2023年10月16日

バッハ:フーガの技法 BWV 1080
コラール「汝の御座の前に われはいま進み出で」 BWV 668
弦楽四重奏:カザルス弦楽四重奏団
ヴェラ・マルティネス・メーナー(ヴァイオリン)
アベル・トーマス(ヴァイオリン)
ジョナサン・ブラウン(ヴィオラ)
アルナウ・ト-マス(チェロ)
CD:キングインターナショナル KKC-6728
カザルス四重奏団は、1997年マドリッドで結成された。2000年「ロンドン国際弦楽四重奏コンクール」優勝(ユーディ・メニューイン賞)、2002年ハンブルグの「ブラームス国際弦楽四重奏コンクール」優勝をはじめとする数々の国際コンクールで最高賞に輝く。これにより、カザルス弦楽四重奏団はヨーロッパで最も注目を浴びる弦楽四重奏団としてその実力を認められることになった。これまで、ロンドンのウィグモア・ホールなど、世界の音楽の殿堂に頻繁に招かれている。ヨーロッパ各国、アメリカ、南米、中国への演奏旅行、ザルツブルク音楽祭をはじめ、ヨーロッパ各地の著名な音楽祭へ参加。また、スペイン国王夫妻の外国公式訪問にも同行し演奏した。スペインが生んだ初の国際的名声を確立したカルテットとしての功績が認められ、2005年「バルセロナ市賞」を受賞、さらに、2006年にはスペインの音楽家にとって最も栄誉ある「国民音楽賞」を受賞。2007年の初来日以降、しばしば来日している。
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2023年10月12日

モーツァルト:コンサート・アリア「私の感謝をお受けください、慈悲の人よ」
コンサート・アリア「ああ、やさしい星よ、もし天に」
バッハ:「あなたがそばにいたら」(伝G.H. シュテルツェル作)
アリア「ああ、なんて美味しいの、コーヒーは!」
ヘンデル:「私を泣かせてください」(涙の流れるままに)
プライズマン:「アヴェ・マリア」
プレヴィン:ソプラノ、チェロとピアノのためのヴォカリーズ
ピアソラ:「タンティ・アンニ・プリマ」(アヴェ・マリア)
ニールセン:「幸せなのに」
渋谷慶一郎:「BLUE」
ミヒャエル・プブリク:「アー・ユー・シリアス?」
チック・コリア:「クリスタル・サイレンス」
「ホワット・ゲーム・シャル・ウィ・プレイ・トゥデイ」
ソプラノ:田中彩子
ピアノ:佐藤卓史
チェロ:植木昭雄
編曲:ミヒャエル・プブリク
このCDは、日本が世界に誇るコロラトゥーラ・ソプラノ歌手 田中彩子の4年ぶりのアルバム。今回のアルバムは、プレイ<遊び>と<祈り>がテーマで、モーツァルト、バッハ、ヘンデルからプレヴィン、ピアソラ、チックコリアまでバロックから現代の曲を収録。
ソプラノの田中彩子(1984年生まれ)は、京都府舞鶴市出身。18歳で単身ウィーンに留学。22歳のときスイス・ベルン州立歌劇場にて同劇場最年少でソリスト・デビューを飾り、6ヶ月というロングラン公演を代役なしでやり遂げる。翌年、「国際ベルヴェデーレオペラ・オペレッタコンクール」ではオーストリア代表として本選出場を果たす。ウィーン・フォルクスオーパーとオッフェンバック「ホフマン物語」のオランピア役のカバーを務めたことを皮切りに、オーストリア政府公認スポンサーの「魔笛」公演では、夜の女王役として2012年から3年に渡って出演。その後、コンサート・ソリストとしてヨーロッパ、南米各地のオーケストラ公演に出演など、世界で活躍。日本でもコンサートのみならずメディア出演も多い。2018年「アルゼンチン最優秀初演賞」受賞。 2019年 「Newsweek日本版」の「世界が尊敬する日本人100人」に選出。2020年発売CD「Esteban Benzecry」は、イギリスBBCクラシック専門音楽誌にて5つ星に評された。音楽や芸術を通じた教育・国際交流活動を行う「Japan Association for Music Education Program」を設立し代表理事を務める。舞鶴市文化親善大使、京丹後市文化国際交流アドバイザー、宮津市文化芸術ブランドアンバサダーにも就任。ウィーン在住。
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2023年10月09日

メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第1番 変ロ長調 Op.45
無言歌Op.109
歌の翼にOp.34-2
協奏的変奏曲 ニ長調 Op.17
チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.58
チェロ:佐藤晴真
ピアノ:久末 航
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-1900
このCDは、世界に羽ばたいた若きチェリスト佐藤晴真の待望の3rdアルバム。
チェロの佐藤晴真(1998年生まれ)は、名古屋市出身。第83回「日本音楽コンクール」チェロ部門第1位および徳永 賞・黒柳賞、第13回「ドメニコ・ガブリエリ・チェロコンクール」第1位、2018年「ルトスワフスキ国際チェロ・コンクー ル」第 1位および特別賞を受賞。そして、2019年、長い伝統と権威を誇る「ミュンヘン国際音楽コンクール」チェロ部門において日本人として初めて優勝して、一躍国際的に注目を集める。2019年度第18回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、2020年第30回「出光音楽賞」、第32回日本製鉄音楽賞を受賞。21年度文化庁長官表彰(国際芸術部門)。現在、ベルリン芸術大学在学。
ピアノの久末 航は、14歳で京都青山音楽記念館バロックザールにてピアノリサイタルを催し、2009年度「青山音楽賞」新人賞を史上最年少で受賞。平成25年度「平和堂財団芸術奨励賞」音楽部門受賞。ドイツ・フライブルク音楽大学を最優秀の成績で卒業。パリ国立高等音楽・舞踊学校での交換留学を経て、ベルリン芸術大学大学院で学ぶ。第32回「ピティナ・ピアノコンペティション」Jr.G級金賞、第7回「リヨン国際ピアノコンクール」第1位および聴衆賞、またドイツで最も歴史あるコンクール「メンデルスゾーン全ドイツ音楽大学コンクール」では第1 位および Deutscher Pianistenpreis賞を受賞。2017年には、世界的に権威ある第66回「ミュンヘン国際音楽コンクール」で第3位、および委嘱作品の最も優れた解釈に対して贈られる特別賞を受賞し、一躍注目を浴びる。
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2023年10月05日

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村松崇継:Earth
ロルフ・ラヴランド:ソング・フロム・ア・シークレット・ガーデン
ビル・ウィーラン:リバーダンス
久石 譲:Asian Dream Song
カミーユ・サン=サーンス:「あなたの声に私の心は開く」〜歌劇《サムソンとデリラ》
加羽沢美濃:Desert Rose
菅野祐悟:ACT
アストル・ピアソラ:リベルタンゴ
吉松隆:ベルベット・ワルツ
植松伸夫:ザナルカンドにて
坂本龍一:星になった少年
アントニン・ドヴォルザーク:私にかまわないで 〜4つの歌曲 作品82 第1曲
編曲:伊賀拓郎、山中惇史、篠田大介
チェロ:宮田 大
ピアノ:ジュリアン・ジェルネ
CD:日本コロムビア COCQ-85615
チェロの宮田 大(1986年生まれ)は、栃木県宇都宮市出身。第74回「日本音楽コンクール」第1位。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。2009年にジュネーヴ音楽院卒業、2013年にクロンベルク・アカデミー修了。第9回「ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール」(パリ)で日本人として初優勝。第6回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、第20回「出光音楽賞」、第13回「ホテルオークラ音楽賞」を受賞。
ピアノのジュリアン・ジェルネ(1981年生まれ)は、ベルギー、ナミュール出身。ニース音楽院を卒業。1999年、パリ国立高等音楽院に入学し、ピアノを学ぶ。リスボンの「国際ピアノ・コンクール」でヴァンドーム賞を受賞。現在、演奏家として幅広く活躍するほか、パリ国立高等音楽院、エコール・ノルマルにて後進の指導にもあたっている。
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2023年10月02日

マーラー:「大地の歌」
指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団
メゾ・ソプラノ 藤村実穂子
テノール 宮里直樹
CD:キングインターナショナル Altus ALT530
このCDは、都響と音楽監督・大野和士による2021年4月26日の「大地の歌」の録音。これはコロナウィルスの影響で残念ながら急遽中止になってしまった公演だがが、会場のサントリーホールでは無観客での通し演奏がなされ、録音もされていた。
指揮の大野和士(1960年生れ)は、東京都出身。東京芸術大学指揮科に入学。大学卒業後、25歳の時欧州に渡る。1987年「アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール」で優勝。1988年ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者・音楽監督に就任。その後、カールスルーエ・バーデン州立歌劇場の音楽総監督、ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督を務めた。2008年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者、2012年アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者に就任。2015年東京都交響楽団の音楽監督、また同年バルセロナ交響楽団の音楽監督就任。2018年より新国立劇場のオペラ部門の芸術監督に就任。2010年「日本芸術院賞」恩賜賞受賞、「サントリー音楽賞」受賞、文化功労者に選ばれる。2017年フランス共和国より芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲。同時にリヨン市からリヨン市特別メダル授与された。
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2023年9月28日

