クラシック音楽 新譜CD情報


バックナンバー 2019年 8月

2019年8月29日

★若き実力派チェリスト 辻本 玲 待望のデビューアルバム


辻本 玲

フォーレ:夢のあとに
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品より 第1曲
サン=サーンス:白鳥
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
クライスラー:愛の悲しみ
モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
メンデルスゾーン:無言歌
ブルッフ:コル・ニドライ
シューベルト:アヴェ・マリア
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ピアソラ:オブリヴィオン
カタロニア民謡/カザルス:鳥の歌

チェロ:辻本 玲

ピアノ:須関裕子

録音:2019年 2月20~21日、稲城市立iプラザ ホール

CD:キングインターナショナル KICC-1483

 このCDは、若き実力派チェリスト 辻本 玲、待望のデビューアルバム。チェロの辻本 玲(1982年生れ)は、愛知県岡崎市出身。7歳よりチェロを始める。11歳まで米国フィラデルフィアで過ごし、東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業(アカンサス音楽賞受賞)。その後ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、シベリウス・アカデミー(フィンランド)、ベルン芸術大学(スイス)に留学。2003年第72回「日本音楽コンクール」第2位、併せて「聴衆賞」受賞。2007年度「青山音楽賞」新人賞受賞。2009年第2回「ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール」第3位入賞(日本人最高位)、併せて「日本人作品最優秀演奏賞」を受賞。2013年第12回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞。現在、日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・チェロ奏者。また、ソロ活動と並行して、サイトウ・キネン・オーケストラやアルカス佐世保のレジデンス・カルテットの一員として活動するほか、チェロ四重奏団「クァルテット・エクスプローチェ」「及川浩治トリオBee」「堀米ゆず子室内楽シリーズ」などの室内楽にも多数参加。

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2019年8月26日

★キーシンとエマーソン弦楽四重奏団によるニューヨーク・コンサート


キーシン2

モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番
フォーレ:ピアノ四重奏曲 第1番
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 作品81
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲

ピアノ:エフゲニー・キーシン

弦楽四重奏:エマーソン弦楽四重奏団

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG1847~8(ライヴ録音、2枚組)

 ピアノのエフゲーニ・キーシン(1971年生れ)は、ロシア、モスクワ出身。モスクワ市立グネーシン記念音楽専門学校で学ぶ。10歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を弾いてデビュー、11歳で初リサイタルを開くなど、早くから神童ぶりを発揮。これまでコンクール入賞歴はほとんどないものの、国際的ピアニストとして世界が認めるピアニスト。旧ソ連生まれだが、2002年英国籍、2013年イスラエル国籍も取得している。

 エマーソン弦楽四重奏団は、アメリカの弦楽四重奏団。1976年にニューヨーク州を拠点として結成された。陰影に富んだ表現と軽やかなリズム感がその持ち味。このため、ドビュッシーやラヴェル、アイヴズ、バルトーク、グリーグ、ショスタコーヴィチ、バーバーなどの近現代作品を得意としている。また、第1と第2のヴァイオリンが曲によって交代するのが他のカルテットには見られない特徴。

 このCDは、キーシンとエマーソン弦楽四重奏団による、2018年4月27日、カーネギー・ホールにおけるライヴ録音。

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2019年8月22日

★フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクルのベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」


ロト3

ベルリオーズ :交響曲「 イタリアのハロルド」
          歌曲集「夏の夜」

指揮:フランソワ=グザヴィエ・ロト

管弦楽:レ・シエクル

ヴィオラ:タベア・ツィンマーマン

バリトン:ステファヌ・ドゥグー

CD:キングインターナショナル KKC-6001

 指揮のフランソワ=グザヴィエ・ロト(1971年生まれ)はフランス、パリ出身。現在、ヨーロッパでもっとも熱い注目を集める指揮者の一人。当初、フルート奏者として活動。2000年「ドナテルラ・フリック指揮コンクール」第1位となり、ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタントを務め、ロンドン交響楽団などを指揮。2003年に革新的なオーケストラ「レ・シエクル」を創設し、時代楽器とモダン楽器を使い分け、多彩なプログラムを展開している。2011年南西ドイツ放送交響楽団首席指揮者に就任。2015年ケルン市音楽監督に就任。

