2024年11月14日

クープラン:クラヴサン曲集第4巻~第21オルドル ホ短調
ハートの女王
躍動
クープラン
ハープ
澄ました皮肉屋
ドビュッシー:ベルガマスク組曲 CD 82
前奏曲
メヌエット
月の光
パスピエ
ラヴェル:鏡 M.43
蛾
悲しい鳥たち
海原の小舟
道化師の朝の歌
鐘の谷
ピアノ:ファジル・サイ
CD:ワーナーミュージック・ジャパン
このCDアルバムは、クロード・ドビュッシー、フランソワ・クープラン、モーリス・ラヴェルというフランスを代表する3人の作曲家の作品をまとめたもの。ファジル・サイは、パンデミックによるロックダウン期間中に、「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」の録音盤と同じように、色鉛筆でこれらの作品に徹底的に研究した後に、2023年に録音を行ったという。
ピアノのファジル・サイ(1970年生まれ)は、トルコ、アンカラ出身。アンカラ国立音楽学院で学ぶ。17歳でデュッセルドルフのシューマン音楽院に留学。1992年から1995年までベルリン音楽院で学ぶ。1994年「ニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディション」で優勝し、一躍脚光を浴びる。ピアノ演奏家としてだけでなく、作曲家としても活動。16歳で作曲した”Black Hymns”は、ベルリン建都750周年記念行事で演奏され、2006年にはザルツブルク音楽祭のために「In the Serai」を作曲。2006年から映画音楽の作曲も手掛け始める。
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2024年11月11日

エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 Op.61
カリッシマ(ヴァイオリンとピアノのための)
ヴァイオリン:ヴィルデ・フラング
ピアノ:トーマス・ホッペ
指揮:ロビン・ティチアーティ
管弦楽:ベルリン・ドイツ交響楽団
CD:ワーナーミュージックジャパン 2173240942
ヴァイオリンのヴィルデ・フラング (1986年生れ) は、ノルウェーの首都オスロ出身。オスロのバラット=デューエ音楽院で学び、その後ハンブルク音楽演劇大学、クロンベルク・アカデミーで学ぶ。 10歳でノルウェー放送交響楽団と共演しデビュー。12歳の時にマリス・ヤンソンス指揮オスロ・フィルハーモニー管弦楽団と共演し国際的な注目を集める。以後、フィルハーモニア管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、hr交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。2011年に初来日し、アレクサンダー・リープライヒ指揮NHK交響楽団とシベリウスのヴァイオリン協奏曲を共演し、日本デビューを果たす。ヴィルデ・フラングは、このCDの録音の前に、エルガー:ヴァイオリン協奏曲のコンサートを開催しているが、その演奏に対して「エルガーの並外れた美しさを引き出した素晴らしい演奏」と、高い評価を得ている。
ピアノのトーマス・ホッペは、ドイツ、マインツ出身。1993年に渡米し、ジュリアード音楽院で学ぶ。 2001年、同大学院を卒業後、ピアニスト、伴奏者として活躍。2003年に結成されたアートス・トリオ・ベルリンの創設メンバー。リサイタルのほか、声楽を中心とする室内楽、オーケストラの中でのピアニスト、さらには声楽のコーチとしても活躍。
指揮のロビン・ティチアーティ(1983年生まれ)は、ロンドン出身。15歳で指揮活動を始める。26歳の若さでスコットランド室内管弦楽団の首席指揮者となり、2014年からはイギリスの伝統あるグラインドボーン音楽祭の音楽監督を務める。2017年にはベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督に就任するなど、指揮者としては異例の早熟ぶりを発揮している。
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2024年11月07日

