クラシック音楽 新譜CD情報


2013年12月19日

★児玉 桃のラヴェル、武満、メシアン:ピアノ作品集


ラヴェル:組曲「鏡」(蛾/悲しげな鳥たち/海原の小舟/道化師の朝の歌/鐘の谷)
武満 徹:雨の樹素描
メシアン:ニワムシクイ

ピアノ:児玉 桃

CD:ユニバーサルミュージック(ECM New Series) UCCE-2086

録音:2012年9月1日、ノイマルクト、ヒトリッシャー・ライトシュターデル

ピアノの児玉 桃は、大阪府出身で、現在はパリ在住。13歳の時にパリ音楽院に入学。在学中にセニガリア国際コンクールで優勝。16歳でパリ音楽院を卒業。1991年、19歳の時にミュンヘン国際音楽コンクールで1位なしの第2位。1997年、出光音楽賞受賞。 2009年、芸術選奨新人賞受賞、中島健蔵音楽賞受賞。2012年、佐治敬三賞を受賞。

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2013年12月17日

★ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者マリス・ヤンソンスのブルックナー : 交響曲 第3番&第4番(ライヴ盤)


ブルックナー : 交響曲 第3番&第4番「ロマンティック」

指揮:マリス・ヤンソンス

管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

録音:2007年2月7~8日&2008年8月28日(第3番)/2008年9月17~19&21日(第4番)、アムステルダム コンセルトへボウ (ライヴ録音)

CD:キング・インターナショナル(RCO) KKC-5332(ハイブリッドSACD、2枚組)

マリス・ヤンソンス(1943年生まれ)は、ラトビア出身の指揮者。父は、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団の名指揮者アルヴィド・ヤンソンス。2003年からバイエルン放送交響楽団首席指揮者、さらに2004年からはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任。2006年と2012年の元日にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートの指揮を務めた。

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2013年12月16日

★ムーティ指揮シカゴ交響楽団のヴェルディ : レクイエム


指揮: リッカルド・ムーティ

管弦楽:シカゴ交響楽団

独唱:B.フリットリ (ソプラノ)
    O.ボロディナ (メゾソプラノ)
    M.ゼッフィリ (テノール)
    I.アブドラザーコフ (バス)

合唱指揮:デュアイン・ウルフ

合唱:シカゴ交響合唱団

CD:キングインターナショナル(CSO RESOUND)  KKC-5340~41(SACDハイブリッド、2枚組)

 このCDは、2010年から第10代音楽監督を務めるリッカルド・ムーティとシカゴ交響楽団によるヴェルディ : レクイエム。第53回グラミー賞の最優秀クラシック・アルバム賞と最優秀合唱パフォーマンス賞を受賞している。ムーティは、これ以前にヴェルディ : レクイエムを2度録音しているが、今回は、歌手陣にはムーティがオペラ公演などで度々起用している実力派を起用している。

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2013年12月13日

★アンドラーシュ・シフの2種類の楽器を弾き分けたベートーヴェン:ディアベルリの主題による33の変奏曲 他


【CD1】<1921年製ベヒシュタイン・ピアノ使用>
ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番
         ディアベルリの主題による33の変奏曲
 
【CD2】<ベートーヴェン・ハウスのフォルテピアノ(1820年頃製造)使用>
ベートーヴェン:ディアベルリの主題による33の変奏曲
         6つのバガテル
 
ピアノ/フォルテピアノ:アンドラーシュ・シフ

録音:2012年7月ボン、ベートーヴェンハウス/2012年12月ルガーノ、RTSI放送局アウディトリオ

CD:ユニバーサルミュージック(ECM New Series) UCCE-7530(2枚)

   アンドラーシュ・シフによる久々のベートーヴェンの作品の録音で、ピアノソナタのあとに書かれた大作「ディアベッリの主題による変奏曲」を、1921年製のベヒシュタイン・ピアノと、1820年製と思われるフォルテピアノを弾き分けた2種類の録音を収録。さらに、ピアノソナタ第32番をベヒシュタイン・ピアノで、6つのバガテルをフォルテピアノで弾いている。

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2013年12月12日

★テノールのスーパースター ヨナス・カウフマンの“ヴェルディ・アルバム”


ヴェルディ:

