クラシック音楽 新譜CD情報


2014年9月25日

★ファジル・サイのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番他


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
          ピアノソナタ第32番/第14番「月光」

ピアノ:ファジル・サイ

指揮:ジャナンドレア・ノセダ

管弦楽:フランクフルト放送交響楽団

録音:2013年

CD:エイベックス・クラシックス AVCL-25835

 ピアノのファジル・サイ(1970年生まれ)は、トルコ出身のピアニスト兼作曲家。アンカラ国立音楽学院でピアノと作曲を学ぶ。17歳でデュッセルドルフのシューマン音楽院に留学。その後、ベルリン音楽院で学び、1994年にニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝。作曲家としても、トルコ人の詩人ナーズム・ヒクメットの詩をベースに作曲されオラトリオ「ナーズム」は、2001年アンカラで、トルコ大統領アフメト・ネジデト・セゼル臨席のもと初演されるなど注目を浴びている。このCDは、ファジル・サイ、待望のベートーヴェン・アルバム第2作。

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2014年9月22日

★ニコラウス・アーノンクールのモーツァルト:後期三大交響曲の最新盤


モーツァルト:後期三大交響曲(交響曲第39番/第40番/第41番「ジュピター」)

指揮:ニコラウス・アーノンクール

管弦楽:ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

録音:2012年12月1日&2日(K.550)、2013年10月12日&13日(K.543&K.551) 、ウィーン、ムジ ークフェラインザール(ライヴ録音)

CD:ソニーミュージックジャパン

 1991年のヨーロッパ室内管との録音以来ほぼ四半世紀ぶりに録音であり、「ポストホルン&ハフナー交響曲」に続く、アーノンクールのモーツァルト最新録音。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスは、ウィーンを拠点する古楽器オーケストラ。1953年にニコラウス・アーノンクールとその妻アリス・アーノンクールを中心としたウィーン交響楽団のメンバーによって設立。2013年に創立60年を迎えた老舗の古楽器オーケストラ。

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2014年9月18日

★ルノー・カピュソンの“弾き振り” バッハ&ヴァスクス:ヴァイオリン協奏曲集


バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番/第1番
ペーテリス・ヴァスクス:ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲「遠き光」

ヴァイオリン・指揮:ルノー・カピュソン

管弦楽:ヨーロッパ室内管弦楽団, フリシュ(セリーヌ), ボッラーニ(ロレンツァ), グールド(ルーシー)他

CD:ワーナーミュージック・ジャパン

 ルノー・カピュソン(1976年生まれ)は、フランス出身のヴァイオリニスト。バロック奏法の影響を受けたモダン楽器のヴァイオリニストであると同時に、フランコ・ベルギー派の伝統も受け継いでいる。ペーテリス・ヴァスクス(1946年生まれ)は、ラトビア出身の現代作曲家。ヴァスクスのスタイルは、初期は「偶然性の音楽」、その後、ラトビア民謡の要素も含むようになっていった。1997年に作曲したヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲「遠き光」では、「ラトビア・グランド・ミュージック・アワード」を受賞している。

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2014年9月15日

★サイモン・ラトル&ベルリン・フィルのシューマン : 交響曲全集


シューマン : 交響曲全集(第1番~第4番)

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:サー・サイモン・ラトル

録音 : 2013年2月14~16日 (第3番) / 2月20~22日 (第2番) / 10月31日~11月2日 (第1&第4番)、ベルリン・フィルハーモニー

CD:キング・インターナショナル  KKC-9083(2CD+1Blu-ray)

 これは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の自主レーベルの第1弾(レーベル名 「ベルリン・フィル・レコーディングス」)。96kHz/24bit高品位音声トラックが収録されたブルーレイ・ディスク・オーディオ、ハイビジョン映像を収録したブルーレイ・ディスク・ビデオの両方のコンテンツが含まれたブルーレイ・ディスクが1枚とCD2枚組が含まれている。さらに、全曲の192kHz/24bitハイレゾ音源をダウンロードできるコードを封入。また、デジタル・コンサートホールの7日間チケットも添付され、ベルリン・フィルの演奏を、多面的に体験できる。また、CD及びブルーレイ・オーディオ、ダウンロードの音源は、コンサート映像の音とは異なり、音のみで入念にマスタリングした音質となっている。また、このシューマンの交響曲全集をLPにてリリースを予定している。

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2014年9月11日

★円熟の極み、ポリーニ3度目のブラームス:ピアノ協奏曲第1番


ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

指揮:クリスティアン・ティーレマン

管弦楽:シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2011年6月 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)

CD:ユニバーサルミュージック UCCG-1556(ドイツ・グラモフォン<日本盤のみSHM仕様>)

 ポリーニ2年振りのニュー・アルバムは、DGに3度目となるブラームスの第1協奏曲(1回目は1979年ベーム指揮VPO、2回目は1997年アバド指揮BPOとのライヴ)。今回は、ドイツ音楽の正統的継承者に名実ともに相応しくなったティーレマンが、2012年から首席指揮者就任が決まっているシュターツカペレ・ドレスデンを指揮しているというのも大きな魅力。ポリーニとシュターツカペレの25年ぶりの共演のライヴ録音。

