クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2021年 3月

2021年3月29日

★吉野直子 ”ハープ・リサイタル6” トゥルニエ、ルニエ、カプレ、カゼッラ、サルツェード、フォーレの作品集


吉野直子

トゥルニエ:ハープのためのソナチネ Op.30
ルニエ:交響的小品(3つのエピソードによる)
カプレ:2つのディヴェルティスマン[嬉遊曲]
カゼッラ:ハープのためのソナタ Op.68
サルツェード:バラード Op.28
フォーレ:即興曲 Op.86

ハープ:吉野直子

CD:キングインターナショナル GRAZIOSO GNY-706

ハープの吉野直子(1967年生まれ)は、ロンドンで生まれる。米国において、6歳からロサンジェルスでハープを学び始める。1985年第9回「イスラエル国際ハープ・コンクール」に参加者中最年少の17歳で優勝し、一躍その名を知られる。1988年「芸術祭賞」、1989年「モービル音楽賞」奨励賞、1991年「芸術選奨」新人賞を受賞。このCDは、吉野直子自主レーベルの第6弾。

コメント/トラックバック投稿 »


2021年3月25日

★小曽根 真 60歳記念 クラシックとジャズ両方の魅力を存分に伝える ソロ・ピアノ・アルバム 


小曽根真

<CD1 – CLASSICS + IMPROMPTU>

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調より第2楽章 / Ravel: Piano Concerto in G Major, M. 83: 2. Adagio assai
ディパーチャー / Departure
モーツァルト:小さなジグ K.574 ト長調 / Mozart: Eine kleine Gigue in G Major, K.574
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番「戦争ソナタ」 第3楽章 Op.83 / Prokofiev: Piano Sonata No.7 in B-Flat Major, Op. 83: 3. Precipitato
モシュコフスキ:20の小練習曲 第8番 Op.91-8 ロ短調 / Moszkowski: 20 Petit Etudes, Op.91: No. 8 in B Minor: Moderat
カンヴァセーションズ・ウィズ・マイセルフ~パート1 / Conversations With Myself – Part 1
カンヴァセーションズ・ウィズ・マイセルフ~パート2 / Conversations With Myself – Part 2
モシュコフスキ:20の小練習曲 第20番 Op.91-20 変ト長調 / Moszkowski: 20 Petit Etudes, Op.91: No. 20 in G-Flat Major: Allegro Moderato

<CD 2 – SONGS>

ガッタ・ビー・ハッピー / Gotta Be Happy
ニード・トゥ・ウォーク / Need To Walk
ザ・パズル / The Puzzle
リッスン… / Listen…
ストラッティン・イン・キタノ / Struttin’ in Kitano
オールウェイズ・トゥゲザー / Always Together
オベレク / O’berek
フォー・サムワン / For Someone

ピアノ: 小曽根 真

CD:ユニバーサルミュージック UCCJ-2190~1(2枚組)

 小曽根 真(1961生まれ)は、神戸市出身のジャズピアニスト。 1980年に渡米し、ボストンのバークリー音楽大学に入学。1983年バークリー音楽大学のジャズ作・編曲科を首席で卒業。同年6月にニューヨークのカーネギー・ホールにおいてソロ・ピアノ・リサイタルを開催。このとき、クインシー・ジョーンズに見出されて米CBSと日本人初のレコード専属契約を結び、アルバム「OZONE」発売し、全世界デビューを果たす。最近では、クラシック音楽との共演も行う。このCDは、国内屈指のクラシック・ホール“水戸芸術館 コンサートホールATM”の極上の響きの中、スタインウェイD型とヤマハCFXという2台のグランドピアノを曲により弾き分け、ジャズとクラシックの両分野で活躍する小曽根の魅力を収めた2枚のCDアルバム。

コメント/トラックバック投稿 »


2021年3月22日

★ヒラリー・ハーンとミッコ・フランク指揮フランス放送フィルの共演盤


ヒラリー・ハーン

ショーソン:詩曲 作品25
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番
ラウタヴァーラ:2つのセレナード (ヒラリー・ハーンのために)<世界初録音>

ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン

指揮:ミッコ・フランク

管弦楽:フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45003

 ヴァイオリンのヒラリー・ハーン(1979年生れ)は、アメリカ、バージニア州レキシントン出身。1991年11歳の時に初リサイタル。その後、クリーヴランド管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニックなどと協演。1997年デビューアルバムである「バッハ:無伴奏ソナタ・パルティータ集」が「ディアパゾン・ドール賞」を受賞。1999年カーティス音楽学校を卒業。2003年ネヴィル・マリナー指揮のアカデミー室内管弦楽団とのブラームスとストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲の録音により、「グラミー賞」受賞。現在、世界中で演奏活動を続ける。

