2013年7月08日

モーツァルト: ピアノ協奏曲第17番/第22番
ロンド イ長調 K386
ピアノ:クリスティアン・ベザイデンホウト
管弦楽:フライブルク・バロック・オーケストラ
録音:2012年5月、ブライブルク、アンサンブルハウス
CD:仏ハルモニア・ムンディ HMC-902147
このCDは、フォルテピアノの申し子、天才ベザイデンホウトによるモーツァルトのピアノ協奏曲集。ベザイデンホウトは、これまでモーツァルトのソロ作品集を3枚リリースし、そのどれもが高い評価を得ている。今回は協奏曲での登場。管弦楽は、古楽界のベルリン・フィルとも称される名人集団「フライブルク・バロック・オーケストラ」。
★フォルテピアノの申し子ベザイデンホウトによるモーツァルトのピアノ協奏曲第17番/第22番 はコメントを受け付けていません
2013年7月05日

ベートーヴェン:バガテル op.119 より第1~4番
リスト:「4つの小品」「暗い雲」「悲しみのゴンドラ第2稿」
ドビュッシー:前奏曲集第1巻より「帆」「雪の上の歩み」「沈める寺」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番より第3楽章「葬送行進曲」
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番第3楽章「葬送行進曲」
ワーグナー(リスト&アファナシエフ編):楽劇「パルシファル」より「聖杯への厳かなる行進」
リスト:「詩的で宗教的な調べ 」より「葬送」
ピアノ:ヴァレリー・アファナシエフ
録音:2011年11月20日、いずみホール、大阪(ライヴ録音)
CD:若林工房 WKLC-7017
ヴァレリー・アファナシエフによる2011年来日公演時のライヴ録音。主題は「葬送」、リストと彼を取り巻く作曲家たちが取り上げられ、後半には葬送行進曲が並ぶという前代未聞のプログラム。アファナシエフは、1947年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院で学ぶ。1969年ライプツィヒ・バッハ国際コンクール、1972年エリザベト王妃国際コンクールにおいて優勝。ベルギー国籍。現在はヴェルサイユに住み、音楽活動のかたわらフランス語で詩作や小説の執筆にも取り組んでいる。
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2013年7月04日

ライネッケ:フルート協奏曲 ニ長調作品283
ドップラー:2本のフルートのための協奏曲
ニールセン:フルート協奏曲
フルート:ヴォルフガング・シュルツ
指揮:キンボー・イシイ=エトウ
管弦楽:カメラータ・シュルツ
2013年3月に逝去した、元ウィーン・フィル首席フルート奏者、ヴォルフガング・シュルツの追悼盤で、最後のセッション録音のひとつ。シュルツは、日本でも多くの聴衆から愛された世界的フルート奏者。 ドップラー:2本のフルートのための協奏曲は、息子のマティアスとの共演。管弦楽は、シュルツが創設したカメラータ・シュルツ。指揮のキンボー・イシイ=エトウは、12歳で渡欧。ベルリン・コーミッシェ・オーパー(KOB)首席カペルマイスターなどで活躍。2010年「第9回斎藤秀雄メモリアル基金賞」指揮者部門受賞。2009年大阪交響楽団(旧 大阪シンフォニカー交響楽団)首席客演指揮者就任。2010年12月、ドイツのマグデブルグ劇場音楽監督就任。
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2013年7月02日

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」/第10番
ヴァイオリン:樫本大進
ピアノ:コンスタンティン・リフシッツ
録音:2012年12月27日~31日、ベルリン
CD:ユニバーサルミュージック TOCE90243 (HQCD)
2012年10月に発売された「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ」第1集に続く、第2集を発売。第1集では、ベルリンフィルの第1コンマス就任以降初の録音。今回の第2集では、ヴァイオリン・ソナタの最高傑作、第9番「クロイツェル」を収録。
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2013年7月01日

ショパン:練習曲集Op.10&Op.25
ピアノ:ヤン・リシエツキ
CD:ユニバーサル ミュージック UCCG1626
ピアノのヤン・リシエツキは、カナダのカルガリーで、ポーランド人を両親として、1995年生まれの17歳。驚異的な才能。わずか9歳でオーケストラ・デビュー。2008年、2009年と2年連続でワルシャワのショパンとそのヨーロッパ国際音楽祭に招かれ、ショパンの協奏曲第1番と第2番を演奏し、絶賛を博す。この時の録音がデビューCDとなった。2013年2月には、ヤニック・ネゼ=セガン指揮、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団とともに来日し、日本各地5公演でソリストを務めた。2011年2月、15歳という若さでクラシックの名門レーベルであるドイツ・グラモフォンとの専属契約を締結。モーツァルト:ピアノ協奏曲第20・21番を収録したCDが発売された。今回のCDは第2弾。
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2013年6月28日

