師事し、コンサーティスト・ディプロマを取得して同音楽院を卒業。2001年第70回「日本音楽コンクール」ヴァイオリン部門第1位。2002年「ロン=ティボー国際コンクール」第3位。2006年第4回「パガニーニ・モスクワ国際ヴァイオリン・コンクール」第1位。2006年第27回「ミケランジェロ・アバド国際ヴァイオリン・コンクール」第1位。2008年「出光音楽賞」受賞。オランダのマーストリヒト音楽院教授。現在、ベルギー在住。

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2019年2月25日

★佐渡 裕指揮トーンキュンストラー管弦楽団のバーンスタイン:交響曲 第3番「カディッシュ」他(ライヴ録音)


佐渡 裕2

バーンスタイン:交響曲 第3番「カディッシュ」
          独奏ヴァイオリン、ハープ、打楽器と弦楽のためのセレナード

ソプラノ:キャロリン・サンプソン
語り:ルート・ブラウアー=クヴァム
合唱:ウィーン楽友協会合唱団/ヨハネス・プリンツ(合唱指揮)
ウィーン少年合唱団/ゲラルト・ヴィルト(合唱指揮)

ヴァイオリン:庄司紗矢香

指揮:佐渡 裕

管弦楽:トーンキュンストラ―管弦楽団

録音:2018年4月7日~10日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ録音)

 この録音は、バーンスタインがしばしば指揮台に立ったウィーンのムジークフェラインザールで行われたコンサートのライヴ録音で、ドイツ語訳のテキストによる世界初録音。

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2019年2月21日

★尾高忠明指揮大阪フィルのブルックナー:交響曲第8番(ライヴ録音)


尾高っ忠明

ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)

指揮:尾高忠明

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

収録:2018年4月7~8日、フェスティバルホール(ライヴ録音)

CD:フォンテック FOCD9795~6(2枚組)

 指揮の尾高忠明(1947年生れ)は、神奈川県鎌倉市出身。東京芸術大学音楽学部指揮科名誉教授。 桐朋学園大学で斎藤秀雄に指揮を師事。第2回「民音指揮者コンクール」第2位。NHK交響楽団指揮研究員を経て、ウィーン国立音楽大学に留学。1974年から長年にわたり東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を務め、現在は桂冠指揮者。1992年からは、読売日本交響楽団常任指揮者を6年間務め、現在は名誉客演指揮者。 1987年BBCウェールズ交響楽団首席指揮者(現桂冠指揮者)に就任。 1998年札幌交響楽団常任指揮者・音楽監督を務め、現在は名誉音楽監督。2010年NHK交響楽団正指揮者に就任。2018年大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督に就任。

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2019年2月18日

★世界的メゾソプラノ チェチーリア・バルトリの“ヴィヴァルディ:オペラ・アリア集”


 バルトリ

ヴィヴァルディ :《アルジッポ》第1幕1場 ゆっくりとしてなおも雷鳴
           《狂乱のオルランド》第1幕11場 ただ君によってのみ、わたしの優しき愛の女よ
           《狂乱のオルランド》第2幕3場 ああ、急ぎ逃げよ
           《ジュスティーノ帝》第1幕7場 予は喜びをもって見るであろう
           《ラ・シルヴィア》第2幕1場 あの小鳥は、嬉しげに
           《離宮のオットーネ》第2幕6場 せめて読んでほしい、暴虐なる不実な女性よ
           《ためされる真実》第1幕3場 その頬だけが
           《解放されたアンドロメダ》 しばしば太陽は
           《ティート・マンリオ》第2幕11場 戦うべし、高貴な心たるもの
           《ウティカのカトーネ》第2幕3, 4景 もし、万一、そなたの顔に吹き寄せるのを感じたなら

