クラシック音楽 新譜CD情報


2017年11月20日

★ベルリン・フィルの首席クラリネット奏者アンドレアス・オッテンザマーの“New Era~18世紀のクラリネット作品集”


アンドレアス・オッテンザマー

ヨハン・シュターミッツ:クラリネット協奏曲 変ロ長調
ダンツィ:クラリネットとファゴットのためのコンチェルティーノ 変ロ長調 作品47(クラリネットとイングリッシュ・ホルン編曲版)
モーツァルト:歌劇《ポントの王ミトリダーテ》K.87より二重唱〈私が生きることがかなわなくても〉(バセット・クラリネットとフルート編曲版)
ダンツィ:モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》から〈お手をどうぞ〉による幻想曲
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より〈ぶってよ、私の愛しいマゼット〉(バセット・ホルンとフルート編曲版)
カール・シュターミッツ:クラリネット協奏曲 第7番 変ホ長調 (ダルムシュタット協奏曲第1番)

クラリネット:アンドレアス・オッテンザマー

イングリッシュ・ホルン:アルブレヒト・マイヤー
フルート:エマニュエル・パユ
管弦楽:カンマーアカデミー・ポツダム

録音:ベルリン、テルデックス・スタジオ

CD:ユニバーサルミュージック UCCD-1451

 2011年、22歳の若さでベルリン・フィルの首席クラリネット奏者に就任したアンドレアス・オッテンザマー。彼の新作は、それ以前に比較して管楽器の性能と役割が飛躍的に進化した時代“NEW ERA”に生まれた、モーツァルトや彼に多大な影響を与えたシュターミッツ父子、フランツ・ダンツィという3人の作曲家にフューチャーした協奏的作品集。ベルリン・フィルで日頃から共に演奏をしている仲間のアルブレヒト・マイヤー、エマニュエル・パユとの共演盤。

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2017年11月17日

★デビュー30周年の仲道郁代“シューマン:ファンタジー”


シューマン:ロマンス 作品28の2
       交響的練習曲
       幻想曲

ピアノ:仲道郁代

録音:2017年4月18日~20日、ベルリン、イエス・キリスト教会(DSDレコーディング)

CD:ソニーミュージックジャパン SICC-19008

 ピアノの仲道郁代は2016年/17年シーズンを「デビュー30周年アニヴァーサリー・シーズン」と位置付け音楽活動を展開中。このCDは、2017年4月、カラヤン/ベルリン・フィルの録音でも有名なベルリン・イエス・キリスト教会での3日間のレコーディング・セッションで収録された。

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2017年11月13日

★名門クーベリック・トリオのシューベルト:ピアノ三重奏曲第1番ほか


トリオクーベリック・

ブロッホ:3つのノクターン
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番
ドニゼッティ:ピアノ三重奏曲

ピアノ三重奏:クーベリック・トリオ

            ヴァイオリン:石川 静
            チェロ:カレル・フィアラ
            ピアノ:クヴィータ・ビリンスカ

CD:オクタヴィアレコード OVCL00638

 クーベリック・トリオは、チェコの偉大な世界的指揮者ラファエル・クーベリック(1914-1996)が、その父、名ヴァイオリニストのヤン・クーベリック(1880-1940)の名前を冠することを世界中で唯一認めた名門トリオ。プラハ音楽アカデミーで学んだメンバーにより1992年に結成された。長く同じメンバーで活動を続ける数少ないトリオとして世界中でその実力は高く評価されている。

 ヴァイオリンの石川 静(1954年生れ)は、東京都出身。鈴木鎮一、鷲見三郎に師事。1970年チェコスロバキアに留学し、プラハ音楽芸術アカデミーで学ぶ。1972年第6回「ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリン・コンクール」で第2位。1976年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」で第5位。1977年「芸術選奨新人賞」受賞。1979年第1回「フリッツ・クライスラー国際コンクール」で第3位。現在、プラハに在住し、ヨーロッパ、日本で演奏活動を行う。エリザベト音楽大学客員教授。