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2019年8月19日

★ウェールズ弦楽四重奏団  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集3<弦楽四重奏曲 第3番&第9番>


ウェールズ弦楽四重奏団

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第3番/第9番 「ラズモフスキー 第3番」

弦楽四重奏:ウェールズ弦楽四重奏団

            ヴァイオリン:﨑谷直人
            ヴァイオリン:三原久遠
            ヴィオラ:横溝耕一
            チェロ:富岡廉太郎

CD:フォンテック FOCD9812

 ウェールズ弦楽四重奏団は、2008年「ミュンヘン国際音楽コンクール」第3位、東京クヮルテット以来38年ぶりの入賞を果たす。2010年よりバーゼルに留学、同年、青山音楽賞受賞。2011年「バーゼル・オーケストラ協会(BOG)コンクール」においてエクゼコー賞受賞、第7回「大阪国際室内楽コンクール」第3位。2013年に帰国。2016年には結成10周年を迎え、10月には神奈川フィルとの共演でコンチェルト・デビューを果たす。現在、フォンテックにおいて現、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲録音が進行中。

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2019年8月15日

★辻井伸行 「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」優勝10周年記念アルバム


辻井伸行5

<DISC 1>

ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》より プロムナード
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330:第1楽章
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2《月光》:第1楽章
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13《悲愴》:第2楽章
ショパン:ノクターン第1番 変ロ短調 作品9-1
ショパン:子守歌 変ニ長調 作品57
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調 [カデンツァ:辻井伸行]

<DISC 2>

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23:第1楽章
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18:第2楽章
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16:第1楽章
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21:第2楽章
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73《皇帝》:第3楽章

ピアノ:辻井伸行

管弦楽:佐渡裕指揮 BBCフィルハーモニック
     佐渡裕指揮 ベルリン・ドイツ交響楽団
     ヴァシリー・ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
     ウラディーミル・アシュケナージ指揮 ベルリン・ドイツ交響楽団
     オルフェウス室内管弦楽団

収録:2007年4月 岐阜、サラマンカホール(DISC 1 – 6,8)
    2008年5月(DISC 2 – 2)、2010年1月(DISC 1 – 7)
    2010年5月(DISC 1 – 1)、2012年3月(DISC 1 – 2)
    2015年11月(DISC 1 – 5)、2017年2月(DISC 1 – 3)
    2017年9月(DISC 1 – 4)ベルリン、テルデックス・スタジオ
    2010年12月 マンチェスター新放送センター・スタジオ7(DISC 2 – 1)
    2014年2月 ミューザ川崎シンフォニーホール〈ライヴ&セッション〉(DISC 2 – 5)
    2017年5月 ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ〉(DISC 2 – 4)
    2018年1月、2月 リヴァプール、フィルハーモニック・ホール(DISC 2 – 3)

CD:エイベックス・クラシックス AVCL‐25989~90(2枚組)

 現在、世界的ピアニストにまで上り詰めた辻井伸行が「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で優勝したのが2009年。このCDは、これまでの10年間の辻井伸行軌跡を追った録音集。2枚に独奏曲と協奏曲とが収められ、進化の過程を追うことができる。

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2019年8月12日

★松居直美のブクステフーデ:オルガン作品集(デンマークの世界遺産ロスキレ大聖堂に設置の歴史的オルガンで録音)


CMCD-15151`2
<DISCー1>

ブクステフーデ:プレルーディウム ト短調 BuxWV 149
          我らが神は堅き砦 BuxWV 184
          パッサカリア ニ短調 BuxWV 161
          われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BuxWV 196
          ああ、主よ、哀れなる罪人われを BuxWV 178
          プレルーディウム ホ短調 BuxWV 142
          平安と歓喜もてわれはいま BuxWV 76
             1. 平安と歓喜もてわれはいま
             2. 悲歌
          テ・デウム(神なる御身を我らは讃え) BuxWV 218
             プレルーディウム
             神なる御身を我らは讃え
             天も地も、御身の栄えと
             潔き殉教者の一軍
             死のとげに打ち勝ち

<DISCー2>

ブクステフーデ:プレルーディウム ハ長調 BuxWV 137
          いざ来ませ、異邦人の救い主よ BuxWV 211
          第一旋法のマニフィカト BuxWV 203
          暁の星のいと美しきかな BuxWV 223
          プレルーディウム ト短調 BuxWV 148
          甘き喜びに包まれ BuxWV 197
          トッカータ ヘ長調 BuxWV 156
          いまぞ喜べ、汝らキリストの徒よ BuxWV 210

