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2019年7月25日

★近年、再評価されるヴァインベルクの交響曲第2番/第21番「カディッシュ」をミルガ・グラジニーテ=ティーラ指揮バーミンガム市交響楽団が演奏


ミルガ・グラジニーテ=ティーラ

ヴァインベルク:交響曲第2番/第21番「カディッシュ」

指揮:ミルガ・グラジニーテ=ティーラ

管弦楽:バーミンガム市交響楽団

室内オーケストラ:クレメラータ・バルティカ
ヴァイオリン:ギドン・クレーメル
ソプラノ:マリア・バーンズ
クラリネット:オリヴァー・ジェーンズ
ピアノ:ゲオルギス・オソーキンス

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG‐1852~3(2枚組)

 女性指揮者のミルガ・グラジニーテ=ティーラ(1986年生れ)は、リトアニアのヴィリニュス出身。ビリニュスの国立チョルリョーニス芸術学校、グラーツ芸術大学、チューリヒ音楽院、ライプツィヒ音楽院、ボローニャ音楽院で学ぶ。 ハイデルベルク市立劇場の第2楽長(2011年~2012年)、ベルン歌劇場の第1楽長(2013年~2014年)を歴任し、2015年からザルツブルク州立劇場の音楽監督およびロサンジェルス・フィルハーモニックのアシスタント指揮者を務める。同年7月からバーミンガム市交響楽団の首席客演指揮者も務め、2016年9月からは同楽団第12代音楽監督に就任した。このCDはデビュー・アルバム。

 今年生誕100年を迎えた作曲のミェチスワフ・ヴァインベルク(1919年―1996年)は、ポーランド出身で、主にロシアで活動した。ワルシャワでユダヤ人の家族に生まれ、12歳の時、ワルシャワ音楽院でピアノを学び、1939年に卒業する。第二次世界大戦が勃発するとソビエトに亡命。ミンスクで過ごし、初めて作曲を学ぶ。1943年、ショスタコーヴィチに請われてモスクワに移る。ショスタコーヴィチはヴァインベルクの才能に感心し、親交を深めた。主な作品には、20曲の交響曲、管弦楽曲、17の弦楽四重奏曲、8つのヴァイオリンソナタなどがある。近年、再評価が進む。

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