メゾソプラノ:チェチーリア・バルトリ

指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ

管弦楽:アンサンブル・マテウス

CD:ユニバーサル ミュージック UCCD1471

 メゾソプラノのチェチーリア・バルトリ(1966年生まれ)は、イタリア、ローマ出身。聖チェチーリア音楽院で学ぶ。モーツァルトのオペラの役に集中し、国際的なキャリアを積む。1988年ロジーナを演じたセビリアの理髪師を録音。1990年カラヤン指揮でバッハのミサ曲ロ短調に参加。1996年バルトリはコジ・ファン・トゥッテのデスピーナ役でメトロポリタン歌劇場へのデビューを果たし、その名声を確立した。1999年録音の「バルトリ/ヴィヴァルディ・オペラ・アリア集」は全世界で70万枚のセールスを記録。20年を経てバルトリがリリースするのは、再びヴィヴァルディのオペラ・アリア集で、これまであまり知られていない作品ばかり10曲を収録。

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2019年2月14日

★ツィンマーマンがバッハのヴァイオリン協奏曲を30年にぶりに再録音


フランク・ペーター・ツィンマーマン

バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1060 (2つのヴァイオリンのための協奏曲編)

ヴァイオリン:フランク・ペーター・ツィンマーマン
セルゲ・ツィンマーマン

指揮 & ヴァイオリン : ダニエル・ゲーデ

管弦楽:ベルリン・バロック・ゾリステン

録音 : 2017年4月、ベルリン、イエス・キリスト教会

CD:キングインターナショナル KKC-5922

 ヴァイオリンのフランク・ペーター・ツィンマーマン(1965年生れ)は、ドイツ、デュースブルク出身。1975年、10歳でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番を弾いてデビュー。ベルリン芸術大学で学ぶ。 初来日は、1983年6月。 2007年「トリオ・ツィンマーマン」を結成し室内楽活動にも力を入れている。 シエナのキジアーナ音楽院賞(1990年)、ライン文化勲章(1994年)、デュースブルク市音楽賞(2002年)、ドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章(2008年)、ハーナウ市パウル・ヒンデミット賞(2010年)などを受賞。このCDは、自身2度目となるバッハのヴァイオリン協奏曲(このうちヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052は初録音)。1度目は1988年にジェフリー・テイト指揮、イギリス室内管弦楽団と共演で、実に30年ぶりの再録音。

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2019年2月11日

★ディズニー映画「くるみ割り人形と秘密の王国」のサウンドトラックでも指揮を担当したドゥダメルによる話題盤


くるみ割り人形

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(全曲)

序曲

バレエ「くるみ割り人形」作品71 第1幕

第1曲: 情景 クリスマス・ツリー/第2曲: 行進曲/第3曲: 子供たちのギャロップと親たちの入場/第4曲: 踊りの情景 ドロッセルマイヤーの登場/第5曲: 情景 祖父の踊り/第6曲: 情景 クララとくるみ割り人形/第7曲: 情景 くるみ割り人形とねずみの王様の戦い/第8曲: 情景 冬の松林/第9曲: 雪の精のワルツ

バレエ「くるみ割り人形」作品71 第2幕

第10曲: 情景 お菓子の王国の魔法の城/第11曲: 情景 クララと王子/第12曲: ディヴェルティスマン: a) チョコレート(スペインの踊り)/第12曲 ディヴェルティスマン: b) コーヒー(アラビアの踊り)/第12曲 ディヴェルティスマン: c) お茶(中国の踊り)/第12曲 ディヴェルティスマン: d) トレパーク(ロシアの踊り)/第12曲 ディヴェルティスマン: e) あし笛の踊り/第12曲 ディヴェルティスマン: f) ジゴーニュおばさんと道化たち/第13曲: 花のワルツ/第14曲: パ・ド・ドゥ:王子とこんぺい糖の精: a) 序奏/第14曲: パ・ド・ドゥ 王子とこんぺい糖の精: b) ヴァリアシオン1/第14曲: パ・ド・ドゥ 王子とこんぺい糖の精: c) ヴァリアシオン2 こんぺい糖の精の踊り/第14曲: パ・ド・ドゥ 王子とこんぺい糖の精: d) コーダ/第15曲: 終幕のワルツとアポテオーズ

