2012年5月18日
ショパン:スケルツォ第1番/夜想曲第5番/スケルツォ第4番/夜想曲第19番/
スケルツォ第3番/夜想曲第20番/スケルツォ第2番
ショパン(リスト編):6つのポーランドの歌 第5曲「私のいとしい人」/第1曲「乙女の願い」
リスト:夜想曲「夢の中に」
ラヴェル:夜のガスパール(第1曲:オンディーヌ/第2曲:絞首台/第3曲:スカルボ)
ピアノ:ベンジャミン・グローヴナー
CD: ユニバーサル ミュージック(デッカ) UM‐UCCD1315
2012年に20歳になるイギリスのピアニスト、ベンジャミン・グローヴナー。11歳でBBC青少年音楽コンクールに史上最年少で優勝し、神童の名を欲しいままにした彼は、その後カーネギー・ホールやロイヤル・アルバート・ホールなど、世界の名だたるホールに次々とデビューし、2011年には名誉ある「プロムス」開幕コンサートに史上最年少ソリストとして登場。圧倒的なパフォーマンスで世界中のファンを魅了した。デッカ専属契約第1弾となる今作は、技巧的なショパンとラヴェルの傑作をリストの小品で結びつけたプログラミング。このプログラム組み方が面白い。前半はショパンのスケルツォ全曲とノクターン数曲の抜粋。中程、息抜きのように置かれるリスト・ショパンの小曲群を挟み、後半はラヴェルの組曲「夜のガスパール」と、これまで技巧自漫がレコードに名を連ねてきた難曲。