 このCDは、ミッコ・フランクが首席指揮者を務めるフランス放送フィルハーモニー管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスを2018-19年に務めたヒラリー・ハーンが熱望した録音。ミッコ・フランクとヒラリー・ハーンの二人は、2016年に亡くなったフィンランドの作曲家ラウタヴァーラに、パリで初演するための新作協奏曲を委嘱したが、ラウタヴァーラの健康状態が良くなく、その作品はセレナードに変更された。作曲家の死後、2曲目の途中までオーケストレーションがなされ、残りはピアノのスケッチがのこされた「2つのセレナード」が発見され、ラウタヴァーラの弟子である著名な作曲家カレヴィ・アホがオーケストレーションを完成させて、2019年2月に世界初演し、この世界初録音が行われた。

コメント/トラックバック投稿 »


2021年3月18日

★イリーナ・メジューエワのバッハ:インヴェンションとシンフォニア


イリーナ・メジューエワ

バッハ:2声のインヴェンション BWV772-786
    3声のシンフォニア BWV787-801

ピアノ:イリーナ・メジューエワ

CD:若林工房 WAKA4219

 ピアノのイリーナ・メジューエワ(1975年生れ)は、ロシア、ゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)出身。グネーシン音楽学校でヴラディミール・トロップに師事。1992年ロッテルダムで開催された第4回「エドゥアルト・フリプセ国際ピアノ・コンクール」で優勝。 以後、ヨーロッパ諸国で演奏活動を行う。1997年から日本の京都を本拠とし、全国各地で演奏活動を展開。2006年度「青山音楽賞」受賞。2015年第27回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。2017年初の著書「ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ」が講談社現代新書より刊行された。京都市立芸術大学音楽学部専任講師。このCDは、メジューエワの2020年の録音(2020年6月、新川文化ホール<富山県魚津市>)で、初録音となるバッハの:インヴェンションとシンフォニア。

コメント/トラックバック投稿 »


2021年3月15日

★ギターの朴葵姫、自身初となるセルフプロデュース作品をリリース


朴 葵姫

イサーク・アルベニス :セビーリャ~「スペイン組曲」第1集 Op.47より
ナポレオン・コスト:旅立ち -劇的幻想曲- Op.31
フェルナンド・ソル:12の練習曲 Op. 6 – 第11番 ホ短調
アルベニス:コルドバ(夜想曲)~「スペインの歌」 Op.232より第4曲
エンリケ・グラナドス(P.ペゴラロ編) :詩的なワルツ集
ヴィラ=ロボス:ショーロNo.1
フランシスコ・タレガ:前奏曲No.5 ホ長調
イサーク・アルベニス : カタルーニャ奇想曲~組曲「スペイン」Op.165より第5曲
グスタフ・マーラー(佐藤弘和編):アダージェット~交響曲第5番より第4楽章

ギター:朴葵姫

CD:日本コロムビア COCQ-85521

 ギターの朴葵姫(パク・キュヒ)は、1985年韓国仁川生まれ。3歳の時、横浜にてギターを始める。2004年東京音楽大学に入学。2005年「韓国ギター音楽コンクール」優勝。2007年「ドイツ・ハインツベルグ国際ギターコンクール」第1位及び聴衆賞を受賞。ベルギー「ギターの春 2008コンクール」第1位(コンクール史上アジア人そして女性として初めて)、「リヒテンシュタイン国際ギター・コンクール」第1位。2009年「スペイン・ルイス・ミラン 国際ギターコンクール」第1位など、主要ギター・コンクールでの優勝・受賞が続く。このCDは、デビュー10周年を迎え、自身初となるセルフプロデュース作品を韓国にてリリースし、同時に日本のファンに向けて、国内盤としてリリース。

コメント/トラックバック投稿 »


2021年3月11日

★巨匠ペレーニ、バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 約40年ぶりの再録音盤


ミクローシュ・ペレーニ

<Disc1>

第1番 ト長調 BWV1007
第4番 変ホ長調 BWV1010
第5番 ハ短調 BWV1011

<Disc2>

第2番 ニ短調 BWV1008
第3番 ハ長調 BWV1009
第6番 ニ長調 BWV1012

チェロ:ミクローシュ・ペレーニ

CD:キングインターナショナル KKC-6298~9

 チェロのミクローシュ・ペレーニ(1948年生まれ)は、ハンガリー、ブダペスト出身。7歳でフランツ・リスト音楽院に入学、9歳で演奏会を開く。1960年からローマに留学し、エンリコ・マイナルディに師事。1963年にブダペストで開催された「カザルス国際チェロコンクール」に入賞したことでパブロ・カザルスに認められ、1965年、翌1966年にカザルスのマスタークラスに招待され、マールボロ音楽祭にも参加する。1974年からリスト音楽院で教え、1980年には教授となる。1978年に初来日を果たして以来、度々来日。これまで各地でのリサイタルのほか、NHK交響楽団、札幌交響楽団等と共演。バッハの無伴奏全曲の1度目のセッション録音は当時33歳だった1981年に実現。ディスクのリリースを目的として全6曲を揃えてのセッションは約40年ぶり(71歳)の再録音。