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2014年9月08日

★ロシアの逸材 イゴール・レヴィットのベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集


<ディスク:1>
ピアノ・ソナタ第28番/第29番「ハンマークラヴィーア」

<ディスク:2>
ピアノ・ソナタ第30番/第31番/第32番

ピアノ:イゴール・レヴィット

CD:ソニーミュージック・ジャパン SICC30145~6

 ピアノのゴール・レヴィットは、1987年、ロシアのニージニーノブゴロドに生まれる。8歳のとき家族と共にドイツに移り、ハノーヴァー音楽大学を卒業。2005年ルービンシュタイン国際ピアノコンクールに最年少出場で4つの賞を獲得。2004年マリア・カラス国際コンクール(アテネ)で第2位、浜松国際ピアノアカデミーコンクールで第1位。2009年若い音楽家のための「ルイトポルト賞」を受賞。2012年2月に来日ツアーを行った。このCDは、イゴール・レヴィットのソニー・クラシカル契約第一弾アルバム。

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2014年9月01日

★「平尾貴四男作品集IV」~生誕100年記念演奏会ライヴ盤~


<ディスク:1>
平尾貴四男:オーボエ・ソナタ (1951年)
子守唄 (1945年)
ヴァイオリン・ソナタ (1947年)

<ディスク:2>
平尾貴四男:木管五重奏曲(1950年)
フルート・ソナチネ (1941年)
フルート三重奏曲 (1949年)

ピアノ:平尾はるな
ヴァイオリン:千々岩英一
オーボエ:辻功
フルート:野口龍
クラリネット:板倉康明
ホルン:有馬純晴
ファゴット:井上俊次

録音:2007年7月/2008年4月、東京文化会館

CD:ALM RECORDS/コジマ録音 ALCD‐9136~7(2枚組)

 このCDは、46歳で早逝した作曲家・平尾貴四男(1907年―1953年)の生誕100年記念演奏会ライヴ録音盤。平尾貴四男は、東京都出身。慶應義塾大学医学部に入学したが、文学部独文科に転じて卒業。1938年までパリのスコラ・カントルムとセザール・フランク音楽学校で作曲およびフルートを学ぶ。帰国後1948年に作曲グループ「地人会」を結成。代表作にオペラ「隅田川」、管弦楽曲「砧」、ヴァイオリン・ソナタ、ピアノソナタ、歌曲などがある。国立音楽大学教授、日本現代音楽協会委員長などを務める。毎日音楽賞受賞。

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2014年8月28日

★ルクセンブルク出身のピアニスト キャシー・クリエによるヤナーチェク:ピアノ作品集


~ヤナーチェク:ピアノ作品集~

<Disc1>

「草陰の小径にて」第1集/第2集
エイ、ダナイ!
2つのモラヴィア舞曲
ズデンカ変奏曲

<Disc2>

ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日の街角で」
霧の中で
小品 (1877-1927)
思い出
カミラ・ステッスロヴァのためのアルバム
モラヴィアの民謡集

ピアノ:キャシー・クリエ

録音:2013年2月、3月、ルクセンブルク・フィルハーモニー

CD:キング・インターナショナル KKC-5388(2枚組)

 ルクセンブルク出身のピアニスト、キャシー・クリエは、ケルン音楽大学で学び,その後ヨーロッパを中心に演奏活動を行っており,実力派ピアニストが集うルール・ピアノ・フェスティヴァルにも出演しているほか,ルクセンブルクのオーケストラやアンサンブルを中心に共演も重ねてきている。第2弾となる同アルバムは、現チェコ東部のモラヴィア出身のヤナーチェクのピアノ作品集。

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2014年8月25日

★グルジア出身の新星ピアニスト カティア・ブニアティシヴィリのCD第3弾


アリア「羊は憩いて草を食み」
10月:秋の歌
失われた幻影
月の光
映画「アーモンドの花咲くとき」メインテーマ
ムジカ・リチェルカータ第7番
間奏曲
子守唄
スラヴ舞曲
亡き王女のためのパヴァーヌ
練習曲嬰ハ短調 作品25-7
練習曲嬰ハ短調 作品2-1
ソナタ ホ長調 K.380
郷愁
あなたは私を愛してないの?
メヌエット ト短調 HWV439
アリーナのために

ピアノ:カティア・ブニアティシヴィリ

CD:ソニーミュージックジャパン SICC3017

 ピアノのカティア・ブニアティシヴィリは、グルジアのトビリシ出身。6歳の時、オーケストラとソリストとしてデビューを果たす。2003年ホロヴィッツ国際ピアノ・コンクールで優勝。2008年アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで第3位。クレーメルやアルゲリッチなどから高い評価を受けている。CDは、第1作がリスト作品集、第2作がショパン作品集で、そして今回の「マザーランド」と題した第3集は、子守歌や、郷愁を誘う曲、民謡、追悼の曲など、不思議な思いに誘われる小品を多数収録。

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2014年8月21日

★ウィーンの新しい風、バオレ・ウィーン木管五重奏団によるヒンデミット、ハース、ピルス、リゲティ作品集


パウル・ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内音楽 作品24-2
パーヴェル・ハース:管楽のための五重奏曲 作品10
カール・ピルス:木管五重奏のためのセレナード
ジェルジー・リゲティ:管楽五重奏のための6つのバガテル

木管五重奏:バオレ・ウィーン木管五重奏団
マティアス・シュルツ(フルート/ピッコロ)
ヘルベルト・マダータナー(オーボエ)
ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)
ダーヴィト・ザイデル(ファゴット)
ヨナス・ルードナー(ホルン)

録音:2014年4月ほか、シンフォニア・スタジオ(ウィーン・コンツェルトハウス)

CD:カメラータ・トウキョウ CMCD28306

 ウィーンの新しい風、バオレ・ウィーン木管五重奏団は、この次世代のウィーンのオーケストラを担う実力派若手奏者たちによって2009年に結成さた。ヒンデミット、ハース、リゲティの20世紀を代表する木管五重奏の名曲と、知られざる名作曲家カール・ピルスの作品を、若きスター バオレ・ウィーン木管五重奏団が届ける待望のデビュー・アルバム。

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