クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2012年6月26日

2012年6月26日

★スペイン在住のピアニスト松村未英、グラナドスの組曲「ゴイェスカス─恋に落ちたふたり─」を弾く


エンリケ・グラナドス:わら人形
             組曲「ゴイェスカス ─恋に落ちたふたり─」
                ・愛の言葉
                ・窓辺の語らい
                ・炎のファンダンゴ
                ・嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす
                ・愛と死:バラード
                ・エピローグ:幽霊のセレナータ

ピアノ:松村未英

録音:MCOスタジオ(オランダ・ヒルフェルスム)、2009年10月、TYサポート・プログラム助成CD

CD:コジマ録音 ALCD-9121

 人間の心に潜む闇をも鋭くえぐり出すゴヤの絵画に衝撃を受け、グラナドスが書き上げた組曲「ゴイェスカス」。スペイン語で「ゴヤ風」を意味するタイトルを持つこの作品を「愛の告白から始まりやがて死を迎える二人の恋人を巡る一連のストーリー」と捉えるピアニスト松村未英は、通常は組曲の後に演奏される「わら人形」は、二人の出会いを表すが故に組曲の前に弾かれるべきだと解釈する。松村未英は、スペインに住み、スペイン音楽のスペシャリストとして現地でも評価の高い実力派ピアニスト。3歳よりピアノを始め、堀川高校音楽科(現・京都堀川音楽高校)卒業。米国インディアナ大学を経てニューヨーク・ロチェスター大学イーストマン音楽大学、並びに大学院で学士、修士号修得する。2004年よりスペイン在住。以来、ファリャ、アルベニス、グラナドスを始めとする“ナショナリスト”と呼ばれるスペインの作曲家の作品を研究。2011年11月にはマドリッドの国立音楽堂において初の日本人として登場。また外国人では初めてオール・スペイン・プログラムの演奏会を行い、絶賛を博した。現在、スペイン国営ラジオや雑誌等に度々出演するなど精力的に活動している。

コメント/トラックバック投稿 »