オルガン:松居直美

ソプラノ:エルゼ・トルプ

録音:2018年5月、デンマーク、ロスキレ、ロスキレ大聖堂

CD:カメラータトウキョウ CMCD-15151〜2(2枚組)

 オルガンの松居直美は、1981年国立音楽大学音楽学部オルガン専攻修士課程修了。在学中の1979年に日本オルガンコンクール第1位。1982年西ドイツ国立フライブルク音楽大学に入学。1983年第21回「リスト記念国際音楽コンクール」のオルガン部門で優勝。1985年「ニュルンベルク国際音楽コンクール」のオルガン部門で優勝。現在、世界各地の由緒あるオルガンで録音を続けている松居直美が、今回選んだ作曲家は、北ドイツ楽派を代表する音楽家ブクステフーデ。その作品演奏にふさわしいオルガンを求めデンマークを訪れ、世界遺産のロスキレ大聖堂に設置の歴史的オルガンで、ブクステフーデの代表的な曲種を網羅した作品集を収録。

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2019年8月08日

★アンドリス・ネルソンス指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のブルックナー:交響曲第9番/第6番他


アンドリス・ネルソンス3

<ディスク:1>

ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブルックナー:交響曲 第6番

<ディスク:2>

ワーグナー:舞台神聖祝典劇「パルジファル」第1幕への前奏曲
ブルックナー:交響曲 第9番

指揮:アンドリス・ネルソンス

管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

CD:ユニバーサル ミュージック UCCG1843~4(2枚組)

 指揮のアンドリス・ネルソンス(1978年生れ)は、ラトビア、リガ出身。ラトビア国立歌劇場管弦楽団の首席トランペット奏者を務め、マリス・ヤンソンスなどより指揮を学ぶ。2003年ラトビア国立歌劇場首席指揮者、2006年北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、2008年バーミンガム市交響楽団にそれぞれ就任。そして2014年ボストン交響楽団音楽監督に就任し一躍世界の注目を集める。2018年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団楽長(カペルマイスター)にも就任した。このCDは、アンドリス・ネルソンスとゲヴァントハウスのコンビによるブルックナー交響曲全曲録音シリーズ第4弾。

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2019年8月05日

★ラザレフ指揮日本フィルのショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」/第15番(ライヴ録音盤)


 ラザレフ

ショスタコーヴィチ:交響曲 第12番「1917年」/第15番

指揮:アレクサンドル・ラザレフ

管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

CD:オクタヴィア・レコード OVCL-00694

録音:2018年11月9、10日(第12番)、2016年7月8、9日(第15番)、サントリーホール(ライヴ収録)

 指揮のアレクサンドル・ラザレフ(1945年生れ)は、ロシア、モスクワ出身。 サンクトペテルブルク音楽院、モスクワ音楽院で学ぶ。1971年「全ソ連指揮者コンクール」優勝。1972年「カラヤン国際指揮者コンクール」優勝。1973年ボリショイ劇場指揮者に就任。1987年~1995年ボリショイ劇場の音楽監督・首席指揮者に昇格し、芸術総監督の任にもあった。2008年~2016年日本フィルハーモニー交響楽団首席指揮者、2016年より同交響楽団桂冠指揮者兼芸術顧問に就任。人気の高いラザレフと日本フィルのショスタコーヴィチ・シリーズ。今回のCDでは、2018年録音の「第12番」と2016年録音の「第15番」をカップリング。

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2019年8月01日

★三浦文彰(ヴァイオリン)と辻井伸行(ピアノ)のデュオ・デビュー盤


辻井伸行4

フランク:ヴァイオリン・ソナタ
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」

ヴァイオリン:三浦文彰

ピアノ:辻井伸行

録音:2017年9月5、6日(フランク)、2018年8月2、3日(ブラームス) 、ベルリン、テルデックス・スタジオ

 このフランクとブラームスは、数多くのリハーサルとコンサートでの共演を重ね、満を持してレコーディングされた、記念すべき三浦文彰(ヴァイオリン)と辻井伸行(ピアノ)のデュオ・デビュー盤。

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