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2017年11月09日

★現代のピアノ界の鬼才 ヴァレリー・アファナシエフ “70歳記念リリース”


ヴァレリー・アファナシエフ

ベートーヴェン:ピアノソナタ:第1番/第7番/第17番「テンペスト」

ピアノ:ヴァレリー・アファナシエフ

CD:ソニーミュージックジャパン SICC-10233

 ピアノのヴァレリー・アファナシエフ(1947年生れ)はモスクワ出身。モスクワ音楽院で学ぶ。「バッハ国際音楽コンクール」「エリーザベト王妃国際音楽コンクール」優勝。74年、ベルギーへ移住。以後、欧米各地でリサイタルを行うほか、世界の著名なオーケストラと共演。これまでに30枚以上のCDをリリース。ピアノ演奏にとどまらず、文学者の顔も持っている。

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2017年11月06日

★樫本大進らの新メンバーによるベルリン・フィル八重奏団のシューベルト:八重奏曲


ベルリン・フィル八重奏団

シューベルト:八重奏曲

八重奏:ベルリン・フィル八重奏団

CD:ウィステリアプロジェクト BPOC‐0001

 ベルリン・フィル八重奏団は、結成から80年以上という、ベルリン・フィルハーモニーのメンバーが組織する多くの室内楽アンサンブルの中で、もっとも長い歴史と伝統をもつ団体のひとつ。その歴史は、1928年、8人の楽員たちがシューベルトの八重奏曲を演奏するために集まったところから始まった。そして、2013年に、樫本大進のほか、ヴィオラにグロス、ホルンにドール、ファゴットにビロンというメンバーたちが加わり、「ベルリン・フィル八重奏団」は新たなスタートを切った。初回仕様のみ「ベルリン・フィル八重奏団メンバーが語るシューベルト:八重奏曲」「ベルリン・フィルのチーフ・エンジニア“クリストフ・フランケ”が語るシューベルト:八重奏曲録音」インタビュー完全収録別冊ブックレット封入。

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2017年11月02日

★N響オーボエ奏者 池田昭子の無伴奏オーボエ作品集


池田昭子

バッハ:パルティータト短調(原曲:イ短調)BWV 1013
テレマン:12のファンタジー

       第1番 イ長調/第2番 イ短調/第4番 変ロ長調/第6番 ニ短調/第7番 ニ長調/第9番 ホ長調

C.P.E. バッハ:無伴奏ソナタト短調(原曲:イ短調)Wq. 132

オーボエ:池田昭子

CD:マイスターニュージック MM‐4020

 オーボエの池田昭子は、宮崎県出身。1997年東京芸術大学卒業。1996年第13回日本管打楽器コンクールオーボエ部門第1位。1997年東京交響楽団に入団(2002年まで在籍)。2000年ドイツ、ミュンヘンのリヒャルト・シュトラウス音楽院に留学。現在、NHK交響楽団オーボエ奏者、トリオ・サンクアンシュメンバー、東京芸術大学非常勤講師。このCDには、オリジナルはフルートだが、オーボイストにとっても取り組み甲斐のある、そして音楽的内容の極めて高い演目がここに並んでいる。

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2017年10月30日

★ロシア・ピアニズムの伝統を受け継ぐ名手 コンスタンチン・リフシッツのベートーベン:3大ピアノソナタ集


リフシツ

ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番/第31番/第32番

ピアノ:コンスタンチン・リフシッツ

録音:2013年2月9日、所沢市民文化センター ミューズ「アークホール」(ライヴ録音)

CD:若林工房 WKLC-7023

 ピアノのコンスタンチン・リフシッツ(1976年生れ)は、ロシア出身。モスクワのグネーシン音楽大学で学ぶ。18歳の卒業記念リサイタルのときに録音されたバッハのゴールドベルク変奏曲が絶賛されグラミー賞にノミネートされた。2004年にはロンドンの王立音楽院のフェローとなった。このCDは、2013年来日公演ライヴ録音。

