クラシック音楽 新譜CD情報


2013年6月20日

★小山実稚恵のフランク/バッハ/シューベルト/ワーグナー/ショパン


フランク:前奏曲、コラールとフーガ  
バッハ:シャコンヌ (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004より) 
シューベルト:即興曲 作品142-3 (D935-3)  
ワーグナー:イゾルデの愛の死  
ショパン:ポロネーズ第7番「幻想」

ピアノ:小山実稚恵

CD:ソニーミュージックジャパン SICC‐1626 

 小山実稚恵の最新録音盤。前作「ヴォカリーズ」から1年を経て、ピアノという楽器の表現の限界に挑んだ意欲作。今回が小山にとってのフランク、ワーグナーの初録音となる。一方、ショパンの晩年の名作である幻想ポロネーズも初録音とは意外。

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2013年6月18日

★アントニオ・パッパーノのロッシーニ:小荘厳ミサ曲


ロッシーニ:小荘厳ミサ曲

指揮:アントニオ・パッパーノ

管弦楽&合唱:ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団

独唱:マリーナ・レベカ(ソプラノ)/サラ・ミンガルト(コントラルト)/フランチェスコ・メーリ(テノール)/アレックス・エスポージト(バリトン)

収録:2012年11月、ローマ、サンタ・チェチーリア(ライヴ録音)

CD:EMIミュージック・ジャパン TOCE‐90255~6(2枚組)

 アントニオ・パッパーノは1959年12月にロンドンで、イタリア人を両親に生まれる。米国で、ピアノ、作曲、指揮法を学ぶ。その後バイロイト音楽祭においてダニエル・バレンボイムのアシスタントを務め、1987年、オスロ国立歌劇場における「ラ・ボエーム」で指揮者デビュー。32歳でベルギー・王立モネ劇場の音楽監督に就任。1993年には、ウィーン国立歌劇場で、ワーグナー「ジークフリート」の新演出を振りデビューを果たした。1997年、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任。2002年よりロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロイヤル・オペラ)の音楽監督に就任。2005年より聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団の音楽監督に就任している。このCDは、ロッシーニ 晩年の傑作「小荘厳ミサ曲」のメジャーなオーケストラによるライヴ録音盤。

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2013年6月17日

★ゲルギエフ & LSOのチャイコフスキーの初期交響曲集


交響曲第1番「冬の日の幻想」
交響曲第2番「小ロシア」 
交響曲第3番「ポーランド」

指揮: ヴァレリー・ゲルギエフ

管弦楽:ロンドン交響楽団(LSO)

録音:第1番=録音:2011年1月18 & 23日 ロンドン、バービカンホール (ライヴ)/第2番=録音:2011年3月23 & 24日 ロンドン、バービカンホール (ライヴ) /第3番=録音:2011年5月20日 チューリヒ、トーンハレ (ライヴ)
  
CD:キングインターナショナル(LSO-0710) KKC5271~2(2SACD-hybrid)

 これまでにもゲルギエフはチャイコフスキーの交響曲を複数回録音しているが、それらはすべて第4番以降の後期の3曲に限られてた。2010/11年、2011/12年と2シーズンをかけて、ゲルギエフがLSOとともに取り組んだチャイコフスキー・プロジェクトは、マンフレッドを除く6つの交響曲を番号順に取り上げてゆくというもので、大きな話題を集めた。このCDは、そのシリーズの一環として計画されたもの。

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2013年6月14日

★ベネズエラ出身の俊英指揮者ドゥダメル、ロサンゼルス・フィルとのマーラー:交響曲第9番


 

マーラー:交響曲第9番

指揮:グスターボ・ドゥダメル

管弦楽:ロサンゼルス・フィルハーモニック

CD:ユニバーサル ミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG1611~2

 指揮者グスターヴォ・ドゥダメルと、2009年から音楽監督を務める西海岸の名門、ロサンゼルス・フィルが共演した初めてのCD。グスターボ・ドゥダメル(1981年生まれ)は、ベネズエラ出身の指揮者。1999年シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラの音楽監督に就任。2004年第1回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝し、一躍脚光を浴びる。2007年エーテボリ交響楽団の首席指揮者に就任後、2009年からロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督に就任した。2012年第54回グラミー賞受賞。

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2013年6月13日

★日本初の女性ホルンアンサンブル「ホルン・アンサンブル・ヴィーナス」のデビューCD


小林健太郎:輝ける明けの明星 
井澗昌樹:チャイコフスキー・ファンタジー
ドビュッシー(編曲:木村裕):小組曲
トイバー:スカボロー・フェア
ウーバー:組曲
マンシーニ = マーサー(編曲:木村裕):ムーン・リバー
マッコイ(編曲:Cake藤原):アフリカン・シンフォニー
モリコーネ(編曲:Cake藤原&Tom円矢松):ガブリエルのオーボエ

ホルン合奏:ホルン・アンサンブル・ヴィーナス(Cor Ensemble VENUS)
          (村中美菜、北山順子、藤田麻理絵、渡部奈津子、豊田美加)

録音:2013年3月28日~30日、岩舟町文化会館コスモスホール

CD:日本アコースティックレコーズ NARD‐5043

 日本ホルン協会の創立者の一人で、ホルン界の普及と発展に全力をつくした故伊藤泰世氏(元東京都交響楽団)のプロジェクトのひとつで、「有能な女性ホルン奏者に、もっと演奏の場を提供したい!」という思いで結成されたのが「ホルン・アンサンブル・ヴィーナス」。メンバーは、故伊藤泰世をはじめとして楽壇の権威者の推薦によって集められ、日本初の女性ホルンアンサンブルのグループの登場となる。2009年のコンサートデビューを経て、その後メンバーの増強で音楽的にもパワーアップをはかり、今回CDデビューを果たしたもの。

