2025年7月21日
モーツァルト: フルートとハープのための協奏曲(1963年録音&1958年録音)
クラリネット協奏曲(1963年録音&1958年録音)
フルート協奏曲第1番&第2番、他
フルート:ジャン=ピエール・ランパル
ハープ:リリー・ラスキーヌ
クラリネット:ジャック・ランスロ
指揮:ジャン=フランソワ・パイヤール
管弦楽:ジャン=フランソワ・パイヤール室内管弦楽団
CD:TOWER RECORDS DEFINITION SERIES TDSA309 (2025年マスタリング)<タワーレコード限定>
このCDは、かつての名手たちのモーツァルトの協奏曲の名録音の2025年リマスター盤。
指揮のジャン=フランソワ・パイヤール(1928年―2013年)は、フランス、マルヌ県ヴィトリ=ル=フランソワ出身。ソルボンヌ大学で数学を専攻した後、パリ音楽院でノルベール・デュフルクに音楽学を、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学にてイーゴリ・マルケヴィチに指揮を師事。1953年にジャン=マリー・ルクレール器楽アンサンブルを創立する。これが母体となって1959年にパイヤール室内管弦楽団が結成された。同楽団はバロック音楽や古典派音楽を専門としていたが、チャイコフスキーやドヴォルザークの弦楽セレナーデのようなロマン派音楽を稀に録音することもあった。パイヤールは後者を通じてエラート・レーベルに数々のバロック音楽を録音し、また欧米の各地で演奏旅行を行なった。パッヘルベルのカノンは1968年にリリースされたジャン=フランソワ・パイヤールの録音盤により、誰もが知る有名なクラシック音楽となった。初来日は1968年で、以後、たびたび日本を訪れた。