クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2013年 7月

2013年7月12日

★復活を果たしたロシア出身のヴァイオリニスト ヴェンゲーロフのロンドンでの再起第1弾ライヴ録音


バッハ : パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004 
ベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ 第9番 「クロイツェル」 
ヴィエニャフスキ : スケルツォ ~ タランテラ (アンコール) 
ブラームス : ハンガリー舞曲 第1番 (アンコール)

ヴァイオリン:マキシム・ヴェンゲーロフ

ピアノ: イタマール・ゴラン

録音 : 2012年4月5日、ロンドン、ウィグモア・ホール (ライヴ録音) 

CD:キング・インターナショナル KKC5292 (Wigmore Hall Live WHLIVE-0056)

 マクシム・ヴェンゲーロフ(1974年生まれ)は、ロシア出身のヴァイオリニスト。10歳でポーランドのリピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際コンクールジュニア部門で優勝。1995年、プロコフィエフとショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲のCDにより、グラモフォン賞の年間最優秀賞と協奏曲部門最優秀賞を受賞。その後、米国でも演奏活動を行う。2007年に右肩を故障し、2008年から演奏活動を休止した。2011年から再びヴァイオリンの演奏活動を再開し、2012年からはロンドンで王立音楽アカデミーの客員教授を務めている。 日本には2012年10月に来日し、東京・京都でリサイタルを行った。このアルバムは、日本より一足先に行ったロンドン、ウィグモア・ホールでのライヴ録音。曲目は来日時の演目、J.S.バッハのパルティータ第2番とベートーヴェンのクロイツェル・ソナタ。

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2013年7月11日

★新星コパチンスカヤのバルトーク、リゲティ、エトヴェシュ:ヴァイオリン協奏曲集


バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
リゲティ:ヴァイオリン協奏曲
エトヴェシュ:セヴン

ヴァイオリン:パトリシア・コパチンスカヤ

指揮:ペーテル・エトヴェシュ

管弦楽:フランクフルト放送交響楽団

CD:avex CLASSICS(2枚組)

 ヴァイオリンのパトリシア・コパチンスカヤは、1977年モルドヴァ生まれ。ウィーン国立音楽大学とベルン音楽院でヴァイオリンと作曲を学ぶ。2001年にクレディ・スイス・グループ・ヤング・アーティスト賞を受賞し、翌年にはM.ヤンソンス指揮ウィーン・フィルと共演。通常のレパートリーから現代曲まで自由奔放な取り組みと演奏をみせ、今、世界が注目するヴァイオリニスト。 今回、リゲティのヴァイオリン協奏曲と共に、バルトークとエトヴェシュのコンチェルトを録音。

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2013年7月09日

★デイヴィッド・ジンマン+チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、ワーグナーに初挑戦


指揮:デイヴィッド・ジンマン

管弦楽:チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」より 序曲
       歌劇「さまよえるオランダ人」より レチタティーヴォとアリア「期は満ちた」              

楽劇「ラインの黄金」より 「夕日があたりを照らし出す」 ~神々のヴァルハラへの入城              楽劇「神々の黄昏」より 夜明けとジークフリートのラインへの旅
       楽劇「ワルキューレ」より 「別れの時がきた、お前は本当に立派な子だ」 ~魔の炎の音楽

楽劇「ワルキューレ」より ワルキューレの騎行

CD:ソニー・ミュージックジャパン SICC‐1622

 デイヴィッド・ジンマン(1936年生まれ)は、米国出身の指揮者。ミネソタ大学で学び、タングルウッド音楽センターで指揮活動を開始。モントゥーの助手を務める。1965年オランダ室内管弦楽団首席指揮者、1974年ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、1979年ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者にそれぞれ歴任。さらに1985年ボルチモア交響楽団音楽監督、1995年チューリヒ・トーンハレ管弦楽団音楽監督・首席指揮者に就任。1996年にはアスペン音楽祭の音楽監督にも就任した。「ベートーヴェン交響曲全集」のヒットで世界的な名声を築いた名コンビ、デイヴィッド・ジンマン+チューリヒ・トーンハレ管弦楽団が、今回は、ワーグナーに初挑戦。

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2013年7月08日

★フォルテピアノの申し子ベザイデンホウトによるモーツァルトのピアノ協奏曲第17番/第22番


モーツァルト: ピアノ協奏曲第17番/第22番
        ロンド イ長調 K386

ピアノ:クリスティアン・ベザイデンホウト

管弦楽:フライブルク・バロック・オーケストラ

録音:2012年5月、ブライブルク、アンサンブルハウス

CD:仏ハルモニア・ムンディ HMC-902147

 このCDは、フォルテピアノの申し子、天才ベザイデンホウトによるモーツァルトのピアノ協奏曲集。ベザイデンホウトは、これまでモーツァルトのソロ作品集を3枚リリースし、そのどれもが高い評価を得ている。今回は協奏曲での登場。管弦楽は、古楽界のベルリン・フィルとも称される名人集団「フライブルク・バロック・オーケストラ」。

