2024年5月30日
グリーグ:弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 op.27
スメタナ:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調「わが生涯より」
弦楽四重奏:モディリアーニ弦楽四重奏団
アムリ・コエイトー(ヴァイオリン)
ロイック・リョー(ヴァイオイン)
ローラン・マルフェング(ヴィオラ)
フランソワ・キエフェル(チェロ)
CD:キングインターナショナル KKC‐6780
2003年に結成されたモディリーアニ弦楽四重奏団。今回、彼らが取り上げたのはグリーグとスメタナ。海を隔て、国民性も異なる2人は、互いを知らなかったが、ほぼ同時期に書かれた彼らの四重奏曲は、作曲者自身の苦しい境遇の中で書かれたという点で共通している。
モディリアーニ弦楽四重奏団は、パリ国立高等音楽・舞踊学校に在校していた4人の学生により2003年に結成された。4人は同コンセルヴァトワールでイザイエ弦楽四重奏団に師事。2004年アイントホーフェンで開催された「フリッツ・フィリップス国際弦楽四重奏コンクール」入賞。2005年にはベルリン芸術大学に招かれ、アルテミス弦楽四重奏団と共同制作を行った。また、同年にフィレンツェの「ヴィットリオ・リンボッティ・コンクール」入賞。2006年にはニューヨークの「ヤング・コンサート・アーティスツ・オーディションズ」で優勝を果たした。2008年ハイドンの弦楽四重奏曲集の録音がアカデミー・シャルル=クロスの「ディスク・グランプリ賞」を受賞。2009年には批評家協会から新人賞を受賞。2014年エヴィアン音楽祭の芸術監督に就任。