クラシック音楽 新譜CD情報


2023年11月13日

★”アバド生誕90周年記念” クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団のベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

指揮:クラウディオ・アバド

管弦楽:シカゴ交響楽団

録音:1983年2月、アメリカ、シカゴ、オーケストラ・ホール

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-41124

 指揮のクラウディオ・アバド(1933年―2014年)は、イタリア、ミラノ出身。ヴェルディ音楽院を経て、1956年からウィーン音楽院(現ウィーン国立音楽大学)で指揮をスワロフスキーに学ぶ。1958年「クーセヴィツキ―国際指揮者コンクール」、1963年「ミトロープス国際指揮者コンクール」で優勝。その間1959年に指揮者デビューを果たした後、カラヤンに注目されてザルツブルク音楽祭にデビューする。1968年にミラノ・スカラ座の指揮者となり、1972年には音楽監督、1977年には芸術監督に就任。この間、スカラ・フィルハーモニー管弦楽団を設立してオーケストラのレベルを格段に上げた。1979年に、ロンドン交響楽団首席指揮者、1983年には同楽団の音楽監督となった。その後、1986年ウィーン国立歌劇場音楽監督に就任。ウィーン・フィルとの共演も増え、ベートーヴェンの交響曲全集など数々のレコーディングを行った。1990年カラヤンの後任としてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督に就任し、名実共に世界最高の指揮者としての地位を確立した。2000年に胃癌で倒れ、以後の活動が懸念されたが、手術を受けて健康状態は持ち直し、ベルリン・フィル辞任後も新たな活動を続けた。2003年以降はルツェルン祝祭管弦楽団などや、自身が組織した若手中心のオーケストラ(マーラー室内管弦楽団、モーツァルト管弦楽団など)と活動。2006年にルツェルン祝祭管弦楽団と来日。2014年1月20日、ボローニャの自宅で胃癌により逝去。享年80歳。

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