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2013年6月11日

★ゲルギエフ&ロンドン交響楽団のラフマニノフ : 交響曲 第2番(ライヴ録音)


ラフマニノフ : 交響曲 第2番

指揮:ワレリー・ゲルギエフ

管弦楽:ロンドン交響楽団

録音:2008年9月20日~21日、ロンドン、バービカンホール (ライヴ録音)
 
CD:キング・インターナショナル(LSO Live)  KKC-5278 Hybrid SACD(輸入盤・日本語解説書付)

 このCDは、2008/09年のシーズンのオープニング「ラフマニノフ・フェスティヴァル」において、大評判を取った、ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団による交響曲第2番のライヴ録音。ゲルギエフは1993年にも、マリインスキー劇場管を指揮してセッション録音を行っており、今回は15年ぶり録音。ゲルギエフ(1953年生まれ)は、ロシア出身の指揮者。1988年からマリインスキー劇場芸術監督・総裁を務めている。2015年からは、マゼールの後を継ぎ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任することになっている。

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2013年6月10日

★ロータス・カルテット、2012年11月の東京・杉並公会堂でのライヴ盤


ハイドン:「ヴェネツィアの競艇」op.20-4より 第1楽章
モーツァルト:「ミラノセット」第1番 K.155より 第1楽章
プッチーニ:菊の花
レスピーギ:シチリアーノ
ヴォルフ:イタリアン・セレナーデ
ドヴォルジャーク:「アメリカ」より 第4楽章
バーバー:アダージョ
ラヴェル:弦楽四重奏曲

弦楽四重奏:ロータス・カルテット

録音:2012年11月30日、東京・杉並公会堂(ライヴ録音)

CD:ナミ・レコード WWCC-7728

 2012年、ジャパン・ツアーにおける気軽なプログラミングでのライヴ録音。ロータス・カルテットは、1992年日本で結成され、1993年大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で第3位入賞。1995年ドイツ・シュトゥットガルト音楽芸術大学に入学。メロス弦楽四重奏団に師事。 1997年4月、難関のロンドン国際弦楽四重奏コンクールでメニューイン特別賞受賞。また、パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールで第3位特別賞受賞。さらに、ドイツBDI音楽コンクール弦楽四重奏部門で第1位。以後、世界的に活躍する日本の弦楽四重奏団として名声を得ている。

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2013年6月07日

★バロック・ヴァイオリニスト カルミニョーラのヴィヴァルディ:協奏曲集


 

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲
          ホ短調 RV281/ハ長調 RV187/ニ長調 RV232/ヘ長調 RV283/変ホ長調 RV254/ニ短調 RV243

ヴァイオリン:ジュリアーノ・カルミニョーラ

指揮&チェンバロ:オッターヴィオ・ダントーネ

弦楽合奏:アッカデーミア・ビザンティーナ

録音:2012年6月、バーニャカヴァッロ、聖ジローラモ教会

CD:ユニバーサルミュージック(アルヒーフ) UCCA-1099(SHM-CD)

 ジュリアーノ・カルミニョーラ(1951年生まれ)は、イタリアのヴァイオリニスト。モダンとバロック双方のヴァイオリンの演奏を行う。ヴェネツィア音楽院でルイジ・フェロに学ぶ。1973年のパガニーニ国際コンクールで第5位に入賞するなど、多くの国際コンクールでの入賞歴を持つ。1983年にアンドレア・マルコンの主宰する古楽器グループ「ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ」に参加。1997年にはマルコンとともに「ヴェニス・バロック・オーケストラ」を結成。

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2013年6月06日

★ストラヴィンスキー:春の祭典&火の鳥の伝説の自作自演アニヴァーサリー・エディション


ストラヴィンスキー:春の祭典&火の鳥

指揮:イゴール・ストラヴィンスキー

管弦楽:コロムビア交響楽団

CD:ソニーミュージックジャパン SICC10178~9(2枚組、DISC1のみSACDハイブリッド)

 ストラヴィンスキー「春の祭典」の世界初演100年記念アルバムによる自作自演盤。作曲家ストラヴィンスキーは、1920年代後半から自作を指揮しての録音を開始した。DISC1(SACDハイブリッド)は、最晩年のステレオ録音による自作自演集から、1959年と1967年にコロンビア交響楽団を指揮して録音した「春の祭典」と「火の鳥」の1945年版組曲を収録。DISC2は、1940年代に、ニューヨーク・フィルを指揮したDISC1と同じ曲目2曲を収録。

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2013年6月04日

★ムーティ&ウィーン・フィルの1975年来日公演のライブ録音盤


ベートーヴェン : プロメテウスの創造物序曲 
ブラームス : ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ドヴォルザーク : 交響曲第9番「新世界より」 
ヴェルディ : 「運命の力」 序曲

指揮:リッカルド・ムーティ

管弦楽団:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ヴァイオリン:ライナー・キュッヒル

チェロ:ロベルト・シャイヴァイン

録音 : 1975年4月3日、NHKホール (ライヴ録音)

CD:アルトゥス ALT-255~6(2CD)

 このCDは、1975年、34歳のムーティと、それに応えるウィーンフィルが大熱演した、来日初顔見せのライヴ録音。ムーティ(1941年生まれ)は、イタリア出身の指揮者。1967年グィード・カンテッリ賞受賞。1972年からフィルハーモニア管弦楽団を定期的に指揮し、首席指揮者に就任。1980年から1992年までは、フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督。1986年から2005年までは、ミラノ・スカラ座の芸術監督、1987年にミラノ・スカラ座管弦楽団の首席指揮者を務める。2010年シカゴ交響楽団音楽監督に就任。現在、ウィーン・フィル名誉団員であり、現代を代表する巨匠の一人。

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