歌劇「リゴレット」 第3幕:カンツォーネ「女は、風に踊る羽のように」 (公爵)
歌劇「アイーダ」 第1幕:シェーナとロマンツァ「もし私がその戦士であったら!~浄らかなアイーダ」 (ラダメス)
歌劇「仮面舞踏会」 第1幕:カンツォーネ「言ってくれ、大波が忠実に私を待っているかどうかを」 (リッカルド、合唱)
歌劇「仮面舞踏会」 第3幕:シェーナとロマンツァ「おそらく彼女はもう会場に着いて、休んでいることだろう~ああ、永遠に貴女を失うことは」 (リッカルド)
歌劇「トロヴァトーレ」 第3部:シェーナとアリア「ああ、そうだ。いとしい女(ひと)よ~火刑台の怖ろしい火が」 (マンリーコ、ルイス、レオノーラ、合唱)
歌劇「ルイザ・ミラー」 第2幕:シェーナとアリア「ああ、私の眼が見たことを信じないでいられたら!~夜、星空の穏やかな明かりのもと」 (ロドルフォ)
歌劇「シモン・ボッカネグラ」 第2幕:シェーナとアリア「何たることだ!アメーリアがここに!~胸は、激しい嫉妬の炎で燃え上がっている」 (ガブリエーレ)
歌劇「ドン・カルロ」 第2幕:シェーナと二重唱「あの方だ!……公子様だ!~私たちの魂に愛と希望を呼び覚まそうとされた神よ」 (ロドリーゴ、ドン・カルロ、合唱、修道士)
歌劇「運命の力」 第3幕:シェーナとロマンツァ「不幸な者にとって、人生は地獄だ~ああ、天使たちの胸に抱かれて」 (ドン・アルヴァーロ)
歌劇「群盗」 第3幕:シェーナ「目を覚ませ、石どもよ~この聖なる白髪の老人の復讐をすることを各自誓え」 (カルロ、合唱)
歌劇「オテッロ」 第3幕:オテッロのモノローグ「神よ!あなたは、悲惨と恥辱のあらゆる災いを私に浴びせられました」 (オテッロ、ヤーゴ)
歌劇「オテッロ」 第4幕:オテッロの死「私が武器を持っているのを見ても、誰も恐れる必要は無い」 (オテッロ)
歌劇「マクベス」 第4幕:シェーナとアリア「ああ、子どもたち、我が子たちよ!あの暴君によってお前たちは皆殺された~ああ、いとしい者たちよ、父の手は」 (マクダフ)

テノール: ヨナス・カウフマン

CD:ソニーミュージックジャパン SICC30143

テノールのヨナス・カウフマンは、1969年、ミュンヘンで生まれる。ミュンヘン音楽大学卒。1993年、マイスタージンガーの小さい役でデビュー、1999年ザルツブルグ音楽祭に出演。2001年から、チューリッヒ歌劇場のアンサンブルメンバーとなる。2006年、NYメトで歌い国際的に認められるようになる。今やスーパースターのテノール歌手として、世界中から引っ張りだこ。

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2013年12月10日

★第8回浜松国際ピアノコンクール優勝者イリヤ・ラシュコフスキーのショパン:練習曲集(全曲)


ショパン:練習曲集(全曲)

ピアノ:イリヤ・ラシュコフスキー

CD:ビクターエンタテインメント VICC60869

 ピアノ:イリヤ・ラシュコフスキーは、1984年シベリアのイルクーツクに生まれ。1998年、本格的な演奏活動を展開。同年、渡仏。2000年、ドイツ・ハノーヴァー音楽学校に入学。現在はパリのエコール・ノルマル音楽院で学ぶ。2001年、ロン=ティボー国際音楽コンクールのピアノ部門第2位。2005年、香港国際ピアノ・コンクール優勝。2007年、エリザベート王妃国際音楽コンクール4位。2011年、ルービンシュタイン国際ピアノコンクール第3位。そして2012年、第8回浜松国際ピアノコンクール優勝を果たす。

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2013年12月09日

★“ヴァイオリンの女王”ムター初録音のドヴォルザークの協奏曲他


ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
         ロマンス~ヴァイオリンと管弦楽のための~
         マズレック~ヴァイオリンと管弦楽のための~
         ユモレスク(クライスラー編曲)

ヴァイオリン:アンネ=ゾフィー・ムター 
 
指揮:マンフレート・ホーネック

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ピアノ:池場文美

CD:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-1641(SHM-CD)

