クラシック音楽 新譜CD情報


2024年6月13日

★巨匠マレク・ヤノフスキ指揮ドレスデン・フィルのシューマン:交響曲全集

<Disc 1>

シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 Op.38「春」
      交響曲第2番 ハ長調 Op.61

<Disc 2>

シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」
      交響曲第4番 ニ短調 Op.120

指揮:マレク・ヤノフスキ

管弦楽:ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:キングインターナショナル KKC-6842~3

 1870年創立の名門ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団。ヤノフスキは、2001年から2003年まで同管弦楽団の首席指揮者を務め、その後2019年より再びその座に就き、蜜月の関係を築いている。

 指揮のマレク・ヤノフスキ(1939年生まれ)は、ポーランド、ワルシャワ出身。父親はポーランド人、母親はドイツ人。
生後間もなくからドイツで育つ。ケルン音楽大学でヴォルフガング・サヴァリッシュに指揮法を師事。フライブルクやドルトムントの歌劇場で音楽監督を務めた後、欧米各地のオーケストラを指揮。ベートーヴェンやワーグナー、ブラームス、リヒャルト・シュトラウスを得意とする。1984年より2000年までフランス放送フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、高い評価を得る。2000年から2006年までモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、2001年から2003年にはドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も兼任。2005年より2008年までピッツバーグ交響楽団首席指揮者・音楽監督、2005年より2012年までスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督を務めた。2016年、2017年バイロイト音楽祭で「ニーベルングの指環」を指揮。2019年より再びドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務める。

 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、1870年に創立されたドイツ・ザクセン州ドレスデンに本拠を置くオーケストラ。当初は、当時の演奏会場を冠してゲヴェルベハウス管弦楽団と呼ばれたが、1915年より現在の名称となる。1987年より、ドレスデン文化宮殿をメイン会場として活動している。古くから盛んに海外公演を行っており、1909年に早くもアメリカ公演を実施したほか、1976年以来たびたび日本公演も行っている。歴代の指揮者として、パウル・ファン・ケンペン、ハインツ・ボンガルツ、クルト・マズア、ギュンター・ヘルビッヒ、ヘルベルト・ケーゲル、ミシェル・プラッソン、マレク・ヤノフスキらがおり、2004年からラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスが首席指揮者兼芸術監督、2011年から2019年までミヒャエル・ザンデルリングが首席指揮者を務め、2019年からヤノフスキが再び首席指揮者に就任した。

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