2025年5月05日
モーリス・ラヴェル
3羽の美しい極楽鳥( 「3つのシャンソン」より)
ダフニスの優雅で軽やかな踊り
ホアキン・ニン(1879-1949)
ラヴェルへのメッセージ(「一連のワルツ」より)
モーリス・ラヴェル
花嫁の歌(「5つのギリシャ民謡」より)
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947- )
夜の
モーリス・ラヴェル
ダフニスとクロエからの交響的断章
夜想曲―間奏曲―戦いの踊り
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986)
前奏曲 第5番( モーリス・ラヴェルへのオマージュ)
モーリス・ラヴェル
ハバネラ形式のヴォカリーズ
フレデリック・デュリユー(1959- )
すべての倒れる者たちのために(モーリス・ラヴェルへのオマージュ)
モーリス・ラヴェル
ラ・ヴァルス
リカルド・ビニェス(1875-1943)
メヌエット・スペクトラル(モーリス・ラヴェルを偲んで)
ハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002)
モーリス・ラヴェルへの哀歌
ベッツィ・ジョラス(1926- )
しおり紐(モーリス・ラヴェル讃)
アルテュール・オネゲル(1892-1955)
ラヴェルへのオマージュ(「3つの小品」より)
モーリス・ラヴェル
ダフニスとクロエの情景
ピアノ:ベルトラン・シャマユ
CD:ワーナーミュージック 2173.260123
このCDは、ラヴェル作品に対してお互いに向き合い、ラヴェルに敬意を表した作品を組み合わせた、これまでのアルバムが世界的に高い評価を得ているベルトラン・シャマユによる、ラヴェル生誕150年記念アルバム。
ベルトラン・シャマユ(1981年生まれ)は、フランス、トゥールーズ出身。ロマン派音楽を中心に、ラヴェルや現代音楽の演奏でも知られる。わずか1ヶ月足らずで楽譜が読めるようになった幼少時のシャマユは、しかしとくに執拗な練習をするということはなく、自作曲を自宅のアップライト・ピアノで試奏するなどして過ごしていた。トゥールーズ音楽院のクロディーヌ・ウィロースに、さらにパリ音楽院のジャン=フランソワ・エッセールに師事し、15歳でパリ音楽院に入学。その後、ロンドンにてマリア・クルチオから個人的な指導を受けたほか、レオン・フライシャー、ドミトリー・バシキーロフからも薫陶を受け、マレイ・ペライアからは最大の影響を受けた。2001年「ロン=ティボー国際コンクール」第4位などの受賞歴を持つ。その後世界各国の主要な管弦楽団との共演、音楽祭への出演、室内楽の演奏などを行うほか、ナイーヴ、ソニー・クラシカル、エラート/ワーナー・クラシックスといったレーベルから多くの録音を発表。ロマン派音楽を中心的なレパートリーとするほか、アンリ・デュティユー、ピエール・ブーレーズ、エサ=ペッカ・サロネンといった現代の作曲家の新作の演奏においても存在感を発揮。2015年には芸術文化勲章「シュヴァリエ」を授与されたほか、クラシック音楽「ヴィクトワール賞」を唯一3度受賞している。