モーツァルト:レクイエム
指揮:ジョルディ・サバール
管弦楽:ル・コンセール・デ・ナシオン
ソプラノ:レイチェル・レドモンド
メゾ・ソプラノ:マリアンネ・ベアーテ・キーラント
テノール:ミンジェ・レイ
バリトン:マヌエル・ヴァルザー
合唱:ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
CD:キングインターナショナル KKC6708
このCDは、2022年5月11-13日、スペイン、カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会で行われた、ジョルディ・サバール2度目のモーツァルト:レクイエムの録音。
指揮のジョルディ・サバール(1941年生まれ)は、スペイン、カタルーニャ地方のバルセロナ県イグアラダ出身。バーゼル・スコラ・カントルムでヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。1974年にオリジナル楽器を使用する「エスペリオンXX(現エスペリオンXXI)」を設立。1987年に声楽アンサンブルの「ラ・カペイラ・レイアル」を、1989年にはピリオド・オーケストラ「コンセール・デ・ナシオン」を設立。ルネサンスやバロックなどの作品を得意とするが、モーツァルトの時代、さらに最近ではベートーヴェンやシューベルトまで、ありとあらゆる音楽をヴィオラ・ダ・ガンバや指揮で演奏。宗教音楽でサバールは、暗い悲しみと威嚇的な死をスペインのカトリック主義という絵筆と色彩で描く。アラン・コルノー監督の「めぐり逢う朝」(1991年)の音楽を担当し、サウンドトラックが高い評価を受けたことでも知られる。
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2023年9月25日

ヴァインベルク:チェロ協奏曲 ハ短調 Op.43
アンリ・デュティユー:チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」
チェロ:エドガー・モロー
指揮:アンドリス・ポガ
管弦楽:ケルンWDR交響楽団
CD:ワーナーミュージック・ジャパン 5419.748933
チェロのエドガー・モロー(1994年生まれ)は、フランス、パリ出身。4歳でチェロを始め、11歳でコンチェルト・デビュー。パリ国立高等音楽院でフィリップ・ミュレールに、ドイツ・クロンベルク・アカデミーではフランス・ヘルメルソンに師事。さらに、ゲイリー・ホフマン、リン・ハレル、ダヴィド・ゲリンガスのマスタークラスを受講。2009年「ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール」”最も将来性のある若手奏者賞”受賞、2011年「チャイコフスキー国際コンクール」第2位および現代作品最優秀演奏家賞受賞、2014年「ヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション」第1位。フランス版グラミー賞とも言える「ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジク」では2013年と15年にそれぞれ新人賞と最優秀ソリスト賞を受賞。さらに2016年ドイツの「エコー賞」クラシック部門では新人賞を受賞した。2014年ワーナー・クラシックスからアルバム「プレイ」でCDデビュー。
指揮のアンドリス・ポーガは、ラトビア出身。ヤーセプス・ヴィートリス・ラトビア音楽院の指揮科を卒業。ウィーン国立音楽大学でウロシュ・ラヨヴィッチに指揮を師事。2007年以降、母国のラトビア国立交響楽団からは定期的に招かれ、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーの交響曲、ウェーバー、リヒャルト・シュトラウス、ヒンデミット、メシアン、ベルク等、数々のコンサートで指揮。またコンソナンス室内管弦楽団を創立、ラトビア、ドイツ、フィンランド、スペインなどへツアーも行っている。2007年から2010年リガ・プロフェッショナル・シンフォニック・バンドの音楽監督兼首席指揮者を務めた。2007年「ラトビア音楽大賞」を受賞、2010年モンペリエの「エフゲニー・スヴェトラーノフ国際指揮コンクール」で優勝。2013年から母国ラトビア国立交響楽団の音楽監督を務めている。2021/22年シーズンよりノルウェーのスタヴァンゲル交響楽団首席指揮者に就任。
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2023年9月21日