指揮:グスターボ・ドゥダメル

管弦楽:ロサンゼルス・フィルハーモニック

CD:ユニバーサルミュージック UCCG1831~2

 指揮のグスターボ・ドゥダメル(1981年生まれ)は、ベネズエラ出身。ベネズエラの音楽教育組織「エル・システマ」で学ぶ。1999年シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラの音楽監督に就任。2004年第1回「グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」で優勝し一躍脚光を浴びる。2007年エーテボリ交響楽団首席指揮者に就任。2009年ロサンジェルス・フィルハーモニック音楽監督に就任。2012年第54回「グラミー賞」受賞。2017年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサートの指揮者に選ばれる。このCDは、ディズニー映画「くるみ割り人形と秘密の王国」のサウンドトラックでも指揮を担当したドゥダメルによる話題盤。

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2019年2月07日

★小澤征爾、15年ぶりの「第9」録音


小澤征爾3

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

指揮:小澤征爾

管弦楽:水戸室内管弦楽団

独唱:三宅理恵(ソプラノ)
    藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)
    福井敬(テノール)
    マルクス・アイヒェ(バリトン)

合唱:東京オペラシンガーズ

録音:2017年10月、水戸芸術館、コンサートホールATM(第3&4楽章のみライヴ録音)

CD:ユニバーサルミュージック UCCD1468

 小澤征爾にとっては、大ヒットした2002年のサイトウ・キネン・オーケストラとの録音以来、15年ぶりの「第9」録音。2017年10月13日&15日に行われた水戸室内管弦楽団第100回記念定期演奏会は、前半2楽章を別の指揮者、後半2楽章を小澤征爾が指揮したが、前半2楽章はコンサートとは別に小澤征爾指揮でセッション録音を行った。

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2019年2月04日

★幸田浩子、メジャーデビュー10周年記念アルバム


幸田浩子

ヴェルディ:歌劇《椿姫》 ~不思議だわ! ~ ああ、きっと彼なのね ~ 私はいつも自由で
ヴェルディ:歌劇《椿姫》 ~さようなら、過ぎ去った日々の美しく楽しい夢よ
プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》 ~ええ、私はミミと呼ばれています
プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》 ~私が独りで街を歩くと
プッチーニ:歌劇《つばめ》 ~誰がドレッタの美しい夢を
ベッリーニ:歌劇《夢遊病の女》 ~ああ! 信じられない
ベッリーニ:歌劇《ノルマ》 ~清らかな女神
モーツァルト:歌劇《イドメネーオ》 ~いったいいつ終わるのでしょう~父よ、兄弟たちよ、さようなら!
モーツァルト:歌劇《魔笛》 ~ああ、私は感じます、消えてしまったのね
ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》 ~月に寄せる歌
香月修:歌劇《夜叉ヶ池》 ~百合のアリアと子守歌

ソプラノ:幸田浩子

指揮:ラルフ・ワイケルト

管弦楽:チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2018年8月27日~31日、チェコ、ブルノ、Besední dům

CD:日本コロムビア COCQ-85445

 ソプラノの幸田浩子は、大阪府豊中市出身。1997年東京芸術大学声楽科を首席で卒業。同大学院修了。オペラ研修所の第11期を修了。 文化庁派遣芸術家在外研修員の資格を得てイタリア・ボローニャへ2年間研修留学。2000年にウィーン・フォルクスオーパーと2年間の専属契約を結ぶ。2008年第38回「エクソンモービル音楽賞」洋楽部門奨励賞を受賞。メジャーデビューから10周年の2018年、節目の年の10枚目の記念すべきアルバムは、幸田が長年大切に温めてきた歌劇「椿姫」のヴィオレッタを始めとする10人のヒロインたちが歌う、愛にあふれた王道のアリアを幸田が選曲し、チェコの第2の都市でヤナーチェクゆかりの地といわれているブルノにて、モラヴィア地方随一のチェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団と、幸田浩子がオペラの舞台で共演を重ね、絶大な信頼を寄せる名匠ラルフ・ワイケルト氏のタクトのもと、2018年8月下旬にオーケストラの本拠地であるBesední důmにてセッション録音を行った。

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