クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2013年 9月

2013年9月30日

★アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団による、ブルックナー:交響曲第1番のウィーン稿によるライヴ録音盤


ブルックナー : 交響曲第1番  (ウィーン稿1891)

指揮:クラウディオ・アバド

管弦楽:ルツェルン祝祭管弦楽団

録音:2012年8月、ルツェルン音楽祭(ライヴ録音)

CD:キング・インターナショナル(accentus music) UCCG1632

 2012年ルツェルン音楽祭での、アバドによるブルックナー交響曲第1番の演奏のライヴ録音。これまでアバドは、ブルックナーの交響曲は、第1、4、5、9番を録音している。そしてアバドは、ブルックナーの交響曲の中でも演奏される機会の少ない、この第1番を好んで取り上げている。これまでの録音ではリンツ稿を主に使用しているが、今回はウィーン稿によるもの。

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2013年9月27日

★ウィルヘルム・ケンプ、1961年ベートーヴェン:ピアノソナタ全曲連続演奏会のライヴ録音盤


ベートーヴェン:ピアノソナタ全集(第1番~第32番)<ライブ録音盤>

①1961年10月10日
②1961年10月10日、12日
③1961年10月12日、14日
④1961年10月14日、16日 
⑤1961年10月16日
⑥1961年10月26日
⑦1961年10月26日、27日
⑧1961年10月30日
⑨1961年10月30日

ピアノ:ウィルヘルム・ケンプ

収録:全曲、文京公会堂にてNHKが収録

CD:キング・インターナショナル KKC-2064~72 (9CD) モノラル 

 ドイツの巨匠ピアニスト、ウィルヘルム・ケンプ(1895―1991)は1961年10月に来日し、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を7夜にわたり連続演奏した。単独のピアニストがベートーヴェンのピアノソナタを全曲集中して演奏することは日本初で、当時、日本音楽界の一大イベントとして非常な話題となった。この録音当時ケンプは66歳。ケンプのベートーヴェンのピアノソナタ全集は、1950~6年のモノラルと1964~5年のステレオの2種のセッション録音が存在するが、丁度その中間期に当る、ケンプ最盛期の全集がもう一つ増えたことになる。これらは、すべてNHKがラジオ放送用に収録したもの。

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2013年9月26日

★東京都交響楽団首席クラリネット奏者・三界秀実によるクラリネット近・現代オリジナル作品集


ヴォーン・ウィリアムズ:イングランド民謡による6つの習作より第3曲
土田英介:前奏曲~クラリネットのための~(1992)
吉松 隆:鳥の形をした4つの小品
ベルク:4つの小品
オネゲル:ソナチネ
デニソフ:ソナタ
三界秀実:デュオ・カプリチオーソ(2004)
ハミルトン:3つの夜想曲
ヴォーン・ウィリアムズ:イングランド民謡による6つの習作より第2曲

クラリネット:三界秀実

ピアノ:土田英介

クラリネット:澤村康恵(三界秀実:デュオ・カプリチオーソ)
 
 三界秀実は、東京都交響楽団の首席クラリネット奏者。演奏家として、また作・編曲家、後進の指導と多方面で活躍し高い人気を獲得している。このCDは、三界秀実による初のソロ・アルバム「スパーン・ポイント」であり、クラリネットの近・現代オリジナル作品に的を絞ったプログラムとなっている。

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2013年9月24日

★パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルのベートーヴェン:序曲集


ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 
         「コリオラン」序曲  
         「フィデリオ」序曲 
         「レオノーレ」序曲第3番 
         「エグモント」序曲   
         「献堂式」序曲    

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

管弦楽:ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン

録音:2010年7月19日~21日、ハンブルク、フリードリヒ=エーベルト=ハレ(エグモント、献堂式、レオノーレ)
    2012年12月18日~21日、ベルリン、フンクハウス・ケーペニック(フィデリオ、コリオラン、プロメテウス)

CD:ソニー・ミュージックジャパン  SICC-10190

 パーヴォ・ヤルヴィ(1962年生まれ)は、エストニア出身の指揮者(現在の国籍は米国)。米カーティス音楽院およびロサンジェルス・フィルハーモニック音楽学校で学ぶ。2001年にシンシナティ交響楽団第首席指揮者に就任。2004年からドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの芸術監督を務めており、さらに2010年にはパリ管弦楽団の音楽監督に就任。現在、世界で最も多忙な指揮者の一人と言われている。 2015年からはNHK交響楽団の首席指揮者にも就任の予定。

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2013年9月23日

★アントニオ・パッパーノ、マーラー:交響曲第6番をローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団で振る


マーラー:交響曲第6番

指揮:アントニオ・パッパーノ

管弦楽:ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団

録音:2011年1月

CD:EMI MUSIC JAPAN TOCE90202~3

 マーラーの交響曲第6番は、第1番および第5番に続くマーラーの最も有名かつ身近な交響曲であり、オーケストラのみで構成され、「悲劇的」という副題で呼ばれることもある。指揮のアントニオ・パッパーノは、1959年イタリア人の両親のもとロンドンに生まれる。13歳でアメリカに移住し、ピアノ、作曲、指揮を勉強した。歌劇場指導員や副指揮者を経て、ニューヨーク・シティ・オペラ、リセウ大劇場(バルセロナ)、フランクフルト・オペラ、シカゴのリリック・オペラなど世界中の歌劇場に立つようになる。オスロのノルウェー歌劇場、ブリュッセルのベルギー王立モネ劇場の音楽監督およびイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を経て現在は、コヴェント・ガーデン王立歌劇場音楽監督、ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団の音楽監督を務めている。