ベートーヴェン(リスト編曲):連作歌曲集「遥かなる恋人に」Op.98 / S.469
第1曲:丘の上に腰をおろし
第2曲:灰色の霧の中から
第3曲:天空を行く軽い帆船よ
第4曲:天空を行くあの雲も
第5曲:五月は戻り、野に花咲き
第6曲:愛する人よ、あなたのために
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 「ハンマークラヴィーア」Op.106
第1楽章:Allegro
第2楽章:Scherzo. Assai vivace
第3楽章:Adagio sostenuto
第4楽章:Largo – Allegro risoluto
録音:2024年7月、ベルリン、テルデックス・スタジオ
ピアノ:辻井伸行
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-40132
このCDは、辻井伸行のドイツ・グラモフォン・デビューアルバム。ベートーヴェン:「ハンマークラヴィーア」は、辻井が2009年の「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で優勝した際に披露した作品で、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲中、技術的にも、頭を使う点でも、そしてその規模からしても演奏者にとって最も難しい作品の一つ。
ピアノの辻井伸行(1988年生まれ)は、東京都出身。2005年第15回「ショパン国際ピアノコンクール」で「ポーランド批評家賞」を受賞。2009年「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で優勝(日本人として初)。2009年文化庁長官表彰(国際芸術部門)、2010年第11回「ホテルオークラ音楽賞」及び第1回「岩谷時子賞」、2013年「日本ショパン協会賞」受賞。2013年英国最大のクラシック音楽の音楽祭”BBCプロムス”に出演し「歴史的成功」と称賛された。作曲家としても注目されており、映画「神様のカルテ」で第21回「日本映画批評家大賞」受賞。現在、欧米の一流オーケストラの定期公演にもたびたび招聘されており、世界的オーケストラとの共演が数多く予定されている。2024年日本人ピアニストとして初めて、クラシック音楽の名門レーベル「ドイツ・グラモフォン」と専属契約を結んだ。
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2024年11月04日

フランク:交響曲 ニ短調
フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」 作品80
指揮:ダニエル・バレンボイム
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCG-45107
互いを完璧に理解し合っている指揮者・ピアニストのダニエル・バレンボイムとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。今作は、2024年に没後100年を迎えたフランスの偉大な作曲家、ガブリエル・フォーレを記念した録音。2023年6月初旬にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地、ベルリン・フィルハーモニーで演奏し、好評を集めたプログラム。
ダニエル・バレンボイム(1942年生れ)は、アルゼンチン出身で現在の国籍はイスラエル。両親からピアノの指導を受け、少年時代から音楽の才能を発揮する。7歳のときブエノスアイレスで最初の公開演奏会を開いた。1952年家族を挙げてイスラエルに移住。同年ピアニストとしてヨーロッパ・デビューを果たす。1957年にはニューヨークのカーネギー・ホールで米国デビュー。ピアニストとしての名声を確固たるものとした後、1966年からイギリス室内管弦楽団と弾き振りでモーツァルトのピアノ協奏曲の録音を開始し、指揮者としてのデビューも果たす。パリ管弦楽団首席指揮者、シカゴ交響楽団音楽監督、ミラノ・スカラ座音楽監督、ベルリン国立歌劇場音楽総監督、シュターツカペレ・ベルリン音楽監督を歴任。2019年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団名誉指揮者に就任。これまで「ウルフ賞」、「グラミー賞」、「高松宮殿下記念世界文化賞」など多数の受賞歴を持つ。ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート指揮者は、これまで3回(2009年、2014年、2022年)務めている。
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2024年10月31日

「ラ・ペリ」より ファンファーレ
ラ・マルセイエーズ
鏡の踊り
操り人形の葬送行進曲
「小組曲」より 小舟で
ジムノペディ 第1番 (管弦楽版)
ジムノペディ 第2番 (管弦楽版)
グノシエンヌ 第1番 (管弦楽版)
グノシエンヌ 第3番 (管弦楽版)
ボレロ
パリのアメリカ人
愛の小径
パリの空の下
指揮:山田和樹、大井剛史、秋山和慶、高関健
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団
合唱:東京混声合唱団
CD:キングインターナショナル KICC-1616
このアルバムは、2024年の夏、スポーツの祭典によって空前の盛り上ったパリの街にちなんだ作曲家とその名作の数々を収めたCD。古から今に至るまで、パリがヨーロッパ文化の中心にあることの証明だ。パリを巡る音楽の旅に「ボン・ヴォヤージュ(良い旅を)!」。ナビゲーター:田中泰。
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2024年10月28日