録音:2013年6月1日、ベルリン、フィルハーモニー/マイスターザール

 “ヴァイオリンの女王”ムターにとって初録音となるドヴォルザークの協奏曲。伴奏は、ホーネック指揮のベルリン・フィル。また、ユーモレスクは、日本人ピアニストの池場文美が伴奏。池場文美は、1958年神奈川県生まれで、1977年のブゾーニ国際コンクールで最高位を獲得。現在オーストリアのグラーツ国立音大のピアノ科の教授を務める傍らピアニストとして活躍し、ムターの伴奏者などヨーロッパを中心に活躍しているピアニスト。

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2013年12月06日

★大型ワーグナー歌手 ソプラノ蔵野蘭子のワーグナーの歌曲とアリア集


ワーグナー:ゼンタのバラード~歌劇「さまよえるオランダ人」より 
       「糸をつぐむグレートヒェン」 「グレートヒェンのメロドラマ」
                    ~ゲーテ「ファウスト」のための7つの作品より
       眠れ、わが子よ 
       期待 
       すべて束の間の幻
       樅の木 
       二人のてき弾兵 
       親愛なるフリードリヒ・アウグスト陛下への忠実なる臣民の挨拶 
       エリーザべトの祈り ~歌劇「タンホイザー」より 
       一族男たちが(ジークリンデ)~楽劇「ワルキューレ」より 
       マティルデ・ヴェーゼンドンクによる5つの詩 
       イゾルデの愛の死 ~楽劇「トリスタンとイゾルデ」 より

ソプラノ:蔵野蘭子

ピアノ:内山亜希

録音:2013年7月4日、5日、三鷹市芸術文化センター

CD:ナミ・レコード WWCC‐7737

 このCDは、大型ワーグナー歌手、蔵野蘭子の本格デビューCDで平成25年度(弟68回)文化庁芸術祭レコード部門参加作品。 ソプラノの蔵野蘭子は、東京芸術大学、同大学院を修了後、文化庁芸術家在外研修員として渡欧。ベルギー音楽アカデミーを首席で卒業。ブリュッセル王立音楽院マスター修了。FRANCE3(TV)よりグランプリ受賞。国際ワーグナー歌唱コンクール日本大会優勝。同ヨーロッパ大会にて特別賞受賞。二期会会員。

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2013年12月05日

★ロン=ティボー国際コンクール/エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位 成田達輝 デビュー盤


サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
パガニーニ:カプリス第1番

ヴァイオリン:成田達輝

ピアノ:テオ・フシュヌレ

録音:2013年5月、Harajyuku Hall

CD:ソナーレ・アートオフィス  SONARE1019

ヴァイオリンの成田達輝(1992年生まれ)は、札幌市出身。2010年桐朋女子高等学校音楽科(共学)を卒業し渡仏。パリ国立高等音楽院で学ぶ。2010年、ロン=ティボー国際コンクール第2位。2012年、エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位。2013年、第5回仙台国際音楽コンクール第2位。現在パリ在住。このCDは、成田達輝のソロ・デビュー盤。

 

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2013年12月03日

★チェロの巨匠ジャンドロンのフランスの粋がつまった復刻盤


フォーレ:チェロ・ソナタ第1番
     エレジー
     夢のあとに(カザルス編曲)
     夜想曲~組曲「シャイロック」より
     シシリエンヌ
     無言歌
     子守歌
     パストラーレ(フルニエ編)
ラヴェル:ガブリエル・フォーレの名による子守唄

チェロ:モーリス・ジャンドロン

ピアノ:岩崎淑

録音:1972年11月、川口市民会館(埼玉)/1972年11月、国際基督教大学教会(東京)

CD:カメラータトウキョウ CMCD-20204(JVC K2レーザー・カッティングによる高音質)

 モーリス・ジャンドロン(1920年―1990年)は、フランスのチェリスト。ニース音楽院およびパリ音楽院で学ぶ。1960年にチェリストとして来日。また、1972年に指揮者として来日し、東京都交響楽団を指揮。その後も1980年代には草津夏季国際音楽アカデミー&フェスティヴァルの講師としてたびたび来日し、チェロや室内楽、オーケストラの指揮や指導に携わった。このCDは、巨匠ジャンドロンのフランスの粋がつまった復刻盤。

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