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2013年9月20日

★ランパル国際フルートコンクール優勝者・上野星矢の第2弾CD「デジタルバード組曲」


プーランク:フルートソナタ  
吉松隆:デジタルバード組曲(鳥恐怖症/夕暮れの鳥/さえずり機械/真昼の鳥/鳥回路)  
ドビュッシー:シリンクス  
上林裕子:クリスタルの時(上野星矢のために作曲された)   
上林裕子:オルシアの物語 第3楽章より 「くれなずむ」   
ダマーズ:演奏会用ソナタ  

フルート:上野星矢

ピアノ:佐野隆哉

録音:2013年4月16日~18日、群馬県大泉町文化村大ホール

CD:日本コロムビア COCQ‐85021

 フルートの上野星矢(1989年生まれ)は、東京都杉並区出身。2008年、東京芸術大学音楽学部入学。同年、第8回ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクールにおいてグランプリ(第1位)を獲得。2009年、杉並区文化功労賞受賞。2012年、パリ国立高等音楽院を卒業。2012年10月、日本コロムビアよりデビューCD「万華響 KAREIDOSCOPE」をリリースしたのに続き、今回第2弾のCD「デジタルバード組曲」をリリース。

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2013年9月19日

★俊英、モディリアーニ弦楽四重奏団によるフランス近代弦楽四重奏曲の名曲集


ドビュッシー : 弦楽四重奏曲
サン=サーンス : 弦楽四重奏曲第1番
ラヴェル : 弦楽四重奏曲

弦楽四重奏:モディリアーニ弦楽四重奏団
            フィリップ・ベルナール (ヴァイオリン)
            ロイック・リョー (ヴァイオリン)
            ローラン・マルフェング (ヴィオラ)
            フランソワ・キエフェル (チェロ)

録音:2012年4月、9月

CD:キング・インターナショナル(仏ミラーレ) KKC5305(2枚組)
 
 このCDは、俊英、モディリアーニ弦楽四重奏団によるフランス近代弦楽四重奏曲の名曲集。同弦楽四重奏団は、2003年に4人の親友たちによって結成され、パリ国立高等音楽院を一等賞を得て卒業。わずか結成1年後の2004年、アイントホーフェン(オランダ)のフリッツ・フィリップス弦楽四重奏コンクールに優勝。続く2005年にはフィレンツェのヴィットリオ・リムボッティ国際弦楽四重奏コンクール優勝、2006年にはニューヨークのヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで優勝した実績を持つ。現在、世界中から引っ張りだこの弦楽四重奏団に成長を遂げている。2011/12年シーズンに、エコー賞 ライジング・スターに選出された。これまでにリリースされた4つのCDはいずれも各国で高評で、世界中で評論家や聴衆から支持されている。

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2013年9月17日

★ウィーンの“今”を体感させるツェムリンスキー:チェロ・ソナタ


ツェムリンスキー:チェロ・ソナタ

モール:アリア 作品40
     チェロ・ソナタ第1番

チェロ:タマーシュ・ヴァルガ

ピアノ:クリストファー・ヒンターフーバー

録音:2013年4月、シンフォニア・スタジオ(ウィーン・コンツェルトハウス)
 
CD:カメラータトウキョウ CMCD-28286(JVC K2レーザー・カッティングによる高音質)

 デュオとしてたびたびコンサートや録音で共演を重ねるウィーン・フィル首席チェロ奏者、タマーシュ・ヴァルガと、世界各国で高い評価を受けるピアニスト、クリストファー・ヒンターフーバーがアルバムをリリース。ツェムリンスキーのチェロ・ソナタに加え、ブルックナーに作曲を学んだ経歴をもち、楽器製作者としても活躍したハンガリー出身の知られざる作曲家、エマヌエル・モールの作品を収録。ウィーンの“今”を体感させるCD。

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2013年9月16日

★児玉宏指揮大阪交響楽団による"ディスカヴァリー・クラシックシリーズ”の第5弾


ヴェッツ:交響曲第2番

ヴルッフ:2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 

スヴェンセン:交響曲第2番

指揮: 児玉宏

管弦楽:大阪交響楽団

録音:2012年5月28日、ザ・シンフォニーフォール、ライヴ録音
    2013年3月16日、すみだシンフォニーフォール、ライヴ録音

CD:キングレコード  KICC‐1095~6(2枚組)
 
 指揮者の児玉宏がプロデュースする大阪交響楽団による、「ディスカヴァリー・クラシックシリーズ」の第5弾。今回は、ロマン派の埋もれた名曲を収録。 ヴェッツはマーラーの4歳上で、ライプツィヒで学び、ワイマール音楽大学作曲科教授を務め、ブルックナーに傾倒していたという。交響曲第2番は、1919年に完成したブルックナーの影響が色濃い作品。ブルッフ(1838年―1920年)は、ヴァイオリン協奏曲第1番や「スコットランド幻想曲」「コル・ニドライ」などで知られるドイツの作曲家。スヴェンセン(1840年―1911年) はノルウェー出身の作曲家。

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2013年9月13日

★初顔合わせのドゥダメル&ベルリン・フィル、R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」


R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

指揮:グスターボ・ドゥダメル

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2013年2月1日、ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ録音)

CD:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1632
 
 指揮のグスターボ・ドゥダメルは、ベネズエラの国家的青少年育成プログラム、エル・システマで教育を受け、2004年にマーラー国際指揮者コンクール優勝。現在では、ベルリン・フィルの次期首席指揮者の最有力候補との呼び名も高い。同アルバムは、今年、創立50年を迎える、ベルリン・フィルの本拠地、フィルハーモニーにおいてライヴ・レコーディングされた、ドゥダメルの記念すべきベルリン・フィルとのデビュー作。

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