2025年6月23日
ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調 WAB108(初稿/1887年)
指揮:ファビオ・ルイージ
管弦楽:NHK交響楽団
録音:2024年9月14-15日、NHKホール<NHK交響楽団第2016回定期公演Aプログラム>(ライヴ収録)
CD:オクタヴィアレコード OVCL-00868
2022年9月にNHK交響楽団の首席指揮者に就任したファビオ・ルイージは、これまでに欧州のオーケストラの音楽監督を歴任、世界の主要オペラハウスにもたびたび登場するなど、多くの音楽ファンを魅了している。オクタヴィアレコードのEXTON第1弾となるこのCDは、彼が就任3年目を迎える2024-25シーズンの幕開けを飾ったNHK交響楽団第2016回定期公演のライヴ録音。ルイージが一貫して高く評価してきた初稿版を用いた演奏は、100年近いN響の歴史で初めてとなり大きな話題を呼んだ。
指揮のファビオ・ルイージ(1959年生れ)は、イタリア、ジェノヴァ出身。パガニーニ音楽院およびグラーツ音楽院で学ぶ。1984年グラーツ歌劇場で指揮活動を開始。1990年グラーツ交響楽団を創設し、1995年まで芸術監督を務めた。その後、ライプツィヒ放送交響楽団芸術監督、スイス・ロマンド管弦楽団首席指揮者、ウィーン交響楽団首席指揮者、シュターツカペレ・ドレスデン音楽監督、メトロポリタン歌劇場首席指揮者、チューリッヒ歌劇場音楽総監督、ダラス交響楽団音楽監督、デンマーク国立管弦楽団首席指揮者、MDR(中部ドイツ放送)交響楽団芸術監督などを歴任。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、世界のトップレベルの楽団に客演する。 2013年メトロポリタン歌劇場とのワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」の録音により「グラミー賞」を受賞するなどこれまで多くの受賞歴を誇る。 2017年デンマーク国立交響楽団首席指揮者、2019年フィレンツェ五月音楽祭音楽監督に就任。NHK交響楽団とは2001年以来共演を重ね、2022年9月NHK交響楽団首席指揮者に就任。