グリーグ:ソルヴェイグの歌(劇音楽「ペール・ギュント」より)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV 8
ショスタコーヴィチ:ロマンス (映画音楽「馬あぶ」より)
アレクセイ・ショール(ミハイル・プレトニョフ編):
ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 (ヴァイオリン協奏曲第4番による)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 Op.45
ヴァイオリン:ダニエル・ロザコヴィッチ
ピアノ:ミハイル・プレトニョフ
CD:ワーナーミュージックジャパン 2173.228580
13歳の時にヴェルビエ音楽祭で初めてプレトニョフの演奏を聞き強い感銘を受けたというロザコヴィッチ。数年後に音楽祭のディレクター、マーティン・エングストロームの紹介でプロトニョフと会う機会を持ち、チャイコフスキーの三重奏曲を演奏。以降、世代を超えた友情を育んできた。グリーグ、フランクのソナタに加え、1970年ウクライナ生まれのアレクセイ・ショールのヴァイオリン協奏曲を基に、プレトニョフがヴァイオリン・ソナタにアレンジした作品がおかれており、異色の輝きを放つ。数学者でもあるショールは作曲家としては遅咲きだが、これまでの作品は高く評価されており、世界的なアーティストたちが挙って演奏している。
ヴァイオリンのダニエル・ロザコヴィッチ(2001年生まれ)は、スウェーデン、ストックホルム出身。6歳からヴァイオリンを始めた。そのわずか2年後にはウラディーミル・スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオージ室内管弦楽団との共演で、公式にデビュー。ウィーン国立音楽大学のドラ・シュヴァルツベルク教授と、カールスルーエ音楽大学の音楽教授ヨーゼフ・リシンに師事。「ウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクール」で優勝し、その名は世界的に知られるようになった。2016年5月に国際的デビューを果たす。2017年、アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団との共演でタングルウッド音楽祭にデビューし、絶賛された。
ピアノのミハイル・プレトニョフ(1957年生れ)は、ロシア出身のピアニスト兼指揮者。モスクワ音楽院で学ぶ。ピアニストとして1978年「チャイコフスキー国際コンクール」で優勝し、世界的な注目を浴びる。1990年ソ連で最初の私設オーケストラ「ロシア・ナショナル管弦楽団」を設立して、指揮活動も開始。現在、ロシア・ナショナル管弦楽団の芸術監督を務めている。指揮者として、またピアニストとして1度ずつグラミー賞に入賞。
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2024年10月24日

チャイコフスキー(編:石井琢磨):花のワルツ<バレエ組曲「くるみ割り人形」より>
グリーグ: 朝 <「ペール・ギュント」第一組曲より>
ホルスト(編:石井琢磨・横内日菜子):ジュピター <組曲「惑星」より>
ブラームス : インテルメッツォ Op.118-2 イ長調 <「6つの小品」より>
坂本龍一:インテルメッツォ
ドビュッシー :ゴリウォーグのケークウォーク <組曲「子供の領分」より>
平井康三郎:幻想曲「さくらさくら」
モーツァルト(編:リスト):アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
シュトラウスファミリー(編:ござ):ウィーン・パラフレーズ
シャーマン兄弟(編:菊池亮太):チム・チム・チェリー <ミュージカル「メリー・ポピンズ」より>
リスト: ラ・カンパネラ <「パガニーニ大練習曲集」より 第3曲>
<ボーナストラック>
ピアソラ:リベルタンゴ with 菊池亮太
ラヴェル:ラ・ヴァルス with 髙木竜馬
ピアノ:石井琢磨
CD:イープラス EM-42
奥村厚一展テーマ曲に決定し、CMでもおなじみのグリーグの「朝」、ブラームスと坂本龍一の「インテルメッツォ」、ござ編曲のシュトラウスファミリーの「ウィーン・パラフレーズ」、さらに菊池亮太、髙木竜馬との演奏など、クラシックの可能性を大きく広げる石井琢磨のCDアルバム。
ピアノの石井琢磨(1989年生まれ)は、徳島県鳴門市出身。2008年東京都立芸術高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業。ウィーン国立音楽大学コンサートピアノ科修士課程を審査員満場一致の最優秀で修了。同大学ポストグラデュアーレコース卒業。2016年ルーマニア・ブカレストでの「ジョルジュ・エネスク国際コンクール」ピアノ部門第2位受賞(日本人ピアニストとして初入賞)。これを機にヨーロッパでの本格的な音楽活動を始める。
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2024年10月21日