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/第3番
ピアノ:ボリス・ベレゾフスキー
指揮:ドミートリー・リス
管弦楽:ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2005年8月、アルセナル文化センター
CD:KI‐KKC-5156
並はずれたテクニックと大きな音楽性、ベレゾフスキーの圧倒的なラフマニノフ。ボリス・ベレゾフスキー(1969年生まれ)は、モスクワ出身のロシアのピアニスト。モスクワ音楽院で学び、ロンドンでデビュー。1990年にチャイコフスキー国際コンクールでの優勝を果たす。大柄な体躯と超絶技巧に恵まれたロシア人ベレゾフスキーには、やはりラフマニノフの音楽が特に合っていると言える。ウラル・フィルは、1936年創設。エカテリンブルクを拠点とする。ロシアや東欧出身の作曲家の作品を得意とするが、現代音楽への理解も深い。1995年よりドミトリー・リスを指揮者に迎え、ロシアにおいて「年間最優秀オーケストラ」に選ばれている。
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2013年6月27日

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第5番/第8番「悲愴」/第13番/第14番「月光」
ワルトシュタイン伯爵のテーマによる4手のための8つの変奏曲WoO67
演奏: アルトゥール&ルーカス・ユッセン
録音:2010年3月
CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラモフォン)UCCG9994(SHM-CD+DVD)
これは、オランダで大ブレークしたユッセン兄弟の日本デビュー盤。1枚のアルバムの中にそれぞれのソロ演奏と連弾演奏を収録。幼い頃から二人を育ててきた世界的ピアニスト、マリア・ジョアン・ピリスが共同プロデューサーとして制作に関わった一枚。
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2013年6月25日

ブラームス:ピアノ五重奏曲
ピアノ四重奏曲第3番
ピアノ:田部京子
弦楽四重奏:カルミナ四重奏団
録音:2011年11月20日~23日(笠懸野文化ホール)
CD:日本コロムビア COGQ‐63(Hybrid SACD )
シューベルト:「ます」五重奏曲などを収めた初の共演盤がレコードアカデミー賞(2008年度)を受賞するなど高い芸術的評価を得ている、「田部×カルミナ四重奏団」によるニューCD。 スイス出身のカルミナ四重奏団は、いまや世界をリードする存在。一方の田部京子は、2013年2月号のレコード芸術誌のリーダースチョイスの高評価(総合2位&4位! )が象徴するように、クラシックファンにおいての評価は高い。
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2013年6月24日

モーツァルト : フルート四重奏曲集 (第1番~第4番)
フルート:菅きよみ/ヴァイオリン:若松夏美/ヴィオラ:成田寛/チェロ:鈴木秀美
録音 : 2011年9月8~9日 稲城市立 iプラザ
CD:キング・インターナショナル(アルデ・デラルコ・ジャパン) ADJ-035
このCDは、チェロ奏者でオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)の主宰である鈴木秀美のレーベルである「アルデ・デラルコ・ジャパン」からのアルバム。フルートの菅きよみは、1994年桐朋学園大学研究科修了後、ブリュッセル王立音楽院に学ぶ。1998年同大学院をグラン・ディスティンクションで卒業。1999年ブルージュ古楽コンクール3位入賞。2007年に帰国し、現在BCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)、OLC(オーケストラ・リベラ・クラシカ)をはじめ、活発な活動を展開している。
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2013年6月21日

ストラヴィンスキー: バレエ組曲 「火の鳥」 (1919年版)
バレエ音楽 「春の祭典」
指揮: トゥガン・ソヒエフ
管弦楽:トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
録音: 2011年9月
CD:キングレコード(Naive) KKC5729
ボーナスDVD:バレエ音楽 「春の祭典」(収録: 2011年9月17日 ラ・アル・オ・グレン <トゥールーズ>)
トゥガン・ソヒエフ(1977年生まれ)は、ロシア・北オセチア出身の指揮者。サンクトペテルブルク音楽院で学ぶ。1999年の第3回プロコフィエフ国際コンクールの指揮部門で最高位(1位無しの2位2人)を受賞。2005年のシーズンからトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の首席客演指揮者並びに音楽アドヴァイザーに就任し、2008年からは同楽団の音楽監督に就任。2012年からは、ベルリン・ドイツ交響楽団首席指揮者に就任。 ソヒエフは、若手ロシア系指揮者のなかでも最も将来を嘱望されている一人。
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