 

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2017年10月26日

★単身でヨーロッパに渡り、大活躍中の若手ソプラノ 田中彩子の“ウィーンの調べ 華麗なるコロラトゥーラ2”


田中彩子

ヨハン・シュトラウス2世:美しく青きドナウ
               皇帝円舞曲
               ウィーンの森の物語
モーツァルト:聖母マリアより御体を受け(ハ短調ミサ曲 K.427より)
         アレルヤ(モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」より)
         アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(ピアノ伴奏版)
フリース(伝モーツァルト):子守歌
シューベルト:子守歌 D.498
ブラームス:子守歌 作品49の4
シューベルト:アヴェ・マリア D.839
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(弦楽伴奏版)
ロジャース:サウンド・オブ・ミュージック
       エーデルワイス(日本語詞)

ソプラノ:田中彩子

ピアノ:加藤昌則
弦楽四重奏 (編曲:山下康介):杉田せつ子(第1ヴァイオリン)/俣野賢仁(第2ヴァイオリン)/
                    柳原有弥(ヴィオラ)/西山健一(チェロ)

録音:2017年4月、岐阜、サラマンカホール

CD:エイヴェックス・クラシックス AVCL‐25942

 田中彩子は、現在、ヨーロッパを中心に活動するウィーン在住のソプラノ歌手。京都府出身。10代から単身ウィーンにて声楽を学ぶ。22歳で日本史上最年少でスイスの首都ベルン市立劇場にて、ダニエル・インバル指揮のフィガロの結婚で代役なしでのソリストデビューを飾る(ソリストとしては日本人初、かつ同劇場史上最年少での歌劇場デビュー)。国際ベルベデーレオペラ・オペレッタコンクールにオーストリア代表として本選出場を果たし、ウィーン・フォルクスオーパーとオペラ「ホフマン物語」のオランピア役で契約する。 その後、コンサート・ソリストとしてヨーロッパ、南米各地のオーケストラ定期公演に出演している。日本ではTBSのテレビ番組「情熱大陸」で取り上げられ、一躍脚光を浴びる。このCDは約3年ぶりとなるアルバム。

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2017年10月23日

★今年80歳を迎えたアシュケナージによる2017年録音のバッハ:フランス組曲全曲


アシュケナージ

バッハ:フランス組曲 第1番/第2番/第3番/第4番/第5番/第6番

ピアノ:ウラディーミル・アシュケナージ

CD:ユニバーサルミュージック(Decca) UCCD1448

 アシュケナージは、ピアニストとして、1955年「ショパン国際ピアノコンクール」第2位、1956年「エリザベート王妃国際音楽コンクール」優勝、1962年「チャイコフスキー国際コンクール」優勝。指揮者として、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、ベルリン・ドイツ交響楽団首席指揮者、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、EUユース管弦楽団音楽監督、シドニー交響楽団首席指揮者、NHK交響楽団音楽監督(現在、桂冠指揮者)を歴任。このCDは、今年80歳を迎えたアシュケナージによる、2017年録音のバッハのフランス組曲全曲。

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2017年10月19日

★小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団とマルタ・アルゲリッチの“夢の共演”(ライヴ録音)


マルタ・アルゲリッチ

ベートーヴェン:交響曲第1番
          ピアノ協奏曲第1番

ピアノ:マルタ・アルゲリッチ

指揮:小澤征爾

管弦楽:水戸室内管弦楽団

録音:2017年1月13日、15日(交響曲第1番)/同年5月12日、14日(ピアノ協奏曲第1番)、水戸芸術館(ライヴ録音)

CD:ユニバーサル ミュージック UCCD‐1452(Blu-specCD2仕様)

 2017年5月、水戸芸術館で行われた水戸室内管弦楽団「第99回定期演奏会」は、マルタ・アルゲリッチがゲストに招かれ、小澤征爾指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏した。このCDは、小澤征爾&水戸室内管弦楽団ベートーヴェン・シリーズ第4弾。

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