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2013年7月05日

★鬼才アファナシエフによる2011年来日公演時のライヴ録音


ベートーヴェン:バガテル op.119 より第1~4番
リスト:「4つの小品」「暗い雲」「悲しみのゴンドラ第2稿」
ドビュッシー:前奏曲集第1巻より「帆」「雪の上の歩み」「沈める寺」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番より第3楽章「葬送行進曲」
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番第3楽章「葬送行進曲」
ワーグナー(リスト&アファナシエフ編):楽劇「パルシファル」より「聖杯への厳かなる行進」 
リスト:「詩的で宗教的な調べ 」より「葬送」

ピアノ:ヴァレリー・アファナシエフ
 
録音:2011年11月20日、いずみホール、大阪(ライヴ録音)

CD:若林工房 WKLC-7017

 ヴァレリー・アファナシエフによる2011年来日公演時のライヴ録音。主題は「葬送」、リストと彼を取り巻く作曲家たちが取り上げられ、後半には葬送行進曲が並ぶという前代未聞のプログラム。アファナシエフは、1947年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院で学ぶ。1969年ライプツィヒ・バッハ国際コンクール、1972年エリザベト王妃国際コンクールにおいて優勝。ベルギー国籍。現在はヴェルサイユに住み、音楽活動のかたわらフランス語で詩作や小説の執筆にも取り組んでいる。

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2013年7月04日

★今年3月に逝去した元ウィーン・フィル首席フルート奏者、ヴォルフガング・シュルツの追悼盤


ライネッケ:フルート協奏曲 ニ長調作品283
ドップラー:2本のフルートのための協奏曲
ニールセン:フルート協奏曲 

フルート:ヴォルフガング・シュルツ

指揮:キンボー・イシイ=エトウ

管弦楽:カメラータ・シュルツ

 2013年3月に逝去した、元ウィーン・フィル首席フルート奏者、ヴォルフガング・シュルツの追悼盤で、最後のセッション録音のひとつ。シュルツは、日本でも多くの聴衆から愛された世界的フルート奏者。 ドップラー:2本のフルートのための協奏曲は、息子のマティアスとの共演。管弦楽は、シュルツが創設したカメラータ・シュルツ。指揮のキンボー・イシイ=エトウは、12歳で渡欧。ベルリン・コーミッシェ・オーパー(KOB)首席カペルマイスターなどで活躍。2010年「第9回斎藤秀雄メモリアル基金賞」指揮者部門受賞。2009年大阪交響楽団(旧 大阪シンフォニカー交響楽団)首席客演指揮者就任。2010年12月、ドイツのマグデブルグ劇場音楽監督就任。

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2013年7月02日

★樫本大進のベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」/第10番


ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」/第10番

ヴァイオリン:樫本大進

ピアノ:コンスタンティン・リフシッツ

録音:2012年12月27日~31日、ベルリン
 
CD:ユニバーサルミュージック  TOCE90243 (HQCD)

 2012年10月に発売された「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ」第1集に続く、第2集を発売。第1集では、ベルリンフィルの第1コンマス就任以降初の録音。今回の第2集では、ヴァイオリン・ソナタの最高傑作、第9番「クロイツェル」を収録。

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2013年7月01日

★17歳の俊英ヤン・リシエツキのショパン:練習曲集


ショパン:練習曲集Op.10&Op.25

ピアノ:ヤン・リシエツキ

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG1626

 ピアノのヤン・リシエツキは、カナダのカルガリーで、ポーランド人を両親として、1995年生まれの17歳。驚異的な才能。わずか9歳でオーケストラ・デビュー。2008年、2009年と2年連続でワルシャワのショパンとそのヨーロッパ国際音楽祭に招かれ、ショパンの協奏曲第1番と第2番を演奏し、絶賛を博す。この時の録音がデビューCDとなった。2013年2月には、ヤニック・ネゼ=セガン指揮、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団とともに来日し、日本各地5公演でソリストを務めた。2011年2月、15歳という若さでクラシックの名門レーベルであるドイツ・グラモフォンとの専属契約を締結。モーツァルト:ピアノ協奏曲第20・21番を収録したCDが発売された。今回のCDは第2弾。

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