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2011年9月01日

★山田一雄のマーラー:交響曲 第9番(ライヴ盤)


マーラー:交響曲 第9番

指揮:山田一雄 

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

録音:1986年6月7日、東京文化会館(ライヴ録音)

CD:fontec FOCD9525/6

 指揮の山田一雄(1912年―1991年)は、東京生まれ。1931年に東京音楽学校(現東京芸術大学)ピアノ科卒業ののち研究課程に進み、卒業後は同校で教鞭を取る。1941年、新交響楽団(現NHK交響楽団)の補助指揮者に就任。1949年にはマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」を本邦初演。1960年から東京交響楽団、1972年から京都市交響楽団などの各音楽監督等を務め、1977年からは新星日本交響楽団の顧問(没後、新星日本時代・合併後の東フィル時代を通じて永久名誉指揮者)に就任。その指揮ぶりは情熱に溢れたもので、特にマーラーのスペシャリストと呼ぶに相応しかった。マーラーの最高傑作「第九交響曲」―90分を超えるこの演奏は、全身全霊を音楽に捧げた巨匠の魂の鳴動ともいえるライヴ録音。

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