シューベルト:音楽に寄せて 作品88-4 D.547
アヴェ・マリア 作品52-6 D.839
子守唄 作品98-2 D.498
ショパン:マズルカ 第1番 イ短調(嬰ヘ短調) 作品6-1
マズルカ 第2番 イ短調(嬰ハ短調) 作品6-2
マズルカ 第3番 ニ長調(ホ長調) 作品6-3
マズルカ 第4番 イ短調(変ホ短調) 作品6-4
マズルカ 第5番 イ長調(変ロ長調) 作品7-1
マズルカ 第6番 イ短調 作品7-2
マズルカ 第7番 イ短調(ヘ短調) 作品7-3
マズルカ 第8番 イ長調(変イ長調) 作品7-4
メンデルスゾーン:ヴェネツィアの舟唄 第1番 ホ短調(ト短調) 作品19-6
ヴェネツィアの舟唄 第2番 ニ短調(嬰ヘ短調) 作品30-6
コスト:ジュラの思い出(アンダンテとポロネーズ) 作品44
メルツ:ハンガリー風幻想曲 作品65-1
シュルホフの思い出(コンサート・マズルカ)
無言歌〜吟遊詩人の歌 作品13 より
ギター:鈴木大介
CD:アール・アンフィニ MECO-1078
ギターの鈴木大介(1970年生まれ)は、神奈川県横浜市出身。早稲田大学第一文学部卒業。市村員章、福田進一、尾尻雅弘にギターを師事、川上哲夫、中島良史に作曲を師事。大学在学中の1992年にバルセロナの「マリア・カナルス国際音楽コンクール」ギター部門で第3位入賞。1993年、イタリアのアレッサンドリア市国際ギターコンクール「オマジオ・ア・アンドレス・セゴビア」で優勝。1994年より文化庁派遣在外研修員としてオーストリア・ザルツブルク・モーツァルテウム大学に留学。2000年「出光音楽賞」受賞。「カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~」で2005年度「文化庁芸術祭優秀賞」レコード部門を受賞。2006年「芸術選奨新人賞」音楽部門受賞。洗足学園音楽大学客員教授。
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2023年9月18日

ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団
独唱:グレ・ブロウエンスタイン (ソプラノ)
イーラ・マラニウク (アルト)
ヴォルフガンク・ヴィントガッセン (テノール)
ルートヴィヒ・ウェーバー (バス)
合唱:バイロイト祝祭合唱団
録音:1954年8月9日、バイロイト祝祭劇場 (ライヴ)
CD:キングインターナショナル EPITAGRAPH EPITA-042(モノラル)
フルトヴェングラーの第九といえば、1951年のバイロイト音楽祭再開記念公演でのものが有名だが、3年後の54年の夏にも巨匠はバイロイトでベートーヴェンの第9交響曲を指揮していた。「ルツェルンの第九」 (54年8月22日ルツェルン音楽祭公演) の半月前、亡くなる3か月前のこと。オリジナルの放送テープ (演奏会のラジオ放送用録音) はすでに消失され、音質劣悪の海外盤のプライヴェートCDが90年代に出回った後、2012年にORFEOが遺されていた「状態の良くない」テープを最新のデジタル修復技術で復刻してCDを発売。今回、エピタグラフが同録音のアセテート盤からの復刻音源を入手し、キング関口台スタジオで丁寧かつ入念なマスタリングを施してCD化された。
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2023年9月14日

<Disc 1>
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
<Disc 2>
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
ロンド ハ長調 K.373
アダージョ ホ長調 K.261
ヴァイオリン:ルノー・カプソン(指揮)
管弦楽:ローザンヌ室内管弦楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45080~1
このCDは、ルノー・カプソンが音楽監督を務めるローザンヌ室内管弦楽団との共演で、カプソンの弾き振りによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集を収録。
ヴァイオリンのルノー・カプソン(カピュソンとも表記、1976年生れ)は、フランス、シャンベリ出身。14歳でパリ国立高等音楽院に入学し、室内楽とヴァイオリンのプルミエ・プリを獲得。その後ベルリンでトマス・ブランディスに、続いてアイザック・スターン、シュロモ・ミンツに師事。1998年から2000年までは、クラウディオ・アバードの指名によってマーラー・ユーゲント・オーケストラのコンサートマスターを務めた。モダン楽器のヴァイオリニストではあるが、バロック奏法の影響を受け、さらにフランコ・ベルギー派の伝統も受け継いでいると言われる。自身が創設した「イースター音楽祭」の音楽監督、および「グシュタード冬音楽祭」の音楽監督を務める。弟はチェリストのゴーティエ・カプソン。
ローザンヌ室内管弦楽団は、スイス・ローザンヌを本拠地とする室内オーケストラ。1942年にスイス・ロマンド放送の協力の下、ヴィクトル・デザルツェンス(1908年―1986年)により設立さ、デザルツェンスはその後約30年同楽団の指揮者を務めた。現代音楽や異なる音楽ジャンルにも意欲的に取り組んでいる。
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