クラシック音楽 新譜CD情報


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2021年5月13日

★ヴィオラの名手 店村眞積のブラームス:ヴィオラ・ソナタ 第1番~第2番/シューマン:おとぎの絵本/ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ


店村

<Disc 1>

ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 第1番 へ短調作品120-1
      ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調作品120-2

<Disc 2>

シューマン:おとぎの絵本作品113
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ作品147

ヴィオラ:店村眞積

ピアノ: 練木繁夫

CD:マイスターミュージック MM-4089~90

 ヴィオラの店村眞積(1948年生まれ)は、京都府出身。中学3年生のとき、「学生音楽コンクール」西日本第1位。京都市立堀川高校音楽コースへ進学。高校卒業後は、江藤俊哉の個人レッスンを受ける。22歳のとき桐朋学園大学音楽学部へ入学。大学3年生のとき、齋藤秀雄に「ヴィオラをやりなさい」と勧められる。1973年「日本音楽コンクール」第3位。1974年に桐五重奏団を結成し、ヴィオラを担当し、本格的にヴィオラ奏者への道を歩むことを決意。ルイジ・ケルビーニ音楽院に留学。その半年後にフィレンツェ市立歌劇場管弦楽団首席ヴィオラ奏者のオーディションを受け、リッカルド・ムーティに認められ入団。翌1977年の「ジュネーヴ国際コンクール」第2位。フィレンツェ市立歌劇場で8年ほど務めて帰国。1984年に読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者に就任。2001年よりNHK交響楽団首席ソリストを務めた。2011年6月、東京都交響楽団の特任首席奏者に就任。現在、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラメンバー。2012年9月から京都市交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者に就任。東京音楽大学教授、桐朋学園大学特任教授。

 ピアノの練木繁夫(1951年生まれ)は、東京都出身。暁星学園中学、桐朋学園高校を経て1971年インディアナ大学に留学。1974年「チャイコフスキー国際コンクール」において最優秀伴奏賞受賞、1976年「サウスウェスト・ピアニスト・ファウンデーション・コンペティション」優勝、1978年「スリーリヴァーズ・インターナショナル・ピアノ・コンペティション」優勝。1976年よりチェリストのヤーノシュ・シュタルケルと演奏活動を始め、世界各地で好評を得る。日本へは1976年に同行し、その後、定期的に帰国してNHK交響楽団、読売公響楽団、東京都交響楽団などの主要オーケストラと共演。1991年ピアノクァルテット「TOKYOソロイスツ」を結成。1994年「サントリー音楽賞」受賞。シューマンの作品を録音した「パピヨン」が1997年度文化庁「芸術選奨」作品賞を受賞。現在、母校インディアナ大学教授、国内では桐朋学園大学、相愛学園大学、国立音楽大学、エリザベト音楽大学で後進の指導に当たっている。

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