ブラームス: ピアノ協奏曲第1番/第2番
シューマン: ピアノ協奏曲
ウェーバー: コンチェルトシュテュック
ピアノ:アルフレート・ブレンデル
指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット
ベルナルト・ハイティンク
クラウディオ・アバド
管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ロンドン交響楽団
CD:タワーレコード PROC-2408~9(2枚組)
このCDアルバムは、1973年5月と11月にコンセルトヘポウ管弦楽団と収録したPHILIPSレーベルへの第1回目の収録であるブラームスのピアノ協奏曲第1番・第2番と、1979年のアバド&ロンドン交響楽団との共演であるシューマンとウェーバーをDISC1と2に分割し、計3つのアルバムを2枚に集めた。このうちアバドとのシューマン他は一般流通以外でSA-CDハイブリッド盤が1度出ているが、他の2曲は今回が初SA-CD化となる音源。
2024年最新マスタリング音源使用。英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施。
アルフレッド・ブレンデル(1931年生まれ)は、チェコスロバキア出身で、ユーゴスラビア(クロアチア)で育ったオーストリアのピアニスト。6歳からピアノを学び始める。ザグレブに移った後、1943年にさらにグラーツへ移り、グラーツ音楽院で学ぶ。1947年にウィーンへ行き、ウィーン音楽院で学ぶ。1948年、グラーツで初めてのリサイタルを開催。翌1949年の「ブゾーニ国際コンクール」で4位入賞し、ウィーンでのコンサート・デビューを飾る。また、この年の夏にルツェルンで行われていたエドヴィン・フィッシャーのマスター・クラスに参加し、多大な影響を受ける。1960年代以降、次第に国際的な名声を得るようになる。1970年代にベートーヴェンのピアノソナタ全曲を録音し、1982年から1983年にベートーヴェンの全ソナタ32曲を欧米の11都市、77リサイタルで演奏。ブレンデルの演奏は、華麗さや派手さはないものの、中庸を行く知的で正統的な解釈で多くの音楽ファンを惹きつけてきた。レパートリーも、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンといった、ドイツ・オーストリア音楽の王道とも言うべき作曲家の作品を得意とした。2007年11月、ブレンデルは、2008年12月18日のウィーンでのコンサートをもってコンサートの舞台から引退することを発表。
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2024年10月17日

<CD 1>
ショスタコーヴィチ:交響曲 第4番 ハ短調 作品43
<CD 2>
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 作品47
交響曲 第6番 ロ短調 作品54
指揮:クラウス・マケラ
管弦楽:オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
CD:ユニバーサルミュージック UCCD-45030~31
クラウス・マケラとオスロ・フィルハーモニー管弦楽団との関係が始まった当初から、ショスタコーヴィチの音楽は、彼らのプログラミングの中核をなしており、彼らが交響曲第5番を初めて演奏したのは、マケラが首席指揮者に就任する前の2019年11月であった。
指揮のクラウス・マケラ(1996年生まれ)は、フィンランド出身。シベリウス・アカデミーで指揮とチェロを学ぶ。チェリストとして数々のオーケストラと共演しつつ、10代の頃から指揮者としても頭角を現し、これまでにフィンランド放送響、ヘルシンキ・フィル、ライプツィヒ放送響など、世界の一流オーケストラを指揮し、「数十年に一度の天才指揮者の登場」とも評される大成功を収めている。さらにチェリストとしてフィンランドの主要オーケストラと共演。2020年24歳でオスロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督・首席指揮者に就任。2021年パリ管弦楽団の音楽監督に就任。また、2027年からロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任する予定。
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2024年10月14日

シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 D887
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
コジモ・カロヴァーニ:弦楽四重奏曲第10番「In seinem Schatten」
弦楽四重奏:クァルテット・インダコ
エレオノーラ・マツノ(ヴァイオリン)
イダ・ディ・ヴィータ(ヴァイオリン)
ジャミアング・サンティ(ヴィオラ)
コジモ・カロヴァーニ(チェロ)〕
録音:2023年6月17日、クラシカ・ヴィーヴァ・スタジオ(ドルノ、イタリア)
CD:Da Vinci Classics C00871(海外盤/東京エムプラス)
「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」は、「世界7大室内楽コンクール」の1つにも数えられる権威ある音楽コンクールで、コロナ禍による中止を経て6年ぶりに開催された2023年の第1部門(弦楽四重奏)において、見事第1位に輝いたのが、イタリアの実力派弦楽四重奏団「クァルテット・インダコ」。アンサンブル名の「Indaco」は「藍色/インディゴ」を指す言葉。「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」ではイタリアのクァルテットとして初めて優勝し、2つの特別賞(MK記念会賞/ストリング・クァルテット・ビエンナーレ・アムステルダム賞)を受賞した。
弦楽四重奏の「クァルテット・インダコ」は、フィエーゾレ音楽院とハノーファー音楽演劇大学(オリバー・ヴィレの指導のもと、室内楽の修士号を取得)を卒業後、キジアーナ音楽院でギュンター・ピヒラーのマスタークラスを受講。2017年に「スコッティーズ賞」、「プレミオ・パオロ・ボルチアーニコンクール」でファイナリスト選出、「マンハッタン国際コンクール」ゴールドメダル、「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023」第1位など数々の国際的な賞や奨学金を獲得し、“コンパクトなアンサンブルで、エナメル質と高揚感で満ちている” と表現されている。イタリアの著名な音楽祭や機関に招聘され、ヨーロッパ各地や海外でも定期的に演奏し、今日、同世代のイタリアの弦楽四重奏団の中でも特に注目を集めるアンサンブルであるとみなされている。
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