クラシック音楽 新譜CD情報


2025年5月12日

★パリ国立オペラ座管弦楽団のヴァイオリニスト大島莉紗のプロコフィエフ: ヴァイオリン・ソナタ集

プロコフィエフ:2台のヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56
        ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94a
        無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.115

ヴァイオリン:大島莉紗
       トーマス・ツェートマイアー

ピアノ:シュテファン・シュトロイッスニク

CD:Quartz(海外盤)

 長年、パリ・オペラ座管のヴァイオリニストを務める大島莉紗。待望のプロコフィエフ・アルバム第2弾は、ヴァイオリンのトーマ・ツェートマイアー、ピアノのシュテファン・シュトロイッスニクとの共演盤。

 ヴァイオリンの大島莉紗は、東京出身。桐朋女子高校音楽科を卒業。1997年より渡英。英国国立音楽大学大学院に留学し、フェリックス・アンドリエフスキー氏、トーマス・ツェートマイアー氏に師事する。同大学院修士課程を過去最高点・首席で卒業。2002年ドイツ・ラインランドファルツフィルハーモニー管弦楽団に入団。2003年、パリ国立オペラ座管弦楽団入団。以来、パリ・オペラ座を拠点に、ヨーロッパ各地で、ソリスト・室内楽奏者として多彩な活動を展開している。第18回「リピツァー賞国際ヴァイオリンコンクール」入賞、第9回「ポスタッチーニ国際ヴァイオリンコンクール」入賞、「ヤマハ・ヨーロッパファウンデーションコンクール」優勝を始め、数々のコンクールに入賞。ブログ「パリ・オペラ座からの便り」(https://lisaoshima.exblog.jp/14466277/)。

 ヴァイオリンのトマス・ツェートマイアー(1961年生まれ)は、オーストリア、ザルツブルク出身。地元ザルツブルク・モーツァルテウム大学に学ぶ。1977年にザルツブルク音楽祭でデビューを果たし、1978年に「モーツァルト国際コンクール」にて優勝。翌年にはウィーン楽友協会音楽ホールにデビューした。その後は国際的な主要なオーケストラや指揮者と共演を重ねている。古典派音楽やロマン派音楽のレパートリーの演奏だけでなく、現代音楽の解釈にも活動の重点を置いている。ソリストとしての活動のほかに、室内楽奏者や指揮者としての活動にも携わるようになった。1994年にはツェートマイアー四重奏団を結成。指揮者としては、シュトゥットガルト室内管弦楽団、フランス国立オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ管弦楽団、アイルランド室内管弦楽団の首席指揮者および、ノーザン・シンフォニアの桂冠指揮者を務めている。

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