コメント/トラックバック投稿 »


2021年3月08日

★「ニューイヤー・コンサート2021」 リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団


ムーティ

<CD 1>

第1部

ファティニッツァ行進曲[オペレッタ「ファティニッツァ」より](スッペ)
ワルツ「音波」 作品148(ヨハン・シュトラウス2世)
ニコ殿下のポルカ 作品228 (ヨハン・シュトラウス2世)
ポルカ・シュネル「憂いもなく」 作品271 (ヨーゼフ・シュトラウス)
ワルツ「坑夫ランプ」(ツェラー)
ギャロップ「贅沢三昧」[オペレッタ「キスのリハーサル」のモティーフによる] (ミレッカー)

第2部

歌付き喜劇「詩人と農夫」 序曲 (スッペ)
ワルツ「バーデン娘」 作品257(コムザーク)
マルゲリータ・ポルカ 作品244(ヨーゼフ・シュトラウス)

<CD 2>

ヴェネツィア人のギャロップ 作品74 (ヨハン・シュトラウス1世)
ワルツ「春の声」 作品410 (ヨハン・シュトラウス2世)
ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」 作品336 (ヨハン・シュトラウス2世)
新メロディ・カドリーユ 作品254 (ヨハン・シュトラウス2世)
皇帝円舞曲 作品437 (ヨハン・シュトラウス2世)
ポルカ・シュネル「恋と踊りに夢中」 作品393[オペレッタ「女王のレースとハンカチーフ]のモティーフによる] (ヨハン・シュトラウス2世)

アンコール

狂乱のポルカ 作品260 (ヨハン・シュトラウス2世)
新年の挨拶[リッカルド・ムーティの英語によるスピーチ]
ワルツ「美しく青きドナウ」 作品314 (ヨハン・シュトラウス2世)
ラデツキー行進曲 作品228 (ヨハン・シュトラウス1世/ウィーン・フィル編)

指揮:リッカルド・ムーティ

管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルの「ニューイヤー・コンサート」。このCDは、2021年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング。2021年は、2010年以来シカゴ響音楽監督をつとめる巨匠リッカルド・ムーティが、1993、1997、2000、2004、2018年に次いで3年ぶり6回目の登場。

コメント/トラックバック投稿 »


2021年3月04日

★若きマエストロ 太田 弦のデビュー盤 シューベルト:交響曲 第8番「ザ・グレイト」


太田 弦

シューベルト:交響曲 第8番「ザ・グレイト」

指揮:太田 弦

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

録音:2020年7月17~18日、東京・すみだトリフォニーホール(ライヴ録音)

CD:オクタヴィアレコード OVCL-00742

 指揮の太田 弦(1994年生まれ)は、札幌市出身。札幌西高校から東京藝術大学に進学し、同大学音楽学部指揮科及び同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程を卒業。指揮を尾高忠明、高関健、作曲を二橋潤一に師事。 2015年「東京国際音楽コンクール(指揮)」で、2位及び聴衆賞を受賞。 2019年4月より大阪交響楽団正指揮者。このCDは、若手指揮者の筆頭と目される、太田弦のデビュー・アルバム。

コメント/トラックバック投稿 »


2021年3月01日

★アンドリス・ネルソンス指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のブルックナー:交響曲 第2番 /第8番、ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲


UCCG-45001_wCC_extralarge-1-300x300

<CD 1>

ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ブルックナー:交響曲 第2番 ハ短調

<CD 2>

ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調

指揮:アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG 4501~2

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。ラトビア国立歌劇場首席指揮者、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、バーミンガム市交響楽団首席指揮者・音楽監督を歴任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団カペルマイスターに就任。2020年10月にゲヴァントハウス管弦楽団が、アンドリス・ネルソンスのカペルマイスターの任期を2027年まで延長すると同時に、ボストン交響楽団がアンドリス・ネルソンスの音楽監督の任期を2025年まで延長した。

コメント/トラックバック投稿 »